例によって本題前に一つ。昨年、覚醒剤所持で逮捕され、有罪判決を受けていた槇原敬之が、半年以上の謹慎期間(?)から復活、11月にはアルバムが出るそうです。現在レコーディング中、来年にはライブツアーも予定されているとか。まずは楽しみに待つことにしましょう。
今日は、今世紀最後のオリンピック・シドニーオリンピックの開会式が行われました。今年は「今世紀最後」というフレーズをいろんなところで聞きますね。その言葉が付くだけで何でも通常より重大なものに見えてしまうところが何だか笑えます。
日本と、シドニーがあるオーストラリア東海岸の時差は2時間。おかげで、今回は真夜中や早朝に生中継を見る苦労をしなくても済みそうです。開会式も、午後5時から生中継。夕食を食べながらテレビで見ることにしました。
ちなみに、この開会式はNHK総合テレビ、衛星第1、ハイビジョンの各局で中継されました。一方で、大相撲秋場所は今日十三日目。相撲の中継はどうなっちゃったの?と思ったら…教育テレビで中継していました。高校野球の時期にもときどき「教育テレビで中継」と言うことは行われますが、このあたりは多チャンネルを持っている公共放送・NHKの強みです。
そういえば、今日はプロ野球もどこかでやってるそうですが、よくわかりません。まあ、もうペナントレースは終わっちゃったようなものですからどうでもいいんですが…もちろんこれについては思うことも多いんですが、また回を改めて触れることにします。
開会式を見て思ったこと。まず、とにかく時間が長いですね。選手が入場してくるまで、アトラクションが1時間半も続きました。最近のオリンピックに違わず、幻想的な美しいショーが展開されましたが、最後の方はちょっと待ちくたびれて、早く選手が入ってこないかな…とそんなことばかり考えていました。
次に選手の入場。200もの国と地域が参加しているんですから、これが長いのは当たり前です。そして時間が大幅に遅れるのも今や毎回恒例のこと。きっと、所要時間の計算方法自体に問題があると思うんですけどね。
一番歓声が大きくなったのは、韓国と北朝鮮の選手が一緒に入場行進に登場したときでしたね。確かにこのこと自体は快挙ですし、素晴らしいことだと思います。ただ、よく「スポーツを政治に利用しないように」という話が出てきますが、見方によってはこれも「スポーツを政治に利用しようとしている」と言えなくもない?という気もします。まあ、この場合分断された民族を統一に向かわせる…という目的に使っているわけで、よくあるボイコットとは次元が違います。屁理屈を言うのは止めておきましょう。
毎回注目される聖火の点火方法。直前まで秘密にするのでついつい気になってしまいます。今回の仕掛けは、スタンドの下で点火された聖火台が水の流れ落ちるスロープをスタンドの上に登っていくと言うもの…でしたが、なかなか聖火台が上がらず、「もしかして失敗?」と思わず期待してしまいました。結局、聖火台はスタンドの上まで無事たどり着くことが出来ました。よかった、よかった…でもちょっぴりがっかり。まあ、ドキドキ、ハラハラさせてくれただけでも大成功でしょう。
最近の聖火台点火で一番印象に残っているのは、1992年・バルセロナ五輪のときのアーチェリーによる点火。実は私もアーチェリー経験者なので、イメージが強烈なのはそのせいかもしれませんけどね。
ところで、肝心の競技の方なんですが、既に開会式の前にサッカーの予選が始まり、日本チームはまず1勝、幸先のよいスタートを切りましたね。今回は、いつもにも増して選手たちにメダル獲得へのプレッシャーが大きく掛けられているような気がします。その状況を象徴しているのが、女子柔道・田村亮子選手の「最高で金メダル、最低でも金メダル」という言葉だと思いました。これを聞いたときには、悲壮な決意を感じ、さすがにかわいそうになりましたね。まあ、これが彼女の強固な自信に裏打ちされたものならまだよいのですが、そうだとしたら油断しないようにベストを尽くして欲しいものです。
もちろんスポーツの競技会ですから、負けるよりも勝った方がいいのは当然ですが、選手の皆さんには持っている力を出し切ることを考えてほしいですね。そうすれば結果はきっと付いてきますよ。
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