Windows 2000のアメリカでの発売日程が決まったそうですね。来年の3月くらいには国内でも製品版を見ることが出来るかも知れません(また延期されるんじゃないかな?とは思ってるんですが)。
9月にBeta3 日本語版の試用報告(1)を書いてから1ヶ月半が経ちました。愛機Let’s note S21にインストールして使い続けてきましたが、Windows3.1?95?98と使い続けてきた私としては、この間1度もシステムがフリーズしなかったというのは実に驚くべき事でした。まあ、そのことは前回にも書いたんですが、やっぱりこのあたりがさすがはNTカーネル、といったところなのでしょう。
学生の頃には、NT3.5/3.51もちょっと触ったことがあるんですが、当時のWindowsNTはとにかく動作が重たいOSだという印象がありました。実は、その理由は「本体のスペックが低かった」こと、特に搭載メモリが少ないことにあったようです。今でもWindowsNT/2000はWindows 9Xよりも多くのメモリを必要とするOSですね。個々のアプリケーションを完全に分離して取り扱うためにこのメモリが使われているそうです。だからこそ動作も安定しているわけです。メモリの値段もだんだん下がってきて、ようやく個人ユーザーもNTが動かせるだけのメモリを用意できるようになりました。十分なメモリさえあれば、むしろWindows 9Xより動作は軽い、というのがNTの真実のようです。
個人的に使ってみた感覚では、Windows 2000は今回のテスト環境(MMX Pentium 200MHz、RAM 160MB)で十分実用的に動作するという印象を受けました。正直言ってまともに使えるとは思っていなかったので驚いています。これなら製品版を導入してみようかな、と言う気持ちにさせられますね。販売価格はかなり高価になりそうだという話もあるので、実際に買うのかどうかはわかりませんが。
製品登場前のBeta版なので、まだドライバの整備が進んでいないと言う問題はあります。おそらくOS側のバグと思われる動作の不具合もいくつかあります。このあたりは製品版発表までに改善して欲しいものですね。個人的には、前に「Mobile Access」で紹介した赤外線インターフェース公衆電話への対応を期待しているんですが(今のところ、どうも上手く設定できない)……。このために現在は大阪で買ってきた8GBのHDDを真っ二つに分けて、Windows 98 Service Pack 1とのデュアルブートにして使っています。Windows 98 Second Editionの新機能も、うちではほとんど恩恵を受けられないこともわかってきましたので、Windows 98の方はとりあえず最低限の不具合修正だけで行こうかと思っています。
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