気が付けばこんなにたくさん
前回のCPUとマザーボードの交換で、最初に自作したときから全ての部品が入れ替わった…と言う話をしましたが、裏を返すとそれまで使っていた部品を集めればまるまる1台分になるわけで、これを使えばもう1台パソコンが組めてしまうことになります。実際にはもう売ったり譲ったりしてしまった部品もあるので、完全に全て揃うわけではないんですけどね。
実際にリストアップしてみると、手元にあるのはCPU、マザーボード、メモリ、ハードディスク、サウンドカード、LANカード、キーボード、マウス。マザーボードにはビデオ機能が標準装備されていますから、あとはケースとディスプレイさえあればもう1台動作するパソコンが作れます。これならそれほど費用もかからないかな?ということで、セカンドマシンの組み立て計画はスタートしました。置き場所の候補は居間。ここで、パソコンは全くの初心者である母に使ってもらう予定です。
事態は思わぬ方向へ
居間にパソコンを置くのなら、当然の事ながら置くためのスペースを確保しなくてはなりません。ところが、現在手元にあるCUSL2はフルATX規格のマザーボードですから、これを収めるケースはそれ相応の大きさがあるものになります。はっきり言って狭い我が家の居間では、タワー型のケースとパソコンデスクを置けるだけの場所はもうありません。そこで浮上した代案が省スペース型のベアボーンキット。これなら、ちょっと考えれば置く場所が確保できそうです。もちろん、その分高価になりますし、家に転がってる部品の中には使う必要のないものも出てくるわけですが。
CoppermineコアのPentium3・800EBMHzを使えるベアボーンキットということで、かなり格安のものもあるんですが、店頭でいろいろ見てしまうと、やっぱり良いものが欲しくなってしまいます。というわけで結局購入したのはこれ。2階のタワーのケースと同じSoldamの販売する超小型機・WinDy POLOです。型落ちの製品なのに値段は4万円弱しましたが、高級感あるアルミ製ケースの仕上がりを見ると価格相応のような気がします。
こんな小さな筐体の中に、パソコンとしての機能が凝縮されています。ただ、小さいだけに筐体内部は非常に狭く、部品を取り付けていくのも一苦労です。一通り組み上げるとこんな感じになりました…CD-ROMはOSのインストール後に取り外してしまいましたけどね。ちなみに、OSはWindows XP Home Editionをインストールしましたが、「5月30日問題」は発生しませんでした。
本体でこれだけ省スペースにこだわったからには、ディスプレイ側にも手抜きは許されません。CRTならもっと安く上げられるんですが、ここはやはり液晶ディスプレイですね。これについては、メルコの15インチXGA液晶・FTD-X15AH2がちょうど安売りされていたのでこれを42,800円で購入。液晶価格が上昇しているとのことですし、この値段ならまあお得でしょう。
日本語の説明書が付いていることもあり、組み立てからインストールの作業については、あっけないくらい簡単に済みました。インターネット接続については無線LANのアンテナをもう1本購入してきて接続しました。これまでの2階タワーとほぼ同等の性能と言うこともあって、動作についても緩慢な感じは受けません。ただ、少し気になるのはファンの回転音が大きなこと。筐体が小さいこともありファンの直径が小さく、風量を確保するために回転数は増えて来ますから、仕方がない面ではあるんですけどね。
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