Weekly SSKの記事の表示方法を大きく変更しました。と言っても、皆さんから見える画面はこれまでと全く変わっていませんから、もう一つピンと来ないでしょうね。これまでの単純にHTMLドキュメントを表示する方法から、記事の本体部分とヘッダ、フッタ部分を分離して、表示するためにCGIプログラムを呼び出す方法に変わっています。とりあえずの効果としてサーバーのディスク消費は少し減りますが、そんなことよりももっと多くの可能性を見据えた今回の変更です。今後もう少し展開予定。
プロ野球シーズンも終わり、この時期はゲームとは別の話題でいろいろと盛り上がります。その中でも毎年一番の話題に上るのがフリーエージェント(FA)宣言した選手の身の振り方。FA宣言できる選手は、これまでにある程度の実績を上げてきた選手ですから、そんな選手が他球団に移籍することで各球団の戦力バランスは大きく変わります。ちょうど去年の今頃は、FA宣言した選手が資金力のある特定のチームにかき集められることを嘆いていた(実は横取りされてひがんでいただけ?)私なんですが、今年はちょっと様相が違ったようです。
阪神タイガースからFA宣言した新庄剛志選手は、アメリカ・メジャーリーグのニューヨークメッツに行くことになりました。彼は、その守備能力だけでなく人気という面でプロ野球一、二を争う選手ですね。当然タイガースからは慰留されましたし、国内の他球団からも複数年契約・高額な年俸という条件が示されました。メッツから示された条件は単年契約、年俸もメジャーリーガーの最低限。それでも新庄選手をメジャーに向かわせたものは、「メジャーリーグでプレイしてみたい」という夢だったそうです。
そういえば、新庄選手は去年も余り金銭に執着しないという意味の発言を残しています。自分の夢に向かって進んでいくという行動には憧れますね。かなり厳しい条件でのスタートになりそうですが、ぜひ活躍して欲しいと思っています。ただ、最初からメジャー志向を持っていたのなら、国内の球団に対してもうちょっとはっきりした態度をとった方が良かったのではないかな?とは思いました。このままだと、もしメジャーで1年限り…となった場合に帰って来にくいと思うんですが。
一方、ヤクルトスワローズからFA宣言した川崎憲次郎投手は、そのメジャーリーグから日本球団以上の高い評価を受けながら、国内に残ることを選びました。川崎投手にとってもメジャーリーグでプレイすることは夢だったそうですが、それを踏みとどまらせたものは家族。奥さんとまだ小さい娘さんのことを考えると、単身赴任するわけにも行かず、アメリカに連れて行くのも大変…と言うことで、国内でプレーを続けることにしたそうです。
慰留しているスワローズの他に、国内では我らが中日ドラゴンズが獲得に名乗りを上げているだけに今後の動向は気になります。ドラゴンズは、川崎投手がジャイアンツ戦に現役選手で最多の29勝を挙げていることを高く評価し、「ジャイアンツを倒すためにうちに来て欲しい」と熱烈にラブコールを送っています。もちろん金銭的にも好条件を提示しているようですが、ポイントはどうやら金銭以外の部分になりそうです。スワローズも感情的なもつれを元に戻そうと努力しています。
この二人の例を見ると、今年のFA資格の行使には選手が自らの行きたい場所を選ぶ…と言う色彩がこれまでより色濃く出ているような気がします。でも、こうなっている原因は、偏にカネにものを言わせるあの球団が今年はFA選手の獲得に静観の姿勢を見せていることにあるのではないかと思いますけどね。オーナーも「もう要らない」という趣旨の発言をしたようです。…今頃気が付いたの?
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