日本でのプロ野球開幕の前に、遙かアメリカからメジャーリーグの公式戦が初めて太平洋を超えて日本にやってきました。国内でやっても海外でやってもテレビで見るだけなら同じじゃないかな?と思っていたんですが、巨人戦の中継で見慣れた東京ドームで試合が行われているのを見ると、やっぱり身近に感じますね。でも、よく見ると両翼の距離表示が「100m」ではなく「333ft.」と書かれていたりして、やっぱりそこはアメリカです。
試合の結果はともかく、日本のプロ野球とは違った圧倒的なスピードとパワーを感じましたね。昨日の試合は、乱れ飛んだホームランももちろんですが、メッツのピアザ捕手が1塁に投げたまるで投手の投球のような送球には度肝を抜かれました。今日の試合でも、光るプレーがたくさん見られました。メジャーリーグというとスピードとパワーばかり注目されるんですが、細かい技もすごいと思いますね。守備でも華麗にボールをさばきますし、送りバントだってエンドランだってきっちりと決めますから。…実はこれを書いている今も試合が終わってないんですよね。延長戦は無制限だとか。選手の皆さんも大変です。
さて、日本のプロ野球もいよいよ明日セ・リーグが、明後日からはパ・リーグが開幕します。シーズン直前のこの時期は、いろいろなことを想像して楽しめるので好きです。中日ドラゴンズファンの私としては、どうしてもセ・リーグに注目が集まるんですが、やっぱり注目はジャイアンツ…もちろんあの戦力が如何にして大コケするかが楽しみなんですけどね。世の中、全てが当初の計算通りに進まないからこそ面白いのです。
去年から、プロ野球を見るためにスカイパーフェクTV!の契約をしているんですが、見ることの出来る試合数が去年よりさらに増えて嬉しく思っています。135試合全て中継される球団も多く、何とパ・リーグは全球団の全試合を終了まで中継、セ・リーグでも我らがドラゴンズの試合はほとんどが試合終了まで放送されます。
こうなってくると、実はスカパー!で最も放送試合数の少ない球団はジャイアンツだったりします。これは、ジャイアンツの親会社系の某TV局がホームゲームを独占しているだけではなく、他球場でのジャイアンツ戦も地上波各局が熾烈な放映権争いを繰り広げているからに他なりません。
地上波も含めれば、結果的にほぼ全試合が中継されてはいるんですが、地上波での中継は試合終了まで放送してくれません。だいたい放送時間は9時半頃までしか確保されていませんから、8回から9回くらいの一番大事なところでアナウンサーが「申し訳ありませんが放送時間が残り少なくなりました」と言い出すことが多いですよね…本当に申し訳ないと思ってるなら何とかして欲しいものですが…。結局、ゲームセットを見られる回数が一番少ないのがジャイアンツ戦であることは間違いないでしょう。
テレビ放送の世界では、多チャンネル化によりガラリと状況が変化しましたね。テレビを点けても「野球中継=ジャイアンツ戦」だった時代はもう終わりました。いつまでも「巨人、大鵬、卵焼き」じゃないんですよ。日テレさんも、もうちょっと考え方を変えた方がよろしいのでは?(…あ、さっきは一応局名を伏せたのに)。
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