昨日は私の誕生日でした。「誕生日おめでとう」というE-mailを何通かもらいました。皆さん、どうもありがとうございます。もう誕生日を素直に喜ぶほど子供でもないんですが、誕生日は自分がこの世に生まれてから1年1年を無事に過ごしてこられた区切りの日です。そう言う意味では、どの誕生日も素直に喜ばしいことだと思います(何だか年寄りじみた意見?)。もちろん、祝ってもらえるのも嬉しいことです。PostPetのペットからも誕生祝いのメールが届きました。これまた嬉しいですね。「届くかも知れない」と聞いてはいたんですが。しかも、今年の誕生日は思わぬところから嬉しくもとんでもないニュースまで飛び込んできました。まあ、これは私の誕生日とは何の関係もないんでしょうけど。
さて、今日の本題です。掲示板の開設に伴いアクセスログを記録するようになったんですが、このアクセスログを見てみると、結構いろいろな人がSSK Worldにアクセスしてくれることがわかります。例えば、アクセスに使っているコンピュータがどんな集団(ドメイン)に属しているかは大体わかるんですが、様々なプロバイダからアクセスしてくれる方、大学のコンピュータからアクセスしてくれる方、あるいは検索エンジンの巡回ロボットなど、いろいろなところからアクセスがあります。
アクセスログには、SSK Worldを見るために使っていただいているOS、そしてブラウザも記録されます。やっぱり大多数はWindows 98とInternet Explorer 4.x/5.xの組み合わせのようですが、そうではない人も結構多く見られます。意外に多いのがMacintoshでアクセスしている人。Linuxを使っている方もありましたね。そして、Windows以外で見ている人のほとんどが使っているブラウザがかの有名なNetscape Navigatorです。
ところで、Netscapeブラウザで見に来てくれた方々が遭遇するのが、大きく崩れた画面レイアウト。これまでも様々な機会で言及しているとは思うんですが、Netscape Navigator 4.xではスタイルシートへの対応が完全でない…というよりはっきり言って無茶苦茶で、SSK Worldの場合はテキストが画像の下に隠れてしまったり、文字の大きさや改行幅がバラバラになってしまったりします。SSK Worldとしてもこの状況を認識し、Netscapeブラウザでもちゃんと見てもらえるようにいろいろ試してみましたが、規格に沿った書式でスタイルシートを書いている限り、この不具合は回避できないようです。
ここで「スタイルシート」と呼ぶのは、いわゆるCSS(Cascading Style Sheet)と呼ばれるものですが、実は、現時点で世界統一規格として提唱されているCSS1.0に完全に対応したブラウザは非常に少ないのが実状です。前述のNetscape Navigatorは言うに及ばず、Internet Explorerに至っては現在βテスト中の5.5でも完全には対応しないようです。これまた現在発売前テスト中のNetscape 6は、同シリーズとしては初めてこのCSS1.0への「完全対応」を謳って登場しますが、これにしても正直なところ期待しすぎるのは危ないと思っています。
それなら使わなければいいじゃないか?という声もあるかと思いますが、スタイルシートにはWeb制作者がどうしても採用したくなる利点があります。それは、専門的には「ドキュメントの構造と外見を分離して取り扱えること」と言われていますが、もう少し簡単に言うと、ページ全体で共通のスタイルシートを準備するだけで、HTML側には複雑な指定を書かずにデザインを統一できること、さらにそのスタイルシート部を書き換えるだけで簡単に全体の書式を変えられること…言い換えればリニューアルが楽なことが挙げられます。例えば、SSK Worldがsskworld.comドメインに引っ越したときに、それまでの黒基調の画面から淡い色使いに変わったんですが、タイトル周りのちょっとしたHTMLの修正の他には、変更したのはロゴの画像とスタイルシートだけだったんです。
CSS1.0には、文字の大きさ、形、色、隣の文字との間隔(行・文字間とも)や周囲のマージンなど様々な要素をHTMLだけよりもずっと細かく指定できる利点もあります。別にスタイルシートでそれほど難しいことを実現したいわけではない(例えば行間をちょっと広げて読みやすくしたり)のですが、それが原因で多くのSSK Worldを見てもらえるかも知れない人を門前払いにしているとしたら、それは非常に悲しいことです。
Netscape Navigator 4.x でSSK Worldにお越しの皆さんに、簡単にこの不具合を回避できる方法を一つお知らせします。それは、ブラウザ側でスタイルシートを無効にすること。そもそもスタイルシートは、それがないことによって内容に破綻を来すことはあり得ないもの(現状は「あると破綻を来す」のですが)なので、この状態でも内容を正しく読むことは可能です。少なくとも、スタイルシートを有効にして見る時のようなひどい状態にはなりません(むしろすっきりして読みやすいかも)。どうせあの程度の対応状況では対応していないのも同じですから、無効にしておいても実害はないと思いますよ。
制作者側として一番困っているのは、同じものを見てもらいたいのに何種類も別のものを作らなくてはならないことです。前に携帯電話のインターネットのお話をしたときと同じなんですよね。思い切ってWeltalコーナーの一部のように全画面Flashオブジェクトにしてしまえば、ブラウザ間の違いはなくなり、しかも画面は非常に綺麗なんですが、これはこれで動作が重くなるという問題があります。どうするのかは迷うところなんですが。
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