膨大な荷物
一応Windows 2000も動くようになりましたから、次はこれまでCF-S21で作ったデータを移す作業に取りかかることにしました。ところが、入っているデータの分量を見て絶句しました。そのサイズ、なんと2GB。ダウンロードしてきたフリーソフトやシェアウェア、デジカメで撮りまくった写真、そして最大のものはハードディスクに録音した音声データ。まさかここまで増えているとは思いませんでした。
最初に思いついたのは、リムーバブルのハードディスクを使う方法。もともとUSBインターフェースで接続するタイプのものを持っているので、そこそこのスピード(8Mbpsくらいでしょうか)でデータを移動することが出来ます。容量も12GBと十二分。
ところが、いざ実行する直前になって面倒な問題が発覚しました。それは電源の問題。私の持っているハードディスクは、USBからの電力だけでは駆動できないので、PS/2ポート(キーボードやマウスのインターフェースですね)にもう一つケーブルを接続してここから電気を拝借します。ところが、CF-B5RにはこのPS/2ポートが付いていません。他にいわゆるAT互換機を持っていない私としては、CF-B5Rにデータを転送するときにも電源を供給するためだけにCF-S21のPS/2ポートを使うしかありません。確かに出来ないこともないんですが、あまりスマートではありませんね。PS/2ポート自体が今となっては過去の遺物といえるものだけに、気分は複雑です。
そこで私が考えた次の手はLANで繋ぐこと。CF-B5Rには最大100Mbpsという猛烈なスピードでファイルを転送できるLANインターフェースが標準装備されています。そして、CF-S21用には仕事場で使っているPCカード型のLANインターフェースが買ってあります。それなら、あとはケーブル1本があればファイルが転送できますね。…というわけで、早速LANケーブルを買ってきて繋ぎ、ファイルを転送することにしました。ちなみに、PC同士を直結する場合は普通のケーブルとは内部の結線が違う「クロスケーブル」というのが必要です。注意しましょう。
ファイルの転送自体は、CF-S21側のLANカードが100Mbps非対応だったこともあり、1時間弱かけてようやく終わりました。それにしても、LANってやっぱり便利ですね。設定の方も、2台を直結するだけならそれほど難しくありません。どうして最初からこの方法にしなかったんでしょうね?
巨大な家財道具
データを移した後、各種アプリケーションのインストールを始めました。パッケージで売られているアプリケーションはたいていCD-ROMに入っていますから、インストールにはかなり時間がかかります。それでもCF-S21にインストールしたときよりはずっと速くインストールが済んだ気がします。これもやっぱりCPUパワーの差なんですよね。
ドライバの問題とは違い、アプリケーションについてはWindows 98で動いていたものはほとんどWindows 2000でも動くようです。それでも動作に不具合のあるソフトは少々ありますし、一応普通に動くにもかかわらずメーカーがサポートしないことを明らかにしているソフトもあります。
例えばPostPetもその一つです。確かに細かい不具合もありますし、たまに不正終了をすることもありますが、基本的には普通に動作します。ところが、So-netではサポートしないそうです。「Windows 2000はビジネス向けのOSだから」というのがその理由だそうで、その意見もわからないこともないんですが、本家のSONYが思いっきり個人向けの色彩が濃いVAIOにWindows 2000をプリインストールするこの時勢に、分家のSo-netがそんなことを言ってていいの?と言う気もしますね。
ともかく、これまで使っていたソフトは全部インストールすることが出来ました。カーナビ用の地図も全国丸ごとハードディスクの中です。しかし、まだ12GBくらいの空き領域があります。…恐るべし、20GB。
その後、PostPetについてはWindows 2000対応のアップデータが公開されました。PostPetのホームページからダウンロードすることが出来ます。
コメントを残す