「鎧」とはまたオーバーな
…そう思っている人も多いかと思いますが、決してオーバーな話ではありません。何しろ、時価20数万円の精密機械、しかもワレモノですから、出かける先々に持ち歩くためにはそれ相応の準備と覚悟が必要です。ちょっとした高さから落とせば、液晶画面が割れていとも簡単に使えなくなります。むき出しで持ち歩くには不安が非常に多い機械ですから、これを守るためには「何か」で包むしかありません。それが今回採り上げるノートパソコン携帯用の鞄です。
実は、Let’s noteの生みの親・松下電器では、業務用に耐衝撃性の非常に高いノートパソコン・PRONOTE FGを販売していますが、これはやっぱりそれなりの重量級。全てを兼ね備えた機械は、作るのが非常に難しいのです。PRONOTE FGのノウハウは一部Let’s noteにも生かされているようで、昔に比べるとずいぶん丈夫になったようですけどね。
インナーバッグ
ノートパソコンを直接包むインナーバッグ。インナーバッグに特に求められるのは耐衝撃性だと思います。何しろ、外部からの衝撃を和らげる最後の砦ですからね。また、インナーバッグだけの状態で持ち歩くことも考えられますから、それ自体が携帯しやすいことも求められます。
私が現在愛用しているインナーバッグは、KOKUYOの作っているB5クラスノートパソコン用のインナーバッグ。パソコン本体をバッグに固定できるタイプで、バッグを開けて広げるだけでパソコンを使うことが出来ます。
実は、この形態で使えることには筐体の保護以外にもう一つメリットがあります。それは、膝の上に載せて使うときに、本体底面からの発熱が皮膚に伝わるのを抑えること。特に小型のノートパソコンの場合、筐体全体を放熱に積極利用するため、本体底面は結構熱くなるものなんです。半ズボンの膝の上に載せて使ったりすれば、冗談抜きで火傷するかも。
液晶画面の側には硬質のパッドが入っていて、耐衝撃性もなかなかのものです。また、携帯電話を固定できるゴムバンドが付いていて、携帯電話やPHSを使ったモバイルアクセスにも対応しています。手提げ用の持ち手も付いていますから、ちょっとした移動の時にはこれだけでも持ち運びに使えます。なかなかの優れものであるこのバッグ、Let’s note以外でもB5クラスのノートパソコンにはたいてい使えます。VAIO使いのあなたも購入を検討してみてはいかがでしょうか?
このインナーバッグとお揃いで、ACアダプターやPCカード、接続ケーブルなどを収納できるポーチも販売されています。
こちらも、ACアダプターを入れるメッシュポケット、好きな位置に接続ケーブルを固定できるマジックテープのバンドなど、使い勝手の良い商品です。
アウターバッグ
インナーバッグを丸ごと放り込んで持ち運ぶアウターバッグ。こちらもいろんな会社からいろんな製品が出ていますが、私の使っているものは他とはひと味違います。
それは、このいかにもパソコン用バッグらしからぬ鞄。京都で一世紀以上作業鞄を作り続ける老舗、一澤帆布(いちざわはんぷ)の製品です。その名の通り、かつては帆船の帆布を作っていたキャンバス生地で、丈夫な鞄が作られています。知る人ぞ知る匠の名品ですね。3年前、1997年の秋に23,000円くらいで購入しました。はっきり言って高い鞄ですが、色こそ少し褪せてきたものの、3年経っても全くほころびのないこの丈夫さが魅力です。
当時はまだノートパソコンを持っていなかったので、A4サイズの書類がぴったり入る大きさを生かし、ちょっとしたものをいろいろ持ち歩く鞄として使っていたんですが、実はその当時からこの鞄の中にLet’s noteが入るイメージが頭の中に完成していました。ほら、インナーバッグが測ったようにぴったり入るでしょう?。A4ファイルサイズの大型ノートにはちょっときついサイズだと思います。
さすがにパソコン専用の鞄にするのはもったいないので、普段から結構いろいろなものを入れて持ち歩いています。でも、気が付いてみるといつも荷物の中にはLet’s noteが入った青いインナーバッグがあるような気がします。我ながら少し呆れていますが、モバイルライフを追求するには、やはりこのくらい徹底していないとダメな気もしますし…。
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