例によって本題前にちょっと。土・日がお休みの完全週休2日制の人(私もそうなんですが)にとって、2000年は3連休のとても多い年なんだそうです。5月の大型連休以外に、3連休が何と6回。休日が繋がると、使い道も増えてきます。私としては、今年はこうした連休を利用して旅行にももっと出てみたいですね。
今日は今年最初の3連休のまっただ中…というわけなんですが、今年6回の3連休のうち2つは、国民の祝日を特定の日にするのではなく曜日で決めることにする祝日法の改正、いわゆる「ハッピーマンデー法」で出来た3連休なんですよね。「成人の日」は1月の第2月曜日、「体育の日」は10月の第2月曜日。どちらもこれまで通りの日付なら3連休にはならない日です。連休が増えること自体は嬉しいことです。でも、3連休を増やすよりも、もっと長期の休暇が取れるほうがいいな…と思うのは私だけではないと思うんですが、どうでしょうか?
…と、この話はこのくらいにしておきましょうか。1月7日から、cdmaOneのパケット通信サービス「PacketOne」が始まったそうです。パケット通信についてはこれまでのWeekly SSKでも話題に出したことがありますが、データ通信の料金をデータ量を基準にして課金するシステムで、従来の時間単位課金に比べて経済的です。
携帯電話でのパケット単位課金自体は、NTT DoCoMoが昔からDoPaやiモードでやっていることなのでさほど目新しい話でもないのですが、PacketOneサービスの強みはその通信速度です。もともと、cdmaOneのデータ通信は14.4kbpsで従来のPDC方式よりも1.5倍速いんですが、今回オプションサービスで用意された「PacketOne64」は、何と最高でISDN並みの64kbpsの速さで通信できます。ただ、この速度は56kbpsモデムの場合と同じように受信のみで、こちらからの送信は14.4kbpsだそうです。
IDO(現・au)が今回PacketOneサービス用の新型機を同時に登場させた広告コピーが「cdmaOne2」。読み下すと「しー・でぃー・えむ・えー・わん・つー」…う~ん、この「わん・つー」がどうも気になります。「cdmaOne」の次は「cdmaTwo」じゃないの?とか考えてしまったりして…そう言う名前なのだから仕方ないんですが。
私は今のところDoCoMoユーザーで、cdmaOneでこのサービスが開始されたら乗り換えを検討しようかな?と思ってたんですが、考えてみると、すぐにはこのサービスの恩恵を受けられないことに気が付きました。それはインターネットプロバイダの件。PacketOneサービスの開始時点で、対応プロバイダはNeWebとDIONの2社だけなんですね。この2社はそれぞれKDDとDDIのサービスですから、要するに自前みたいなものですね。しかも、プロバイダ側の利用料金は時間単位課金なんだそうです。う~ん…何のためのパケット通信なんだか。まあ、今後の各プロバイダの対応に期待しましょう。
本当は、もう一つもっと根本的なレベルの問題に気づいてしまったんですけどね。それは、携帯した先でネットサーフィンするような使い方をする人がどのくらいいるのかな?…ということ。もちろん通信が高速なのに越したことはないのですが、メールチェック程度の通信(実際には出先での通信はメールのやりとりだけ…という人が多いのでは?)なら、大きくてもせいぜい10KB程度のデータのやりとりで終わってしまいます。14.4kbpsなら単純計算で5.5秒程度でしょうか。パケット通信なら転送速度にかかわらず料金は同じなので、この程度のデータ量なら64kbpsの効果はほとんど発揮されないような気がします。やっぱり大量のデータをやりとりするのはWWWやFTPでしょう。「これからはそう言う使い方が増えてくる」という見方もあるんですが、それなら通信料(128byteで0.1円→1KBで0.8円→1MBなら820円ですね)をもうちょっとだけ安くして欲しいところですね。
コメントを残す