今日は、迷惑でしょうが私のボヤキにお付き合い下さい。
9月24日にプロ野球・読売ジャイアンツがセ・リーグの優勝を決めました。この日の対戦相手が我らが中日ドラゴンズであったことは今さらどうでもいいことで、今シーズンのペナントレースもようやく終わったか…というのが正直な気持ちです。それにしてもこの日の試合、9回裏に4-0でドラゴンズがリードしている状態から2本のホームランで一気に逆転サヨナラ勝ちとは、いかにも今季のジャイアンツらしい勝ち方。もはや驚きは通り越して呆れるばかりです。
この日は、昨日の号外にも書いたとおり、シドニーオリンピックの女子マラソン競技で、高橋尚子選手が陸上競技の女子選手としては初めての金メダルを獲得しました。それにもかかわらず、翌日のスポーツ新聞各紙の一面は「長嶋胴上げ」ばかり。史上初(陸上競技の日本人メダルとしても64年ぶり)の金メダルと2リーグ分立後29回目のリーグ優勝を比べたら、どちらの方がより「ニュース」であるかは火を見るより明らかだと思いますが?…いつもの事ながら、マスコミのジャイアンツ偏重主義は理解できません。
ここ数年のジャイアンツは、あらゆる方面から徹底的に補強を行い、史上最強の布陣を作り上げて来ました。単に各チームからスター選手をかき集めた…と見る向きもあります(私もそう思っていました)が、冷静に見てみると、今シーズンも手薄だった左投手を工藤、メイ、高橋尚と3人も補強していたりして、ちゃんと的を射た補強をしています。
ただ、他球団にはとても真似の出来ない資金力にものをいわせて他球団の主力選手を引き抜き続ける補強は、あまりに品がありません。気が付けば、主力は他球団から来た選手ばかり。これではどこの球団が試合をしているのかわかりません。こんな「巨人軍」とやらで優勝しても、ファンの皆さんは本当に嬉しいんですか?
ジャイアンツも、自らを「栄光の巨人軍」と名乗るくらいなら、もうちょっと自らのプライドを大事にした選手編成をしてはどうかな?と思います。生え抜きの若手にも良い選手がたくさんいます。松井や高橋由を中軸に据えて生え抜きの選手だけで打線を組んでも十二分に他球団に脅威を与えると思うんですが。
もう一つ、ここ数年の間私が思うのは、長嶋監督ってそんなに良いんですか?ということ。長嶋茂雄という選手が記録にも記憶にも残る名選手であったことは誰もが認めるところだと思いますが、私にとっては、監督としての長嶋氏には名監督のイメージが全くありません。私たちのところに伝わってくる話は、「選手の名前を覚えていない」とか、「交代させる選手の名前を間違えた」とか、信じられないような間抜けな話ばかりです。
だいたい、あれだけ圧倒的な戦力を持ってペナントレースに臨み、しかも他球団(特にドラゴンズとベイスターズ)がモタモタしていたにもかかわらず、こんな時期になるまで優勝を決められなかったこと自体が問題だと思うんですよね。確かに故障者もありましたが、今年のジャイアンツの強さは故障者が出ても全く戦力の落ちない層の厚さだったんですから。
正直なところ、オールスターゲーム明けの絶好調を見ると、オリンピックが始まる前には決まると思っていたんですけどね。まあ、オリンピックを見ていればわかるとおり、勝って当たり前の状況で勝つのはやはり難しいのでしょう。そう言う意味では少しは同情する余地があります。
実は、まだまだ思うことはいろいろあるのですが、それについてはまたそのときが来たらここで採り上げたいと思っています。…でも、勘の良い皆さんなら私が何を言いたいのかもうおわかりかも知れませんね?
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