The Final 502i
前回、スーパードッチーモの購入は思いとどまった私。結局PHSについての回答は先に出したわけですが、そうなると残った問題はiモードだけ。現行機種のほとんどがiモード対応であるという現状では、選択肢はあまりに豊富です。
しかし、そんな中でまさに「iモードの決定版」と言うべき端末が登場しました。9月1日から販売が開始されたN502itは、それまでiモード端末の中で最大の表示画面を持っていた折り畳み型端末・N502iをカラー表示対応にしたもので、カラー化したにもかかわらず外形はそのまま、重さは7グラムほど増えたものの待ち受け時間・通話時間共に向上しています。現状では特に弱点は見あたらず、これならまさに「究極の502i」と呼んでも過言ではないでしょう。おそらく次に出る500番台のiモード端末はJavaにも対応すると言われる「503i」でしょうし、そう言う意味ではまさに「502iの最終形態」です。
早速発売日翌日(当日は平日で仕事でしたからね)に店に出かけた私。予約して1週間待ち、ようやくN502itを手に入れることが出来ました。値段は秘密。ただ、超人気機種にしては安く入手できた…とだけは言っておきましょう。
First Impression
私が購入したN502itの色はムーンライトシルバー。実はLet’s note B5Rとのコーディネイトを考えた選択だったりします。ほら、写真のとおりぴったりマッチしています。まあ、この両者が接続されるのは電話帳データや着信音の編集、そうでなければ他に通信手段のない緊急事態の最終手段ですから、それほど一緒に使う機会もないんでしょうね。
Nシリーズ伝統の折り畳み型ボディは仕上げも美しく、もはや芸術品の域に達している…というのは言い過ぎかも知れませんが、「所有する喜び」を感じさせてくれます。もちろんカッコ良さだけではなく、携帯時のコンパクトさと使用時の操作性の高さを両立し、携帯時の誤動作も物理的に防ぐ機能性の高いデザインです。
カラー液晶になった画面は31mm×41mm(実測)の超大型。ノートパソコンのポリシリコンTFTカラー液晶に比べるとさすがに発色はやや見劣りしますが、非常に見やすい画面です。基本は10文字×10行の100文字表示。メールに関しては15文字×14行の210文字表示に切り替えられますが、その必要を感じさせないほどの情報量です。e-mailは読みやすそうだな…と思いますが、ちょっと字が小さすぎるかも知れませんね。高齢者の方などには読みにくいかも。
いざ使ってみると
実は、最初に驚いたのは取扱説明書の分厚さ。何と400ページ以上ありました。非常に多機能な端末なので仕方がないんですけどね。普段なら一度は取扱説明書を読破する私なんですが、さすがに今回ばかりは断念しました。またゆっくり読もうかと思っています。隅々まで読むと、それまで知らなかったような便利な機能が説明されていたりするものです。
早速ポケットの中に入れて持ち歩いてみました。前に使っていたP207(重さ68g)の1.5倍以上の重さがありますが、それほど重いという感覚はありません。むしろ、胸ポケットの中にすっぽりと収まるコンパクトサイズには好感が持てます。ただ、使ってみて気になったことがありました。
それは、画面を見るまでに時間がかかること。最近、腕時計は持たず、その代わりに携帯電話を持ち歩いているんですが、折り畳み型のN502itの場合、時刻を見るためにはポケットから電話を出した後開かなくてはならないんですよね。着信があったときでも、本体を開くまでは誰からの電話かがわかりません。これまで使っていたストレート型・P207との形状の違いから来ている話なので、そのうち慣れるんでしょうけど。
まあ、このアクションは懐中時計を見るときと同じ…と思えば大した作業でもありませんけどね。むしろ、女性の場合はコンパクトを「ぱこっ」と開ける感覚に近いんでしょうか。実はこの辺りが折り畳み型端末が女性に人気のある理由だったりするのかも。
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