土地代金の決済が済みました。契約のとき以来半年ぶりに、不動産会社の皆さんや売主さんたちと顔を合わせ、土地代金や仲介料などを支払い、領収書をいただいてきました。また、司法書士のM先生も同席されて、所有権移転登記および抵当権の設定について、委任状に印鑑を押して、手数料等をお支払いしました。
M先生はその日のうちに法務局に足を運んで、登記の手続をされるとのことでした。来週の頭くらいまでには手続は終了し、私のところには土地の権利書が届くのだそうです。これでようやく公的にも「私の土地」ということになります。
BESS浜松のKさんからは、「ついに地主さんになる時がまいりました」「おめでとうございます」とメールをいただきました。確かにその通りで、家造りの中では大きな一歩。嬉しいのは私も同じはずなんですが、実は決済が終わった後に考えていたのは全く別のことでした。
決済とはいえ、実際に私自身は今回は1円も支出をしていません。実際には、今回は金融機関から住宅ローンで借り入れた資金の一部が初めて払い出されて、これがいろいろな皆さんのところに分配されたわけです。言い換えれば、この日は私が数千万円の借金を確定させた日。これから、長い長い返済の日々がスタートします。
これまで私が過ごしてきた人生の長さに匹敵する返済期間。予定通りに返済したとしても、既にこの世を去っている私の母よりも、父よりも長生きしなくては、私自身では完済できないということになります。まさに一生をかけての大仕事です。もっとも、繰り上げ返済というシステムもあるので、期間はある程度短くなる可能性もあるんですが。
現在私が取り組んでいる「マイホーム建築」というのは、それだけ大きな意味のある事業なんですよね。もちろん、建てて終わりではありません。せっかく夢を託して建てる家なんですから、全てのローンを返済する日まで、さらにそれより先までも、ずっと楽しく住まい続けたいものです。
そんな風に、自分の人生の長さ、そしてその終わりについて思いを馳せながら、何としても、できる限り長生きしてやるぞ!と誓った日でした。言い換えると、人生を生きていく大きな目的がひとつ出来た…と言えるのかも知れません。
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