いざ、組み立て…あれ?
無事koba氏宅に戻ってきた私たち。早速組み立ててみることにしました。それぞれの部品のパッケージに欠品等がないことを確かめて、いよいよ組み立てる段になってふと考えました。…あれ、どうやって組み立てたらいいんだろう?
確かにそれぞれの部品パッケージには、個々の部品を組み付けるための方法が記載された説明書が同梱されています。ところが、全体をどのような順序で組み立てるかの説明書はどこにもありません。この辺りを解決するのが巷に出ている解説書なんですが、そんなものは買ってきていませんでした。もし順序を間違えたことにより部品を壊してしまったら大変ですが、一応電気製品や電子部品の取扱いの基本を考えながら、順番に組んでいくことにしました。
組み立て写真図解
いよいよ組み立てに入ります。
1. マザーボードをケースに組み付けます。ケースの金属フレームとマザーボードの間に、絶縁用の紙ワッシャーを挟み込んでいます。
2. メモリを取り付けます。電子部品に触れるときには、静電気に対して細心の注意が必要です。当日は湿度が高かったので大丈夫かとは思いましたが、一応水道の蛇口を握り体内の静電気を逃がしました。
3. CPUを取り付けます。CPUをソケットに差し込み、レバーを倒し、上から冷却ファンを取り付けるだけなんですが、細いピンが並んだ部品ですし、結構緊張します。
4. ビデオカードなど拡張カード類を装着します。狭くて作業がしにくいので、カードに直結するケーブルがある場合には、先にカード側にだけ接続しておきました。
5. ハードディスクなどドライブ類をケースに取り付け、内部の接続ケーブル類を繋いでいきます。かなり本数が多いので、絡まないように注意しなくてはなりません。発熱する場所にはケーブルが直接触れないような配慮も必要ですね。ちなみに、前面接続端子への接続は、背面接続端子から専用ケーブルに繋いだ線を再び本体内に戻す…という方法になっています。
組み立ての終わった後、ちょっとディスプレイを借りてWindows 98をインストールしてみました。ハードディスクの領域確保とフォーマットに時間がかかりましたが、何の問題も起こらずに淡々とインストールが進みました。どうも待ち時間が長いな…と思ったんですが、あとでケースを開けてみたら、何とフロッピーディスクへの配線が抜けかけているのを発見。これでどうしてインストールできたんでしょうね?
仕上げは帰ってから
一応組み立てたパソコンが動作することを確認して、大阪から帰ってきました。自分の部屋で、ちゃんと起動できることを改めて確認。その後、このパソコンに自宅にある部品を組み込みました。
★CD-R : TEAC CD-R55S (書き込み4倍速、読み込み12倍速、SCSI接続) / 42,800円
★SCSIインターフェース : アイ・オー・データ SC-UPCI(PCI、Ultra-SCSI)/ 価格不明
どちらも他に比べてかなり古い部品なので、ちゃんと動くのかどうか少し心配でしたが、全く問題なく認識されました。
最後に、Windows 2000をインストールしてデュアルブート環境を作ってみようと思ったんですが、ここでハードディスクが単一パーティションで領域確保・フォーマットされていることに気が付きました。考えてみると、Windows 98のインストーラは何も訊かずにいきなり全領域を確保、フォーマットしてしまったような気もします。デュアルブートにはパーティションが2つ以上あることが条件です(実は同じパーティションに入れられないこともないんですが、動作がどうも不安定です)から、このままではどうしようもありません。仕方がないので、パーティションを半分に切り直してWindows 98とWindows 2000をそれぞれインストールしました。半分にしても20GBずつ。大容量ゆえの余裕です。
これでひとまず新しいパソコンが使えるようになりました。早速いろいろと使ってやろうか…と思っていたんですが、実はこの後波乱の展開が待ち受けているとは、このときには知る由もありませんでした。
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