本題の前に、どうしても触れておきたい話を一つ。
2月28日に、「きんさん・ぎんさん」のぎんさんこと蟹江ぎんさんが亡くなったそうですね。きんさんが亡くなってから1年1ヶ月。さすがに最近は元気もなく、外に出る機会も少なかったそうです。残念ではありますが、108歳の大往生です。「お疲れさまでした」と言ってあげたいですね。ご冥福をお祈りします。
さて、それでは本題。
いよいよ来週の土曜日・3月10日からサッカー・Jリーグが開幕します。一時期ほどの勢いこそないものの、Jリーグもメジャーなプロスポーツリーグの一つとしてすっかり認知されましたね。各チームが地元の声援を受け、自らの誇りを賭けて戦い、国際試合ではJリーグ各チームの選手たちが団結して日本代表になる…というところが好きです。金銭に必要以上に執着し、プロとアマとの溝は深く、何かにつけてゴタゴタともめている野球界と比べると、サッカー界のこんな姿勢はさわやかで気持ちいいですよね。
ところで、今季のJリーグと共に新しくスタートするものがあります。Jリーグの試合結果を予想して最大1億円が当たる「スポーツ振興くじ」・totoです。totoについてはホームページでも説明されていますし、私自身も静岡県内で試行されたときに話題として採り上げていますから、ここで改めて説明はしませんが、Jリーグの観戦スタイルを一変させるであろうことを確信しています。昨日から全国一斉に販売が始まりましたね。
静岡県内で試行されたときには、参加者がまだ少なくて売上総額すら1億円に届きませんでしたが、いよいよ正式スタートで全国発売されて、「1億円」の看板も真実味を帯びてきます。果たして1億円の大当たりはいつ出るのか?…というのが試合結果そのものと同じくらい気になります。
新聞にも、「toto予想コーナー」としてJリーグの試合に関するいろいろなデータが載せられています。数字や記号が大量に並ぶ紙面は、雰囲気としては競馬新聞にとてもよく似ていると感じますが、このデータの中にも参考になるものとそれほどでもないものがあるな…という気がしています。私なりに、試合結果を予想するために必要なデータは何なのか考えてみました。
まず、全く当てにならないと思うのが試合会場。ホームチームが有利だとも言われますが、試合をするときの両チームの「勢い」の方がずっと重要です。他に当てにならないのは通算の対戦成績。ただし、これがシーズン中の対戦成績になると結構頼りになります。サッカーのチームは選手や監督の入れ替わりが非常に激しいので、苦手意識もせいぜい1シーズンしか続かないのではないでしょうか。
非常に参考になるのは出場停止選手。当然と言えば当然なのですが、出場停止の選手がいれば、そのチームは持っている力を出し切ることが出来ません。サッカーの場合、選手はあまりにも簡単に出場停止処分になってしまいますから、この情報は重要ですよね。同じように出場できない選手に故障選手がいますが、こちらは出場停止選手と違い、いつ誰が故障するのかは予測できません。この辺りの情報をより正確に掴むために、totoを購入するのは締切ぎりぎりまで待つ…というのは鉄則でしょう。
もちろん現在の順位もチーム力を測る参考になりますが、それと同じように参考になるのは最近数試合の成績。これは、先に触れた「勢い」を把握するために重要です。ただ、例えば3連勝しているチームが勢いに乗ってもう一つ勝つのか、それともそろそろ息切れしてきて負けるのか…というところはさすがに時と場合によります。試行期間に、J2で優勝を決めたコンサドーレ札幌があっさりと負けて大方の予想を裏切った試合がありましたが、あれはきっと試合に賭ける集中力が切れちゃったんでしょうね。結局、そう言うことも考えたりするとあらゆる情報を総動員、何が何だかわからなくなってきます。
こうして予想のためのデータを並べて気が付きました。開幕戦の予想ってこの方法ではデータがほとんど皆無ではないですか!…困りましたねぇ。まあ、こう言うときには根拠は「ひいきチームが勝つ」と「勘!」でしょうか。案外こういう予想の方が当たってしまったりします。
「スポーツ振興くじ」と言う名の通り、totoの収益金は日本の様々なスポーツを盛り上げていくために使われます。一発稼いでやろうという気持ちよりも、試合をより深く楽しむための参加費としてちょっと支払うくらいの気持ちで買ってみようかな?と思っています。それでスポーツの振興にちょっとでも貢献できれば嬉しいじゃないですか。
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