例によって本題に入る前に少し。土曜日からプロ野球・日本シリーズが開幕しました。我らが中日ドラゴンズがその輪の中に入っていることは実に嬉しい。第1戦はダイエー・工藤に見事に抑えられてしまいましたが、第2戦は打線が大爆発、大差を付けて勝ち、これで1勝1敗。ナゴヤドームに戻って戦う今後が楽しみですね。私としては、今度の定期更新までにはここに「祝!ドラゴンズ日本一」と書きたいものです。
それでは本題に入りましょうか。SSKの自作曲コーナー、Music Worldには、現在4曲の歌詞付きの楽曲が登録されています。「明日を探しに」、「Listen to me」、「風の向くまま 気の向くまま’98」、そして「想いよ、君へ」。皆さん、聴いていただけましたか?
「歌付きバージョン」を聴いてくれた方にはわかることなんですが、この4曲は全て女性ヴォーカルに歌わせているんですね。この4曲だけでなく、いずれ「歌わせる」予定の「陽の当たる坂道」も、今作っているもう1曲も(年内には何とか公開したいですね)、何故か女性ヴォーカルを前提に作られています。しかし、前にどこかで触れていると思うんですが、私は正真正銘の男性です。別に女性になりたいという願望もない(と自分では思っていますが)ですしね。では何故女性ヴォーカルにこだわるのか?…結局は「女性ヴォーカルの曲が自然に浮かんでくる」だけのことなんですが、理由を自分でいろいろ考えてみました。
実はどっちでも良い
歌詞付きの4曲の歌詞を読んでみてください。よく読んでみると、歌詞の主人公が女性かな?と思うのは「Listen to me」だけで、他の3曲は別に歌詞の主人公は男性でも女性でも構わないような気がしませんか?。ということは、別に歌うのもどちらでも良いわけです。まあ、演歌なんかでよくあるパターンで、女性主人公の歌を男性が歌ったり、男性主人公のの歌を女性が歌ったりする、ということもありますし、そんなことを考え合わせても別に歌手の性別はどちらでも良いということになります。それならなぜ女性ヴォーカルにこだわるのか?…結局問題は解決してませんねえ(笑)。
ないものねだり
私は男性としては比較的声の高い方だと思うんですが、それでも女性の音域を真似することは不可能です。たま?にカラオケボックスで女性ヴォーカルの曲をそのままのキーで歌ってみたりもしますけど、ね。人間、誰でも自分にはない部分に憧れるという面があるわけで、私が女性ヴォーカルを追い求めるのは、言ってみれば「ないものねだり」の一種なんじゃないか?と考えたりもします。
制作環境の問題もあったりする
今、私の歌を歌ってくれているのはYAMAHAの「歌う楽器」、SG音源という「声」を合成する楽器なんですが、こいつの声にはちゃんと男声と女声が用意されています。買ってきた当初、男声と女声両方を聴き比べてみたんですが、どうも男声が好きでなかった…というのが理由の一つにあるのかも知れません。男声ヴォーカルの曲を作るのなら「自分で歌う」という選択肢も残されているんですが、私の家があるのは住宅街のど真ん中。しかも借家で、当然防音完備の部屋があるはずもなく、大声を張り上げて歌うのを録音するのはまず不可能です。まあ、それ以前に自分の声がどれだけ他人が聴くのに堪えるのか?と言う問題もあるわけで、しかもそこがかなり厳しいような気がします。カラオケで絶叫するのは大好きなんですけどね。
曲作りの方法の問題か
シンガーソングライターの中には、私生活での経験をそのまま自分の曲に書いていく人が結構いるようです。こういう人たちの曲は、実にリアリティがあって共感できる曲が多いんですが、中には自分をさらけ出して曲を作り続けるのに耐えきれないのか、薬物使用で捕まったり(「彼」がどういうスタンスで曲作りをしているのかは知りませんが)、自殺してみたり、自らの身を滅ぼしてしまうこともままあります。
その点私の曲というのは、別に自分自身のことを歌ってるわけではありません。言ってしまえば全部虚構の世界、もうちょっとおとなしく言えば歌の世界を自分の想像で作り上げているわけです。実は、これはこれでかなり精神的エネルギーを消費するわけなんですが、自分自身のことを曲に書くよりはまだ楽なものです。歌の世界を構築して行くには自分のこれまでの経験が材料になっていくわけで、そう言う意味ではやっぱり自分自身は間接的にさらけ出しているのかも知れませんけど。
で、世界を作っていくときに、やっぱり男の子と女の子のどちらを作ってみたいか考えたら、これはやっぱり女の子でしょう。一般的に男性より女性の方がドラマの主人公になりやすいような気がします。ほら、NHKの朝ドラだって女性の主人公の方が圧倒的に多いでしょ?…って、それはまた別の話なんでしょうか。
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