強力なライバル
こうして我が家に新しいデスクトップパソコンが仲間入りしました。ところが、一足先に我が家には強力なライバルが来ていました。それは言わずと知れたLet’s note CF-B5R。SpeedStep対応のPentium3 600MHz版で武装し、メモリも192MBフル実装、ハードディスクは驚異の20GBという強力なノートパソコンです。普通に使うのなら、処理速度は大きく違わないばかりか、どこに持っていっても…それこそ枕元でもトイレの中でも使えてしまう機動性は家庭内でも大きなアドバンテージを持っています。これでインターネットに無線接続できればまさに無敵なんですが。
となると、このデスクトップパソコンの存在意義って何?と言うことになってきてしまうんですが、それはちゃんとあるんです。
一つは「音を創る」ため
一つは、CD-Rへの書き込み作業。ノート用のCD-Rドライブは持っていませんから、このデスクトップで焼くしかない…というのは確かです。ただ、ノートパソコンと専用CD-Rドライブを用意して焼くことを考えると、かなりな長時間を要するCD-Rへの書き込み作業の間重要な筆記用具でもあるノートパソコンを取られるのは嬉しくありません。非常に負荷も大きい作業ですから、バックグラウンドで書き込みをしながら何か他の作業をするのも不安です。それ以前に、書き込み中は別の場所に動かせなくなること自体が我慢できないんですけどね。
もちろん、デスクトップ用のCD-Rドライブの方が高速な書き込み、あるいは確実な書き込み(BurnProofという新技術もあります)をサポートしている事も魅力です。今は、昔から使っているドライブを使っていますが、そのうち買い換える可能性はないこともありません。
もう一つは「絵で遊ぶ」ため
そして、もう一つがリアルタイムの3次元CG。これはCF-B5Rでは到底太刀打ちできない分野です。前にWeekly SSKでも触れているとおり、CF-B5RのビデオチップであるMagicMedia256AVにはハードウェアレベルで3次元CGをサポートする機能がありません。レイトレーシングの画像を長時間かけてレンダリングするだけなら不要な機能ですが、ゲームなどリアルタイムで3次元画像を扱う場合には、ハードウェアによるサポートが不可欠です。今回の自作機のビデオチップには、GeForce2 GTSを採用。座標計算や光源計算など、3次元CGに重要でしかも「重い」処理をハードウェアで行う最先端のチップです。
前に、Weekly SSKで「野球監督シミュレーション」の話題を出しましたが、ここで名前も出した日本クリエイトの最新作「野球道4」は、ゲーム内のグラフィックのほとんどに3次元CGを使用、プレイするためにはハードウェアで3次元CGをサポートしている必要があるゲームになってしまいました。キャラクターをリアルタイムで操作する野球ゲームならともかく、選手にサインを出したりするだけのシミュレーションゲームでどうしてそんな必要があるのかは不思議でしたけどね。とにかく、私としてはこのゲームをプレイするためにもデスクトップパソコンが欲しかったわけです。
3次元CGの描画能力をテストするベンチマークテストに、3DMark2000というのがあります。これは、実際の3次元CGを使ったゲームに近い画面を描画して、ビデオカードの能力を測るものです。試しにこのベンチマークテストを行ってみました。数値はもちろんとんでもない高スコアを叩き出してくれましたが、それ以前の問題として表示される画像の質に見とれてしまいました。CGで3次元空間をリアルに描写する技術は年々進歩していますね。まあ、こうした技術の進歩はものすごいスピードですから、この画像もあと1年もすれば陳腐なものになってしまうんでしょう。
あれ、「波乱」は?
ここまで読んで、前回「波乱の展開が待ち受けている」と書いてあったのに何も起こってないじゃないか?…とご不満の方もあろうかと思います。確かに今回は平穏に過ぎましたが、次回は確実に波乱の展開があります。刮目して待て(笑)。
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