そう、3度目の正直
…と私が言うくらいですから、今回のテーマはお察しいただけるかと思います(笑)。このたび、Let’s note CF-B5Rへの3度目のOSインストールを敢行しました。前にWindows 98経由のアップグレードインストールを行って以来、それまで「滅多に落ちない」と全幅の信頼を置いていたWindows 2000が突然不穏な動きを見せ始めたのは、すでにここで紹介したとおりです。
この事態を打開するためには、やはりクリーンインストールするしかない!と思い続けた私。しかし、この「クリーンインストール」というのが意外に難しいんです。一番の難関は、私はアップグレード用のWindows 2000しか持っていないため、インストール中にWindows 98のCD-ROMを認識させなくてはならないこと。この時点では既にPCはWindows 2000の支配下ですから、ちゃんとWindows 2000で認識させるドライバが必要なのです。
簡単な方法は、アップグレード版ではないWindows 2000を入手すること。普通に買うとあまりに高価な買い物になりますが、今回、自作デスクトップのRAID用にハードディスクを買うときに、どさくさに紛れて(笑)OEM版のWindows 2000を購入してきました。これなら、元々新規インストールが前提のバージョンですから、インストールする上で問題はありません。しかも値段は1万円代後半と通常版の半額。これなら念願のクリーンインストールができる…と、5ヶ月ぶりの大仕事に取りかかりました。
CDからインストールしてみる
これまでの手順通りだと、まずHDDの全領域を領域確保、その後FAT32でフォーマットし、Windows 2000のCD-ROMを丸ごと(といっても”\i386″フォルダだけですが)コピーしておいてからFDで起動し、HDDにコピーしたインストーラを起動…となるのですが、その前にCDからのインストールを試してみることにしました。
と言っても、今使っているDVD-ROMドライブではWindows 2000のインストールに使えないことがわかっていますから、今回は別のドライブを用意しました。Panasonic製のSCSI接続CD-ROMドライブ・LF-1600。かつて、Windows 2000のBeta3版をインストールするときに使った由緒正しいドライブ(?)です。PDと呼ばれるDVD-RAMそっくりの光ディスクの読み書きもできます…容量とアクセス速度はCD並みですけどね。SCSIインターフェースは、事実上の業界標準・Adaptec製のAPA-1460A。この組み合わせなら、もしかするとちゃんと認識してインストールに使えるのでは?とちょっと期待してみました。
まずは、CD-ROMだけをドライブに入れて、CD-ROMからのシステム起動にチャレンジしましたが、さすがにこれは無理でした。次に、CD-ROMから起動用のフロッピーディスクを作り、このディスクで起動してみましたが、システム構成のチェック中に動作が止まってしまいました。仕方がないので、今度はシステム再インストール用のフロッピーでWindows 98を起動し、CD-ROM上のセットアッププログラムを起動しましたが、これもなぜか途中で止まってしまいます。というわけでCD-ROMからのインストールは断念しました。
結局いつも通り
結局いつも通りにWindows 2000のCD-ROMからファイルのコピーを行い、FDで起動、HDDからインストーラを立ち上げました。簡単に「”\i386″フォルダ以下をコピー」と言いますが、ここには5,519個・346MB(OEM版の場合)ものファイルがあります。CF-B5RのファーストエイドFDで起動し、再インストールを中止した後に現れるWindows 98SEのコマンドプロンプトからXCOPYコマンドを実行してコピーを行うわけですが、とんでもない時間がかかります。
このときに、ディスクキャッシュであるSMARTDRV.EXEを常駐させておくとずいぶん作業能率が違うようです。このプログラムは、CF-B5Rの製品に付属しているWindows 98SEのCD-ROM内、”\win98″フォルダの中に非圧縮状態で収録されています。コマンドプロンプトの現れた状態からこのプログラムを実行するだけでOKです。
コピーが終われば、あとはHDD上の”WINNT.EXE”を起動して、インストーラの指示に従って行くだけで出来上がりですね。Windows 2000のインストールももう何度も経験済みですから、設定も慣れたものです。
これでようやく私のCF-B5Rにも落ち着いた日々がやってくるのか…と思ったのですが、話はそう簡単に運びませんでした、意外なところに落とし穴が待っていたのです。…この続きはまた回を改めて。
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