先週に引き続き、イチロー選手は今週も数々の新記録を生み出し続けています。8月の最優秀新人選手にも選ばれたそうですね。これで3回目ということですから大したものですが、そんなイチロー選手と競争しなくてはならない普通の新人たちがかわいそうになってきます。
今週のtotoでは3等を的中させました。と言っても3等は1口当たり170円。最近totoの当選金が低くなっていますね。配当が下がることにより売り上げが落ちて、それがまた配当の低下に繋がる…という悪循環に陥っているような気がします。打開策の一つとして販売期間中にも購入状況がわかるようにするそうです。大穴狙いで買う人は少々増えるかも知れませんが、実はこれって的中させるためには全く関係ない情報なんですよね。…もしかしたら、極端に偏った勝敗予想が選手たちのやる気に火を付けたり、妙なプレッシャーを与えたりする可能性はあるのかも。
Music Worldに公開している曲の履歴を整理してみました。振り返ってみると、Music Worldには年にだいたい2曲くらいのペースで自作曲を公開していることになります。実際には、ここに公開していない曲も含めると年に10曲くらいの構想は生まれていて、その中でちゃんとした形で完成できる曲がこのくらいの数になる…という感じでしょうか。
そんな感じで100曲くらいの作りかけの曲が手元にあるんですが、昔の曲と今の曲を比べてみると、だんだん鳴っている音の数が少なくなり、シンプルになっているような気がします。学生の頃には自由に使える時間が今よりは多かったので、細かいところをいろいろと作り込んだ…という面もありますし、クラシック編成の曲だとどうしても楽器の数が多くなってくるんですが、実は理由はそれだけではないんです。
曲を作り始めた頃は、やりたいと思うことがいろいろとあって、それを一つ一つの曲にいろいろと盛り込んでいたような気がします。特に、パソコンを使った打ち込みで音楽を制作する場合、いくら音を鳴らしても演奏が出来てしまいますから(もちろん楽器の同時発音数の制約は受けますが)、出来上がってみると10種類くらいの楽器が同時に鳴っていたりします。特に、デジタル音源の場合には音を重ねていっても余り厚みが出てこない性質があるんですが、それを知らなかった当時の私は、「迫力」を出したいばかりにムキになって音を重ねていたような気がします。
そんな曲作りも、歌詞を付けるようになったことから転機を迎えました。歌詞の有無にかかわらず、楽曲には何らかの主張を込めるものだと思っていますが、歌詞は主張の多くをストレートに伝えてしまいます。歌詞のない曲の場合は、数多くのフレーズを重ねていく方法が多かったんですが、歌詞がある場合は、やはり歌詞を伝えることが優先されます。すると、最も重要なのは歌詞を乗せる旋律で、それ以外の部分は余り出しゃばらないように…ということになり、場合によっては大胆に省略する…ということにもなってきます。
結果的に、同時に鳴っている楽器はせいぜい3?4種類と言う曲が増えてきました。5年前の私が「Open the Window」あたりのアレンジを見たら、「手抜きだ」と言って激怒するかも知れませんね。確かに手数自体は減っています。メロディ以外にはドラム、ベース、あとはピアノかギターにシンセ音がもう一つくらいでしょうか。…考えてみると、これってほとんどロックバンドの編成そのままですよね。
最近、自分自身の中にバンドへの憧れがあるのを強く感じます。曲作りを始める時点で、バンドスタイルを強く意識した編成でアレンジを固めてしまうこともあります。一人ですべてを固め、自分の思ったとおりのものを作っていく打ち込みの世界と違い、バンドの場合は自分以外の演奏がそこに入ることにより新しい個性が生まれ、曲の世界も広がる気がします。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉もありますが、音楽を作っていく場合にもまさに当てはまる気がしますね。そういう意味では、編成だけバンドスタイルにしても誤魔化しでしかないんですが。
そんなことを考えるたびに、tamaさんとのライブを思い出します。あれ以来、自分以外の個性とともに曲を作っていく…という作業から遠ざかっています。自分の限界をうち破ってさらに上のレベルを目指していくためには、特に必要な作業なんですけどね。
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