こっそりいろいろ変えてます
これまでに自作機にいろいろなパーツを加えたり交換したりしたことを記事にしているわけですが、実は記事にしていない部分でもいろいろと手が入っています。例えば、搭載メモリはいつの間にか512MBから倍増して1024MB…言い換えれば何と1GBというとんでもない環境になっています。これは、512MBのDDR SDRAM DIMMが9,000円台で売られていたのを見てついつい衝動買いしてしまったんですが、今振り返るとあの頃は最近では底値だったんですね。
他にもこんなものを入手したので装着しています。2mmほどの分厚い鉄製の板をCPUソケットのすぐ裏に取り付けて、CPUクーラーを取り付けたときのマザーボードの反りを抑えます。ただ、それでも全く反らない…とまでは行きませんでしたね。何しろ700gもある超重量級クーラーを取り付けてますから。
他にも、何故か動作が不調になったDVD-ROMドライブを新調してみたり、ケースの側面パネルを留めるネジを手回し可能なものに交換してみたり…と、地味な変更はいろいろとしています。基本は「より快適に使うため」なんですが、たまにはちょっと暴走や脱線もあったりします。…まあ、深刻な問題にはなっていませんから良しとしましょう。
さらにこだわる人の選択
今回の話題の主役は、「お下がり」で作った超小型PC・WinDy POLO。これまで母が使っていたんですが、この度弟が持って行くことになりました。そこで必要になったのがCD-ROMとフロッピーのドライブ。これまではネットサーフィンや電子メールのやりとりにしか使わなかったのでハードディスクしか内蔵していなかったんですが、いろいろな用途で運用していくためにはやっぱりこれらのドライブが必要になってきます。5インチベイが一つしかありませんから、光ドライブはなるべく多機能なものを、最低でもDVD-ROMとCD-RWのコンボドライブあたりは搭載したいところです。
ところが、私の弟というのが私以上にパソコンの見た目にこだわるタイプで(もともとWinDy POLOを選んだのも弟だったりするんですが)、フロントパネルの色はどうしてもシルバーにしたいという意向でした。POLOの発売元・Soldamでは同社の販売するケースに合わせて綺麗に塗装された各種ドライブも販売していますが、普通に売られているアイボリーのドライブと比べるととんでもなく割高です。
…「それならパネルを塗ってみればいいんじゃないの?」という話になって、試しに私の使っているドライブのフロントパネルを外してみたところ、これがあっけないくらい簡単に外れてしまったんですよね。外すことさえ出来れば、塗るのはずいぶん簡単になります。それこそバルク品で売られている安いドライブを使って、見た目にもこだわったドライブを作れそうです。
そんな計画を基に買ってきたドライブはパイオニア・DCR-111のバルク品。CD-RWとしては12/10/40倍速、DVD-ROMとしては12倍速と十二分に実用的な性能で、しかもソフト付きで1万円台前半で購入できました。さらに、ついでと言っては何ですが、私の既に使っている2台の光ドライブのフロントパネルも塗装してみることにしました。ケースの色も同じシルバーですし。
意外な出来映え
ABS樹脂製のフロントパネルは、金属製のケースに爪で引っかかっているだけなので、?ドライバーで簡単に外すことが出来ました。ただし、ディスクトレイのフロントパネルを先に外さないと抜けないので気を付けましょう。動作表示LEDの「窓」やイジェクトボタンは取り外せれば外しておきます。機種によっては密着させるためにパッドが貼り付けてあるので、マスキングテープなどで保護しておきましょう。取り外せなかった「窓」も同様です。
塗装には、アクリル系のシルバーメタリックのスプレー塗料を使いました。塗装は一気に厚く塗らずに、何度かに分けて薄く塗るのがコツですね。仕上がりが綺麗なだけでなく、乾燥するまでの時間も短く済みます。スプレーの場合、塗る対象との距離をある程度長く取るようにすると良いでしょう。
フロントパネルを元通りに組み込んでみると、→こんな感じになりました。WinDy POLOに取り付けてみると、見事に本体に溶け込んでしまい、まるで最初からシルバーに塗られた製品が組み込まれていたかのようです。
ちなみに、フロッピーディスクの方はたまたまシルバーに塗られていたものが売られていたのを見つけたのでそれを購入しましたが、これまた全く違和感なく溶け込んでいます。
自作タワーに取り付けた様子はSSK’s Workbenchに載せているのでそちらを見ていただきたいんですが、こちらも大成功。2台のドライブはシルバーのケースに見事に溶け込んで、既存のパーツをバラバラに組み合わせた「自作機らしさ」がいい意味で抜けてしまいました。
ところで、念のために触れておきますが、今回の作業はそれほど難しくないんですが製品を分解することになります。そのことが原因でメーカーの保証等が受けられなくなる可能性があります。いつも通りの決まり文句になりますが、分解、改造は自己責任で行うものです。真似してみたい人も、くれぐれも気を付けて。特に、塗装が厚すぎると思わぬトラブルの原因になるかも知れません。
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