先週発売された日本語ワープロソフト「一太郎12」の宣伝ビデオを店頭で見かけました。ビデオの中では「いちたろうじゅうに」と呼ばれていましたね。前のバージョンは「いちたろういれぶん」と呼ばれていたことがちょっと気になっていた私なんですが、今回は日本語の尊厳を守った形(笑)になりました。さすがに「じゅうに」の方が呼びやすかったのが理由だと思うんですけどね。
土曜日には、しらかば2in1スキー場に出かけてきました。浜松からはちょっと遠いんですが、晴天率が高く、とても雪質が良く、土曜日の午前中ならかなり空いている素晴らしいスキー場です。実は、それと共に嬉しかったのがようやくスタッドレスタイヤが本領を発揮したこと。車の4駆モードを「LOCK」(前後均等の駆動に固定)にしておけば、雪や氷に覆われた路面であることをほとんど意識せずに運転することが出来ます。
ソルトレークシティ冬季オリンピックも日程の半分が過ぎました。フィギュアスケート・男子シングルでは、本田武史選手が4位に入賞しましたね。彼自身は、「メダルに手が届く場所にいたのに」と非常に悔しそうでした。日本人としてはこれまでで最も高い順位で、入賞自体この種目では史上初めてですから、成績としては胸を張っても良い成績だと思います。でも、悔しがる気持ちは、次こそはもっと上に…というエネルギーを生み出すと思います。本田選手は現在20歳。次回のオリンピックへの出場も十分チャンスがあります。「もっと上」を目指して欲しいですね。
冬季オリンピックにも意外にいろいろな種目がありますが、その中で私が一番見るのが好きな種目がフィギュアスケート。オリンピックのときだけでなく、毎年テレビ中継のあるものはよく見ています。理由は、結局のところ見ていて楽しいから…という単純なことだったりするんですが、それをもう少し説明するなら、先々週に少し触れたことでもあるんですが、様々な能力を試される競技であることでしょうか。
フィギュアスケートでは、決められた時間の中で選手が演技を行った結果を審判員が採点して、その点数で優劣を競うわけなんですが、採点するための基準が2つに分かれています。いわゆる「技術点」「芸術点」ですね。技術点では、私たちが見てもわかりやすいジャンプの難易度を始め、スケーティングそのものの技術が問われます。一方、芸術点の方は演技の中で選手の表現したいものが伝わってくるかどうかが問われるものです。難しいジャンプが飛べるだけでもダメ、でもそれが出来なければどんなに感動的な演技が出来てもダメ。全てにおいて高いレベルが求められます。
競技の中で私が一番見ていて楽しめるのが男子シングルです。4回転ジャンプなどの最も高い技術が見られるだけでなく、現在のトップ選手の中には「いかに魅せるか」の演出にこだわった選手が数多くいます。あと、競技の終わった後に行われるエキシビションはとても楽しいですね。競技のルールによる制約が取り払われたところで、選手たちののびのびとしたパフォーマンスが見られます。派手な衣装、最新のヒット曲、あるいは小道具なんかも使っていたりしますね。機会があれば、一度リンクで演技を見てみたいものです。
フィギュアスケートと言えば、今回のオリンピックではペア種目の採点を巡って不正が行われたことが明るみに出て問題になっています。審判が採点を行う競技の性質上、タイムや得点などを競う競技に比べるとどうしても不透明さが出てくるのは仕方がない面もあります。国際大会だとどうしても自国の選手に甘く、他国の選手には厳しくなったりすることがあるかも知れません(もちろん良いことではありませんが)。しかし、今回の話はこうしたこととは全く次元の違う話で、当然許される問題ではありません。政治に振り回されないことがモットーであるオリンピックですが、裏側ではこうした実に「政治的」な話が蠢いていたりするようです。結局、1位、2位の両ペアに金メダルが授与されることになって一応の決着が見られるようですね。
審判の採点の不正はこのスポーツの競技としての根幹に関わる重大な問題です。審判という個人の問題になってきますし、完璧に防ぐのは難しい問題かも知れません。結局のところは一人一人の良心に期待するしかないのでしょうか。ところで、競技場では実際に採点結果が発表されたときにブーイングが起きたとか。観客の目はときには審判の目と同じくらい…いや、それ以上に正確で厳しいものです。
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