Weekly SSKの記事数を数えてみたら、今回が50回目なんですね。改めて読み直してみましたが、良くもこれだけ書いたものです。なるべくいろいろなジャンルの話を書いてきたつもりなんですが、やっぱりコンピュータやインターネット関係の記事が多かったですね。まあ、回数を競ってる訳じゃありませんし、これは単なる通過点です。
それはさておき、土曜日(25日)から春の選抜高校野球が開幕しましたね。このセンバツが開幕し、1週間もすればプロ野球も開幕します。いよいよ野球のシーズンです。…えっ、まだ始まったばかりなのにどうしてタイトルは「総括」かって?…まあ、最後まで読んでください。
センバツに出場できるのは32校。秋の地区大会の成績を元にして、各地区から代表校が選抜されるわけですね。その選抜方法、そして出場校枠が都道府県数よりも少ないことが理由で、夏の高校野球とは違って同一都道府県で複数校が出場したり、1校も出られない県があったりします。残念ながら、今年のセンバツは静岡県から代表が出ていません(隣の愛知県からは2校出てるのに)。正直なところつまらないんです。
それでも、私には毎年楽しみにしていることがあります。それは開会式の入場行進曲。この入場行進曲、前年にヒットした曲の中から1曲が選曲されて行進曲にアレンジされてしまう…という企画がずっと続いています。過去の歴史をひもといてみると、この「歌謡曲を元にした行進曲アレンジ」が定着したのは1962年にあの「上を向いて歩こう」が行進曲になってからのようです。参考までに過去10年の入場行進曲を並べてみると:
1991年 おどるポンポコリン(B・Bクイーンズ)
1992年 どんなときも。(槙原敬之)
1993年 今ありて(大会歌)
1994年 負けないで(ZARD)
1995年 がんばりましょう(SMAP)
1996年 TOMORROW(岡本真夜)
1997年 これが私の生きる道(PUFFY)
1998年 硝子の少年(KinKi Kids)
1999年 長い間(Kiroro)
2000年 First Love(宇多田ヒカル)
(参考資料:ニッカンスポーツ・コム)
…そうそうたるラインナップですね(93年にどうして歌謡曲アレンジが使われなかったのか個人的にはとても気になるんですが)。曲を見ていくと実に多彩なんですが、それでも行進曲にするのがアレンジャーの腕の見せ所です。もちろん今年も、あの格好いいバラード「First Love」が、ちゃんと行進曲していました。自らアレンジも手がける私としては、こういう原曲と全く違うアレンジを聴くのは非常に勉強にもなりますし、それ以前に単純に驚きを持って楽しめますよね。「あ、こんな風になっちゃったんだ」って。
開会式は、司会に行進曲の演奏、何と「君が代」の独唱まで高校生が行うというスタイルで、まさに高校生が作る開会式でした。なかなか好感が持てましたね。そういえば「First Love」も高校生が作り、歌う曲です。
開会式で気になったのは選手宣誓の長さ。来賓の祝辞が予想外に短く、内容も簡潔にまとめられていて良いものが多かっただけに、余計に目立ちましたね。年々長く、回りくどくなっていく選手宣誓。いろいろ考えているのはわかりますが、いい加減飽きました。原点に立ち返ったシンプルで力強い宣誓を聴きたいものです。今年の宣誓だって、いいことを言ってたとは思うんですが。
…というわけで、今年の私のセンバツは開会式で楽しみが終わってしまいました。正直なところ、高校野球の世界は妙な精神主義がまかり通っていて好きじゃないんですよね。キャッチャーのホームベース上でのブロックを「フェアプレーの精神に反する」と言ってみたりして。それじゃプロ野球はフェアプレーじゃないのか?と言いたくなります。…私は、5日後に迫ったプロ野球の開幕を楽しみに待つことにしますよ。
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