どこまで覆うのか

Bulletin Board、初の活躍?

実は、ずいぶん前から気にしていたことがありました。前にB5Rの塗装を塗り直したことを話題にしましたが、そのときに、SSK Worldの掲示板「Bulletin Board」で「キーボードカバーを使ってみたら?」との書き込みをいただいたんですよね。そこでも書いたとおり、キーボードカバーは昔デスクトップで使っていたことがありましたが、タッチの感触が悪くなってしまって、どうも好きになれませんでした。でも、改めて実際に店頭で売られている製品に触れてみると、材質もかなり柔らかく、薄く、透明度も高くなっていてこれなら大丈夫そうです。これは是非試してみよう…と思いました。

それ以来、このことがずっと頭の片隅に残っていたんですが、浜松市内のパソコンショップではどこに行ってもCF-B5シリーズ用のキーボードカバーが見つからず、わざわざ注文するのも面倒かな…と思っているうちに導入は先送りになっていました。それが、最近になってある家電量販店の店頭でひっそりと売られているのを発見。即購入ということになりました。ちなみに、その後改めて見に行ったら既に品切れでした…。

全て覆ってみると

購入したのは、Bulletin Boardでも紹介されていたサンワサプライ製のキーボードカバー。しかし、よく見ると「CF-B5R用」として売られているカバーには2種類ありました。ちょっと迷いましたが、既に本体は生産完了状態のB5Rですから、カバーもいつまで入手できるかわからないな…と思い、とりあえず両方買ってしまいました。

フルカバータイプ・FA-LLETB5;拡大画像サイズ24.1KB

一つ目がこのタイプ。キーボードだけではなく、筐体全体を覆う形になっています。トラックボールの部分にだけは小さな円い穴が空いていて、ボタンの部分はカバーに覆われています。この形状なら、レスト部分も全て覆われているわけですから、表面に触れることによる塗装の剥がれの問題は解消できそうです。

側面のめくれ上がり

ところが、Webサイトの解説によると、この製品・FA-LLETB5は既に生産完了品になっています。どうしてそうなってしまったのかを考えてみましたが、見るとその理由は何となくわかります。というのも、これらの写真を見てもらうとわかるとおり、カバーが浮き上がっていてどうも格好悪いんですよね。

トラックボール周り

トラックボール周りでは、カバーがボタンに密着しないので、どうも落ち着きませんし、筐体の縁でもだらしなくぶら下がった感じがしてしまいます。材質を固くすればこのあたりの密着感を向上させることも出来るのでしょうけど、今度はキーボードのタッチまで固くなってしまうかも知れませんね。

筐体の縁に、カバーに添付される両面テープを貼り付けることによって、この「格好悪さ」は多少解消できそうです。しかし、この場合は「簡単に取り外せない」という別の問題が出てきてしまいます。取り外したい理由はトラックボールのメンテナンス。メンテナンスフリーと言われる光学式トラックボールですが、それでも埃などが詰まって動きのスムーズさが損なわれることもあるので、時々はボールを取り出して中を掃除したいんですよね。私の場合、Let’s noteを布団の中にまで持ち込んでしまうことがある…というのが最大の問題点だと思うんですが(笑)。

キーカバーのみタイプ・FA-NLETB5;拡大画像サイズ23.4KB

モデルチェンジには理由がある

もう一つのキーボードカバーがこのタイプ。キーボード部分だけを覆う形になっています。この製品・FA-NLETB5は、先の「フルカバータイプ」の後継として登場したもののようですね。両サイドのボディ部分に両面テープで固定すれば、格好悪さもほぼ解消されます。キーボード部分を分解して頻繁にメンテナンスしたいという人もまずいませんから、貼り付けてしまっても問題ありませんよね…と既に何回もキーボードを取り外している私が言っても全然説得力がありませんが。

もともと期待していた塗装剥がれの防止にはあまり役に立たない製品なんですが、もちろん「キーボード部分への埃などの侵入を防止する」というキーボードカバー本来の効果は十二分に発揮されていますから、私はこちらのカバーを使うことにしました。気になっていたキータッチの方はまあまあでしょうか。ダイレクトに「かつん」と来るキータッチが好きな私からするとちょっとマイルドすぎるかな?と言う気もしますが、昔のキーボードカバーで感じていたような妙な引っかかり感は感じません。

前言撤回です…

ところで、今月中旬に登場する新Let’s noteシリーズのことなんですが、前に「劇的に変わったわけではない」などと暴言を吐いてしまって後悔しています。やっぱりCF-R1のあの重量は驚異的です。960g(無線通信非搭載仕様)というのは、変形サイズのディスプレイを採用した小型機・VAIO C1MRシリーズよりも軽いんですよね。しかもバッテリ動作時間はC1MRの2倍。本当にそんな機械が作れるのか?という素朴な疑問にも、あと2週間弱で明白な回答が得られます。今は楽しみに待つことにしましょう。

あと、バッテリでの動作時間についても、この前東京に出張したときに重要性を痛感してしまいました。B5Rの能力では新幹線で往復する間バッテリが持たないんですよ。R1くらいの能力があれば、往復する間使えるわけです。CF-A3についてはサイズなどでB5Rに対する優位性をそれほど感じませんが、バッテリー動作時間は何と7時間。とんでもない製品です。


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