今回は、2019年に建てた庭の倉庫のお話。そもそもは、2018年の台風24号で倒壊してしまった倉庫の代わりを、何を血迷ったか自分でイチから立て直してしまった(基礎だけは再利用しましたが)…という代物なのですが、「素人の日曜大工」の割には、その後もしっかり働いています。しかし、ひとつだけ最近気になっていたことがありました。
それは、扉の板張り部分。これも、既製品のドアなどを持ってきて取り付けたのではなく、スギの2×6材で枠をイチから組み、透明アクリル板の窓をはめ込んで自作した、なかなか本格的なひと品なのですが、下半分の板張りの部分に大きなすき間ができています。
ここは、外壁全体の風合いも考えて、あえて表面仕上げが粗い野地板を使って塞いでいたのですが、さすがにコレでは乾燥と共に反り返ってしまうのは避けられず、短い釘も変形に耐えきれずに抜けてきていました。これだけすき間が広がってしまうと、雨が降り込むなどの影響が怖くなってきます。崩壊する前に、直しておかなくてはなりません。
ちなみにこのすき間、我が家のカエルたちが日除けに使っていたらしく、私が点検したときにもちょうど1匹が涼をとっていました。私の姿を見つけたのか飛び出してきて。下見張りの外壁のコーナーに逃げ込んでいきました。私としては彼らと一緒にのんびり暮らしたいのですが、ちょっと悪いことをしたかな?
すっかり変形してしまった野地板を留め直すのは難しいので、新しい材料を近所のホームセンターで購入しました。野地板よりはしっかりと乾燥してあり、変形も少ないであろうツーバイフォー系の木材です。スギではなく、普通のホワイトウッドですけどね。
サイズとしては、厚めの板材の代わりにも使えてお値段も手頃な、1×4材(幅89 mm×厚さ19 mm)を選んでいます。並べるとすると、微妙に幅が足りないなぁ…と思っていたところで、1×2(幅38 mm×厚さ19 mm)の材料も売られているのを発見。これなら間を埋めるのにちょうど良さそうなので、1本買っておきました。
久々に倉庫から丸ノコやガイド定規を引っ張り出し、木くずに埋まりながらの作業です。野地板が張ってあった部分の設計寸法は570 mm×750 mm。長辺の長さより微妙に短い748 mmで切り揃えていきます。
野地板は、手で簡単に取り外せてしまったので、そのまま新しい材を並べて仮にはめてみました。微妙に角が引っかかってしまい、そのままでは収まりません。1本の幅を3 mmほど削いで、幅を合わせました。1×4材(89 mm)6本+1×2材(38 mm)1本で、規格上の幅は合計572 mm。私の設計・製作も、ツーバイフォー材の寸法も、1mm単位で正確だったようです。ねぇ、褒めて、褒めて(笑)。
あとは、表側からは見えないように、内側からコーススレッドで隅を留めて出来上がりです。デザイン的にも、野地板のときよりスッキリしてより良くなった気がします。
ホワイトウッドの耐久性を考えると、塗装は必須です。3年前に塗装したときの塗料が残っていたので、これで塗ることにしました。改めて見ると、扉の枠の部分もかなり塗装が剥がれてきていたので、この際だから…ということで扉全体を塗り直しました。
倉庫の他の部分と見比べると、扉の部分はかなり塗装の劣化が激しく見えました。やっぱり、水性と油性では耐久性が違うのだろうな…と思います。改めて、扉は油性塗料で塗り直した方がよいかも知れませんね。
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