まずは前回の続きから。前回、2000年2月29日のいわゆる「うるう日問題」について取り上げて、「大したことは起こらないだろう」とコメントしたんですが…まさか郵便貯金のATMに不具合が出るとは思いませんでしたね。他にも結構いろいろとトラブルはあったようです。皆さん、年越しを乗り切って油断していたんでしょうか。
それよりも驚いたのは、100年ごとの調整だけ行い400年ごとの調整は考慮していないシステムがこれだけあった…ということなんですが、改めて考えてみたら西暦年を2桁で処理している場合、ごくごく当たり前のことだったんですね。「『00』年はうるう年ではない」と処理することは出来ますから。
…と、それはともかく、3月4日、ついに噂のプレイステーション2(以下「プレステ2」)が発売されます。ゲーム業界にとどまらず、あらゆる業界に大きな衝撃を与える製品として注目されていますね。
初代プレイステーションが発売されたのは12月3日。「いち・に・さん」と連呼するテレビCMが流されていたのを覚えています。プレステ2の発売日は平成12年3月4日。今度は「いち・に・さん・し」か?と思ったんですが、そう言うCMは今のところ見たことがありませんね。発表する側の皆さんは大いに意識したでしょうけど。
これまでも何度も新型ゲーム機、あるいは家庭用情報端末と呼ばれるものが登場しましたが、プレステ2にはこれまでの新型機と決定的に違うことがあります。それは登場時に既に数多くのソフトで遊べること。プレステ2では、初代プレステ用に数多く発売されているゲームソフトのほとんどを使うことが出来ます。コントローラー接続端子にも互換性があるようなので、私の持っているDance Dance Revolutionのコントローラーも使えそうです。
これまでありそうで意外になかったのがこの「互換性を持たせる」戦略でした。進歩の著しいこの世界では、旧機種との互換性を確保するのは1つの筐体の中に2台を詰め込むようなものですから、効率が悪いんでしょうね。プレステ2の中には、初代プレステのCPUとして使われていたチップが、何とインターフェース制御用として使われているとか。初代プレステだって、当時としては桁違いの能力だったはずなのに…落ちぶれたものですねぇ。
また、DVDビデオが再生できることもポイントの一つ。DVDプレイヤーの普及率はまだ高いとは言えない状況ですから、確実に大量に売れるプレステ2で再生できることは、特にDVDビデオの側から見て大きなプラスになるでしょう。プレステ2は発売から2日で100万台が出荷されるそうですが(これだけでもとんでもない話です)、これによってDVDプレイヤーの市場規模は一気に倍増するそうですね。
実は、最近我が家のプレステはどうも調子が悪く、本体を立てないとCD-ROMが読めない状況です。買い換えるくらいなら思い切ってプレステ2を…とも考えましたが、プレステ2は、ネット上で予約を集めたら1分間に60万件が殺到してシステムを止めてしまったくらいの大人気。この調子では当分は入手できそうにありません。まあ、SONYの初期ロットの製品は不具合がよく出るという話もありますし、しばらくは様子見をした方がいいような気もしますね。今は我慢しましょう。
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