豪華おまけ付き
所有しているソフトウェアに最新バージョンが登場すると、ついつい購入してしまう癖があるんですが、この6月にMicrosoft Office XPが登場してからの私は珍しく様子見状態でした。仕事でもWordやExcel、PowerPointあたりを結構よく使うんですが、どうもMicrosoftのソフトはバージョン間でのファイル互換性が低いような気がします。仕事用に使ってるOfficeは全て前のバージョンと言うことになるので、導入していいものかどうか迷ったわけです。
Office XPには下からPersonal、Standard、Professionalというグレードがあります。Office 2000のときにはこの上にPremium版というのが用意されていて、私はこのPremium版を購入し、DTPソフトのPublisherは名刺や年賀状の作成にも使いました。ところが、XPにはPremium版がなく、Publisherがパッケージされたグレードはなくなってしまいました。
ただし、一つだけ例外がありました。それがOffice XP Professional Special Editionで、このパッケージにはPublisherとホームページ作成ソフトのFrontPageが同梱されています。しかも、これにIntelliMouse opticalという6,000円台で売られているマウスまで同梱されていて、価格はProfessionalのアップグレード版とほとんど同じ(Special Editionもアップグレード版のみの提供)という超お値打ち商品。限定数量のみの商品で、無くなってしまうともったいないな…と思い、買ってみることにしました。
期待通りの逸品
Office XPのインストールは非常に簡単でした。それまでインストールされていたOffice 2000でのインストール状況を認識して、それに準じた構成でインストールするという自動アップグレードが用意されています。入力事項はほとんどありません。別ディスクで提供されているPublisher 2002も、インストール手順についてはほぼ同様でした。
Office XPの各ソフトウェアにもいろいろと新機能が搭載されているようですが、このあたりはもう少し使い込んでみないとその効果はわからないですね。一番気になるのは2000や97といった以前のOfficeとファイルの互換がどの程度可能なのかなんですが。
しかし、超豪華おまけのマウスの良さはすぐに実感できました。IntelliMouse opticalは、5ボタン1ホイールを装備した光学式マウスです。左右対称の比較的オーソドックスなスタイルで、左右のボタンの真ん中にボタン内蔵のホイール、そして左右の側面に一つずつのボタンがあり、様々な機能を割り当てることが出来ます。もともと、Microsoft製のマウスは初代IntelliMouseの頃から手に持った感触が心地よくて結構好きだったんですが、このIntelliMouse opticalでもその伝統はそのままでした。
光学式マウスは、マウスの下の床面に光を照射して、反射光の変化を認識することにより移動量を検知します。従来のマウスのようなボールはありませんし、それどころか機械的な検出機構は全くありません。おかげで動作はスムーズそのもの。マウスパッド上だけではなく、膝の上でも操作できる…という宣伝文句にも嘘はありませんでした。そういえば、Let’s noteに搭載されているトラックボールも、ボールに光を当てて移動量を読みとる光学式です。
闇夜に光る
マウス本体から照射された光は、手元の赤い部分に透過して光ります。パソコンの動作中は、いかにも働いてるような気がして気分がいいんですが、困ったことに電源を切ってもこの赤い光が消えません。自作PCは私の寝室に置いてあるので、就寝時に灯りを全て消してもこのマウスだけが不気味に光っている状態になります。
もちろん、電源を切ったときにはマウスを本体から外しておけば光は消えますが、それもちょっと面倒です。そこで、これまでは有効にしていたBIOSの設定「キーボードやマウスでスタンバイ状態から復帰させる」オプションを無効にしてみました。どちらにしても現在はサスペンドの動作が上手く行かない状態ですし…。結果は、予想通り電源を切ると赤い光が消えるようになりました。点灯していると、不気味なだけではなく電気の無駄遣いをしているようで気持ちよくなかったんですよね。まあ、点灯している光は発光ダイオードなので、消費電力は非常に低いんですが。
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