まずは前回の続きから。槇原敬之への判決を受けて、各社のコメントが出てきましたね。所属事務所も、レコード会社も、彼の復帰に向けて支援していく姿勢を表明したようです。早ければ2000年1月とも言われる…って、それって来月じゃないの?…復帰を今から楽しみにしておくことにしましょう。
さて、ここからが本題。今回はプロ野球関連の話なんですが…フリーエージェント(FA)宣言をして、移籍先が注目されていた元福岡ダイエーホークス・工藤公康投手の読売ジャイアンツ入りが決まったようですね。今日になって、巨人・長嶋監督、中日・星野監督と相次いで会談しましたが、星野監督が会談後に「巨人に行きます」と明らかにしました。自分で発表せずに、監督に、しかも断りを入れた側の監督に発表させるとは何と失礼なやつ。…と思いましたね。まあ、どうでもいいけど。
まあ、私としてはタイトルのとおりで全く驚きませんでした。皆さんもそうでしょう?。プロ野球選手はお金を稼ぐために野球してるんですから、たくさんお金をくれる球団に行くのは当たり前です。あれだけたくさんの選手が巨人に行きたがり(FA宣言に限らず)、しかも活躍できない現状を見ると、どうやら選手の皆さんはお金さえもらえれば、移籍先の球団でどのように野球が出来るかなんて全然関係ないようです。ジャイアンツ側もひたすら各チームの主力選手をかき集めています。あれは、他のチームに入られては困るので囲い込んで(言い換えれば飼い殺して)いるのか、それとも監督が野球は9人しかスタメンで使えないことを知らないのか。理由が何なのかはともかく、私には理解できません。
そう言えば、阪神・新庄選手が今年の契約更改でしていた話は面白かったですね。野球少年に「どうしてプロ野球選手の人たちはお金のことでもめるの?」と聞かれて恥ずかしかったんだそうです。子供達にとっては、プロ野球選手は日本一野球の上手な憧れの存在ですから、それはもう不思議なんでしょうね。かつてあの落合博満選手が「高額の年俸をもらうことで、プロ野球に対して夢を持ってもらいたい」という趣旨の発言をしていたと思うんですが、それだけが全てじゃないと思うんですよ。新庄選手の素晴らしい守備だって、それだけで夢を与えているんです。工藤投手の痛快なピッチングだって、同じく巨人入りを決めた江藤選手の豪快なホームランだって…。
これからのジャイアンツは楽しみですね。もちろん、ドラゴンズファンの私にとっては楽しみなのはジャイアンツが優勝するかどうかと言うことではなく、「契約更改でもめるだろうな」とか、「あれだけ戦力を揃えても勝てないんだな」とかそう言う方面の興味です。おそらく、来シーズンもジャイアンツは期待通りに戦ってくれることでしょう。
最後に、星野監督のコメントを付けておきましょう。「巨人はこれで強くなるな。逆に燃えるよ。…絶対、負けない」。期待しましょう。
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