先にWindows 98 Second Editionの話を書いたばっかりなんですが、またも新しいOSのお話です。しかも今度はBeta版。実にアブない香りがします…アブないの大好き(笑)。
このWindows 2000 Beta3 日本語版、8月30日に最初の一般公募が始まり、その日のうちに予定していた2万本が全てなくなったとか。追加されたもう2万本も31日にはなくなっていたようです。Betaというのは、まだ正式の製品版ではないので不具合など出る可能性もかなりあるものなんですが、いくら「Windows NTの後継版OSが2,000円で手に入るから」とはいっても、これまで使ってるOSと別にインストールして、テストしてみる余裕のある人ってそんなにたくさんいるんでしょうか? まあ、私はそんなことをしてみたくなる人の一人だったので…。
で、そのWindows 2000 Beta3 日本語版なんですが、先週末に無事うちに届きました。土曜日に、愛機Let’s note S21のHDDを元々入ってた3.2GBのやつに交換して(すでに6.4GBに換装済でしたからね)インストールしてみました。Windows 2000では、電源管理など特にノート機で有効な新機能が多いので、それを確認したい、ということがありましたからね。実は9821用もちゃんと同梱されていて、デスクトップにも入れられるかも?と思ったんですが、うちのXa9改は対応機種には含まれないようです。残念。
インストールそのものは、あっけないくらいすんなりと進みました。DOSプロンプトで起動して、SCSI接続でCD-ROMを繋ぎ、そこからインストールプログラムを起動しました。後は画面の指示に従うだけ。結構待たされましたが、無事Windows 2000のデスクトップが起動するところまで行きました。
で、次は他のアプリケーションをインストールすれば…というところだったんですが、ここで問題発生。インストール時に使ったCD-ROMドライブをWin2000が認識しないのです。HCL(Hardware Compatibility List:ハードウェア互換性リスト)を見ると、アイ・オー・データ製のPCカードSCSIはWin2000非対応、PanasonicのPDドライブはWin2000対応。…ということは、インターフェースカードさえ何とかなれば動くはず。というわけで、HCLに載っているAdaptecのAPA-1460Aを買ってきてしまいました。結果、無事動作。ちゃんとホットプラグで認識しました。
やはり今後製品版に向けて問題になるのはドライバの整備でしょう。優秀なPlug and Playも、ドライバ・データベースが揃わなければPlug and Pray(繋げ、そして祈るのだ)になってしまいますからね。…さ、寒い…。
いろいろなソフトを入れてみましたが、今のところ一部動作が変なソフトはありましたが(それも深刻な問題ではない)全く動作しなかったソフトは一つもありません。ゲームソフトの対応がどうかと思って、まずは「Microsoft Pinball Arcade」を入れてみましたが、全く問題なく動作。次に日本クリエイトの「高校野球道EX」を試してみましたがこれも全く問題なし。ゲームの動作については他にもやってみる予定ですが、「DirectX不要」というソフトは動作しない気がします。
あと、ソフトウェアシンセなんかは仮想的なデバイスのドライバを組み込むことになるので、ドライバ構造の違うWin2000では動かないはずです。SSK Worldではお馴染みのYAMAHA S-YXG100Plusを入れようとしてみましたが、インストーラのバージョンチェックで引っかかりました。
OSそのものの動作は全く問題なし。というより、今まで使ってたWin98よりもずっと安定性が高い。システム全体が止まって再起動せざるを得なくなる事態は一度も起きていません。さすがはNTカーネル。しかも動作も速くなったのが体感できました。大量のメモリ(ちなみに私のS21は160MB搭載)を搭載していると、Windows 9Xよりも高速らしいですよ。
というわけで、Office2000もしっかりインストールして、仕事に持っていくという暴挙に出たわけなんですが、幸い今のところ全く問題は起きていません。しばらく使ってみて、また動作状況を報告したいと思います。
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