先週の話題の主役、川崎投手が中日ドラゴンズに入団しました。ドラゴンズファンの私としてはもちろん嬉しいことですが、川崎投手はこれからが大変だろうな…と思いました。確かに川崎投手はこれまでにジャイアンツから29勝を挙げていますが、コンスタントに勝ち続けてきたわけでもありません。「ジャイアンツを倒すため」と自ら公言して移籍した今年は、これまで以上に確実に結果を出すことが求められます。
日本プロ野球選手会のホームページで川崎投手がコメントを出しています。ドラゴンズ入団を決めるまでの揺れる心情、そして来シーズンにかける意気込みを感じることが出来ます。今は活躍を期待しておきましょう。
さて、本題の方は先々週の話の続きになる訳なんですが、「SSK Worldのクリスマス・ソング」企画、今年も曲の公開は間に合いませんでした。歌詞とメロディーの方はもう完成していて、残りはアレンジだけなんですけどね。どうしても作ったものに納得できなくて、今日のクリスマス・イブに至っています。できあがったモノを1年間もお蔵入りさせるのももったいないので、完成したら季節はずれなのを承知の上で公開する予定にしています。
ところで、有名なクリスマスソングに「ジングル・ベル」があります。「Christmas Song」の記事でクリスマスソングの二大要素は歌詞と音色である…と説明した私ですが、この曲の歌詞には「クリスマス」は出てきません(日本語訳詞の中には「クリスマス」の出てくるものがありますが)。むしろこの曲の場合、タイトルそのものがクリスマスの雰囲気を作る強力な媒体・「鈴」そのものです。では、どうして鈴の音がクリスマスのイメージを作り出すのか?なんですが、これは鈴を鳴らすこと自体がキリスト教由来の悪魔払いの儀式から始まっているからだそうですね。
「ジングル・ベル」はまさにクリスマスソングの代表とも言える曲で、その曲名が様々なクリスマスソングの中に歌詞として登場します。さらに、アレンジの中でその曲自体がモチーフとして使われているものまであります。先々週「雪」がクリスマスと結びついたイメージを持っているという話をしましたが、この「ジングル・ベル」も、そのタイトルやメロディーが出てくるだけで多くの人たちにクリスマスを思い起こさせる力を持っています。
実は、私が今回書き下ろした歌詞の中にこんな表現があります。
ラジオから流れる「クリスマス・イブ」
来ない人を待ってるくらいなら
…「クリスマス・イブ」という曲を知っている人なら、この歌詞の前後のつながりはわかりますよね?。もちろんこの曲は山下達郎の歌うあの名曲。20年近く前の曲ですが、未だに12月になると巷に登場し、新しいクリスマスソングのスタンダードになっていると思います。ただ、これが「共通認識」として使えるのか?と言うと、そうはならないんですよね。少なくとも、「ジングル・ベル」のように幅広い年齢層には受け入れられないでしょう。
ただ、裏を返すと、対象にしている人たちの間で理解してさえもらえればそれは限定されたメンバーの中での共通認識としては使える…ということも言えるわけです。私の書いている曲の歌詞は、特に対象を絞っているわけではないのですが、結果的に10代から30代くらいの人たちを対象にして作っていることになるかと思います。この人たちになら「クリスマス・イブ」をこういう使い方で登場させても通用しますよね。
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