激動の一日

木曜日・9月19日の未明に「レッツノートのある暮らし」にWindows XP Service Pack 1の記事を載せて、久々に「一歩先を行く」記事が書けたと喜んでいたところ、何とSP1はまさにその19日に一般公開されてしまいました。9月末の予定だったはずなんですが…これには正直言ってびっくりしましたね。これでは全然先んじてないな…とも思いましたが、それでも一応一般公開されるよりは先にいろいろと検証できましたから、これについては自己満足しておこうかと思います。


…と、そんなちょっとした衝撃を受けた19日だったんですが、この日の私とその周囲では他にもいろいろな事件が起こって大変でした。まず最初の事件は、朝目覚めてからすぐに起こりました。後頭部から首にかけての部分が重い感じで、その重さのせいで酷く気分が悪く、全然食欲が湧かなかったんですが朝食はお茶漬けを無理矢理食べました。「これは風邪か?」と思い朝食前に体温を測ってみたところ、36.3度Cと至って平熱。でも、この気分の悪さではとても仕事にならないので、仕事の方は半日休みを取って病院に出かけることにしました。

近くの総合病院に出かけ、玄関前の案内窓口で症状を説明したら、案内された先は何と脳神経外科…確かに冷静に症状を分析したら当然の案内先ではあるんですが、ここで「脳」という言葉を聞くのはちょっとした衝撃です。しかも、簡単な問診票を書いた直後に首のレントゲンと頭部のCT撮影を指示されました。皆さんご存じの通り、CT(Computer Tomography)というのは身体の内部を透過したX線のデータをコンピュータ解析して断面図を作成するものですね。この検査は初めて受けましたが、台の上に寝ているだけで数分で撮影は終了しました。できあがったフィルムを見ると、綺麗に円い頭の断面図が並んでいます。異常があるかどうかなんて自分で見ても全然わからないんですが。

最悪の事態ばかりが頭を駆けめぐります…そう言えば徳永英明も、Mr.Children・桜井和寿も脳血管の病気でダウンしているところです。彼らの曲はカラオケでもよく歌っていますからね…って私を同列に比べること自体彼らに対して失礼極まりないわけですが。ところで、このとき一番びっくりしたのは待合室に血圧計があったので試しに測ってみたら152/84というとんでもなく高い数値だったこと。もう一度計り直したら138/75と少し下がりましたが、それでも高めですね。後から思えば、不安な気持ちが血圧を上げていたんだと思うんですが。

検査の結果、脳については全く異常なし。首のあたりの筋肉が緊張することによって頭痛を引き起こしたのではないか?という診断結果でした。一日中パソコンを使っている話をしたら、「姿勢が悪いんじゃないか?」と一刀両断されてしまいました。なるべくリラックスして使えるようにいろいろ気は遣っているんですけどね。気が付いたら気分の悪さはずいぶん取れていました…首のあたりが凝った感じなのはもはや慢性化していますけどね。ともかく、現時点で脳には異常がないことがわかっただけでも良かったことにしましょう。


とりあえず昼からは仕事に出かけた私。次の事件は、夕方職場から家に帰ろうとしたときに起こりました。いつも通りに車にキーを差し込んで、エンジンを始動させようとすると…セルは快調に回るのにエンジンが全く始動しません。セルが回っていると言うことはバッテリー上がりとは違います。だいたい、昼までは快調に走っていたはずなのに…。

何度かかけ直してみても全くエンジンが始動する気配がなかったので、車を購入した日産の販売店に電話で相談してみたら、車を取りに来てくれることになりました。ところが、運搬車がなかなか見つからなかったらしく、私は結局2時間近く待つことになってしまいました…その間に夕食を取りに出かけましたから、意外に時間はもてあまさなかったんですけどね。屋外駐車場の車のすぐ脇で待っていたら意外に寒かったのに驚きました。季節はもうすっかり秋です。

その日は、運搬車と一緒に持ってきてもらった代車で家に帰りました。原因は電気系統のトラブルだったようで、車は土曜日の午後に家に帰ってきました。保証の範囲内で無償修理だそうです。こういう不具合があったときの対応を見ると、アフターサービスも立派な商品の一部だな…と強く感じます。今お世話になっている日産の販売店の対応には概ね満足しています。だからこそ同じ店で車を買い換えたんですよね。大事なのは価格だけじゃないと思います。


夜8時半過ぎにようやく家に帰り着きました。しかし、私の一日はそう簡単には終わってくれなかったんです。家でのんびりしていると、外がいきなり騒がしくなりました。消防車のサイレンがけたたましく鳴り響いています。そして、その音は…ちょうど私の家の真ん前のあたりで止まりました。家から外に出てみると、何と建築中のすぐ向かいの家から煙が上がっていたんです。全く気が付きませんでした。窓を閉め切っていましたから、においもしなかったんですよね。

火の勢い自体はそれほど強くなかったようなんですが、それでも一挙に燃え上がりでもしたら我が家にも危険が及びかねないわけで、さすがに落ち着かなかった私はしばらくの間様子を見ていました。幸い1時間ほどで無事鎮火したので、夜遅くにならないうちに寝ることが出来ました。後で聞いたんですが、原因はよくわからないらしいんですよね。タバコの不始末なら残っているはずの吸い殻も見あたらないし、放火なら残っているはずの揮発油の成分も残っていないし…こういうのも何だか不気味です。


…と、こんな感じの一日でした。いろいろとドタバタして大変だったんですが、こういう風に立て続けにいろいろな出来事が重なる事ってたまにありますよね。特に悪いことに限って重なるように感じてしまうのは私だけでしょうか?

一方で、どうしようもなく暇で、何事も起こらない日々も数多くあります。そんなつまらない日々と比べれば、例え悪いことでも何らかの刺激があった日は貴重なんじゃないかな?という気がします。もっと大事なことは、毎日の暮らしを「何事も起こらない日」にしないように、普段からいろいろと心と体を働かせることだ…と思っているんですけどね。


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