先月からMusic Worldがリニューアル中…と言うことで一時閉鎖しています。より多くの皆さんに、もっと気軽に、より簡単に、より質の高いものを聴いていただくためにはどうすればいいのか…そんなことを考えて直しているところなんですが、こだわり始めるとついついいろいろ考えてしまうんですよね。もうしばらくお待ちください。少なくともこのまま閉鎖することだけは絶対にありませんので。一応あれがメインのコンテンツであることを自負していますし。
totoで2週連続の1億円が出てしまいました。第35回はJ2の3節分の結果を当てるという変則的なものだったのでもともと難しかったんですが、第36回も延長・引き分けが4試合、他にも意表をつく結果が多くこんな結果になったのでしょう。実際、このところの私の予想にも全くさえがありません。半分そこそこの試合結果しか的中できていませんでした。次回に持ち越しになった繰越金が3億4,500万円。昨日、今日の試合が対象となる第37回はどうなるのでしょうか?…そろそろ順当な結果になるのではないかと思っていたんですが、既に今週も配当無しが決まっています。
今回の話題は映画「ロード・オブ・ザ・リング」。アカデミー賞では作品賞最有力候補と言われ、結局作品賞は獲得できなかったものの今年度の作品中最多の4部門を獲得した注目の作品です。日本国内でも、3月2日の公開以来大人気ですね。あまり映画館には出かけない私なんですが、BSデジタルテレビを購入したときに招待券をもらっていたものですから、ちょっと見に行ってみようかな?と思ったわけです。
実は、招待券をもらう以前から映画そのものには興味がありました。この映画の原作はJ・R・R・トールキン氏の小説「指輪物語」。作品そのものは読んだことがありませんでしたが、トールキン氏の作り上げた世界が、その後いわゆる「ファンタジー世界」の元祖として世界の多くの人に影響を与えたことはよく知られています。パソコンや家庭用ゲーム機で遊べるロールプレイングゲームの世界は、まさにこの影響を色濃く受けていますね。実際、私たちの「ウェルタール世界」も源流を順にたどっていけば最終的にはここに行き着くところがあります。例えば地人族のベースにはドワーフ族が、樹人族のベースにはエルフ族があることが見て取れるのではないでしょうか。
「指輪物語」の世界は非常に難解なことでも知られていますが、映画化されれば、その世界観がより理解しやすい形で得られることは間違いありません。ただし、その一方で正確に理解するのは難しいかも知れませんね。映画ならではの何らかの脚色がなされるのは確かですから。
今回も出かけた先はヴァージンシネマズ浜松(現TOHOシネマズ浜松)でした。どの映画館に行けばいいのかを考えずに、とりあえずここに行きさえすれば見たいモノが見られる…というのがシネマコンプレックスの強みですね。人気作と言うことで、公開されたばかりの頃は9枚中4枚のスクリーンが使われ、時間差を付けて上映されていました。こんな風にして大量の観客をさばけるのもシネ・コンの強みです。
今回は字幕版を見ることにしました。字幕版と吹き替え版を比べると、よりお手軽なのは間違いなく吹き替え版だと思うんですが、制作者の意図をより正確に受け取ることが出来るのは字幕版ではないかと思います。吹き替えでは、原語版でどのように表現されているかを知ることが出来ませんからね。英語の作品ならば少しは台詞の聞き取りも出来ますから、字幕と見比べると「それってちょっと違うだろ?」という突っ込みを入れながら楽しむことも出来ます。あと、吹き替えされた声優の声が原語版の俳優の声と違った雰囲気に聞こえることは良くありますよね。これが原因で結構驚いた経験もあります。
座席が最前列と言うことになってしまい、スクリーンを見渡すのにちょっと疲れてしまう感じでした(字幕を読むのも大変でした…)が、視界一杯に広がる画面の迫力を体感することは出来ました。時々画面の中に吸い込まれそうなちょっと気持ち悪い感覚もあったくらいです。
ファンタジー世界なだけに、現実世界には存在しないような生物、自然、構造物などがいろいろと登場します。また、とても俳優たちにスタントをさせるわけには行かないような危険な場面も数多くありますが、これらを表現するためにCGが多用されています。昨秋に全編CGで制作された映画を見ましたが、今回のようにCGが実物で撮影したものと組み合わされるとまた感じ方が変わります。「こんな映像が実物で撮れるはずがない」という先入観がない限り、もはやCGであることは大画面の中でも判別不能です。
映画のストーリーはまさに冒険大活劇といった感じで、3時間弱という長時間でしたが全く飽きることなく楽しむことが出来ました。ただ、一番最後だけは納得いきませんでしたね。何だか非常に中途半端な終わり方に感じました。もともと、この「ロード・オブ・ザ・リング」自体最初から3部作の第1部として、しかも3作並行して制作されている…というとんでもなく壮大な構想の下に作られた作品ですから、こうした終わり方は仕方ない面もあるのでしょう。3部作であること自体は、原作「指輪物語」が3部作構成になっているので当然と言えば当然なんですけどね。ちなみに第2部は来年、第3部は再来年に公開だとか。
今回の映画に触発されて、是非原作も読んでみようと思い、近所の書店に出かけました。書店では当然のように特設コーナーが出来ていました。書店で驚いたのは解説本の類の非常に多いこと。「指輪物語」の世界が容易には理解できないことを象徴しています。
「指輪物語」自体はかなり古い作品なので文庫本で入手することができるんですが、文庫本にすると実に9巻の長編作品。第1部だけでも4分冊になっています。とりあえず最初の2巻だけ購入してきて読み始めたばかりなんですが、これは確かにわかりにくいです。一応、ファンタジー世界の一般常識をある程度持った上で読んでいるつもりなんですが…。まあ、慌てず、じっくり読んでみたいと思いますね。第2部の公開までだってまだ1年あるんですから。
コメントを残す