SSK Worldの表示を確認するためのブラウザに、新しくOperaを追加しました。表示させてみたら一部レイアウトが崩れてしまったので、修正もしておきました。Operaは軽快な動作に定評のあるブラウザで、バージョン6.0で初めて日本語対応になるそうですね。正式な日本語版の登場は来年初頭になるそうですが、既に現時点で日本語化できるパッチを開発した方もいるようです。
試しに私もインストールして使ってみましたが、ドキュメントの展開そのものは確かにスムーズです。FlashオブジェクトもJavaアプレットもちゃんと動作しますから、一般的な「凝った」Webページでもちゃんと表示できそうです。ただ、ブラウザ内には大きな広告用スペースがあり、ここに定期的に広告を読み込むところは少々鬱陶しさを覚えます…もちろん、購入すればこの広告は消えるんですけどね。Internet Explorer、Netscapeの2大ブラウザが完全無料で提供されているのと比べると、性能はともかく商業的にまともに競争するのは辛いかも。
阪神タイガース・星野仙一新監督が正式に誕生しました。この話が公になって以来、私は一貫して「星野氏は必ずタイガースに行く」と思っていましたから、驚きはそれほどありませんでした。もともと人情とか男気とかいうものをとても大事にする人です。4年連続最下位、しかもようやくチームを立て直しつつあった野村克也前監督が夫人の不祥事で辞任し、まさに悲惨な状況に置かれたタイガースから助けを求められて、この人が要請を断るわけがありません。ドラゴンズのこと以上に、野球界全体のことを考える人ですし。
ただ、星野氏もプロでは一貫してドラゴンズで活躍してきた人ですから、球団と名古屋のファンの気持ちは気になったようですね。様々な人からの反応を聞くために、即答するのを避けたのではないかと思うんですが、確かにいろいろな声が聞こえてきました。
星野氏は、監督を辞めるときに「私ほどドラゴンズファンに愛された男はいないと自負しております」という名台詞を残しました。それが、その舌の根も乾かぬうちに同一リーグの他球団の監督を引き受ける…ということですから、「ファンに対する裏切り行為だ」と言う声も多く挙がったようです。もちろん、「ドラゴンズ一筋の星野氏が他球団に行くのは寂しい」との声もありました。
ただ、その一方で「球界のためにタイガースでもがんばって欲しい」と言う声もありましたし、「タイガースで新しい経験を積んで、またドラゴンズに戻ってきて欲しい」という手前みそ的プラス思考(笑)の声もありました。私としては、どちらかというとこれらの意見に賛成です。年齢的に考えると星野氏がもう一度ドラゴンズの監督として復帰できるかどうかは微妙なところかも知れませんが、この困難きわまりない状況で「火中の栗を拾う」人材として、他に務まる人はちょっと思いつきません。
それにしても情けないのはタイガースの球団経営陣。前回、野村氏を監督に迎え入れるときもそうでしたが、他球団の監督を辞めたばかりの人を連れて来る…というのはよっぽどの人材難なんでしょうか?。そんなことはありません。タイガースの二軍では生え抜きOBの岡田彰布氏が指揮を執っていて、リーグ優勝するなどの実績も残しています。どうやら「彼では若すぎる」と言うことらしいんですが、それを言うなら読売ジャイアンツ・原辰徳新監督の方がもっと若いですよね。年齢はそれほど関係ないと思います。
野村氏、星野氏と、球団とは縁もゆかりもない人を監督に招いたタイガースは、変わらなくてはならないと言う危機感を強く持っているのだと思います。残念ながらまだその成果は出ていませんが、星野新監督は経営陣にも意見をはっきりと述べる人のようですし、今後のタイガース、特に経営陣の変身に期待したいと思います。
星野氏の監督就任後話題になったのが、田淵幸一氏のコーチ就任ですね。田淵氏は学生時代からの星野氏のライバルで、親友であることでも知られていますね。名古屋ローカルのドラゴンズ系テレビ番組でもゲスト出演しているのをよく見かけました。記者会見でも二人して終始笑顔で、二人の仲の良さが伝わってきましたね。もちろん来シーズンが開幕すればそんな顔ばかりはしていられませんが。
田淵氏はタイガースで活躍し、本塁打王も獲得している名選手ですが、引退後は意外に現場から声がかからず、タイガースに復帰するのは20数年ぶりなんだとか。今考えると、福岡ダイエーホークスの監督を務めて成績が奮わなかったのが良くなかったのかも。星野氏は1、2年ほど監督を務めた後田淵氏に監督を譲って辞める気かも?と思ったりします。星野氏が呼んでくれなければ田淵氏の復帰はこれからもなかったでしょう。それにしても、タイガースOBには他にもまだ大物がいるのにどうして「監督を」の声がかからないんでしょう。例えば掛布雅之氏とか。
星野氏は、ドラゴンズの二軍監督・島野育夫氏も招き入れたい意向のようですが、こちらは難しいでしょうね。ドラゴンズへの貢献度が高かった星野氏の頼みとはいえ、敵のチームを強化するようなことをドラゴンズ経営陣が受け入れられるはずがありません。この件については決着が付くまでにかなり時間がかかると思います。いったいどうなるんでしょうか。
星野氏から監督を引き継いだドラゴンズ・山田久志監督の心境も複雑なようです。これまで共にチームを率いてきた人が、来シーズンからは敵のベンチにいるわけですから。しかし、それでも勝負は勝負。これからは因縁の対戦になるであろうドラゴンズ×タイガース戦、まさに竜虎相見える名勝負を期待したいですね。来シーズンからのプロ野球の楽しみがまた一つ増えました。ナゴヤドームだけではなく、是非甲子園球場にこの対戦を見に行ってみたいと思っています。でも、名物の「六甲おろし」は聴きたいような、聴きたくないような…。
コメントを残す