喪中ハガキを考える

プロ野球のドラフト会議が行われました。各球団が新戦力を指名し、今後のチームの方向性を垣間見ることも出来る重要なイベントのはずなんですが、年々関心が薄れていくような気がしてなりません。各球団とも、有望な新人を育成することよりも既に他球団で活躍している選手を獲得する方に熱心になっていませんか?。日本人選手だけでなく、外国人選手でも解雇された選手が他球団と契約するケースが増えています。確かにリスクが少ない選択ではあるのですが、どうも腑に落ちません。

日本の高校を中退してアメリカに渡りメジャーリーグも経験したマック鈴木こと鈴木誠投手が、オリックスブルーウェーブに指名されました。彼のような経歴を持つ選手でも、日本プロ野球の経験がなければ契約するためにはドラフト会議での指名が必要…ということなんですね。ということは、当然の事ながら新人王の資格もあるはずです。何だか判然としないわけですが、イチロー選手が新人王を獲得できるメジャーリーグよりはまだマシかも知れません。

中日ドラゴンズは、ブラジル国籍を持つ宮崎・日章学園の瀬間仲ノルベルト選手を指名しました。夏の甲子園では地元・浜松の興誠高校と熱戦を演じたのを良く覚えています。彼は、入団すると高卒の新人であるにもかかわらず外国人選手枠の中で競わなくてはなりません。他の新人たちよりも大変ですが、勝ち抜けるよう頑張って欲しいものです。まあ、鳴り物入りで入ったバリバリのメジャーリーガーだって、必ず活躍できるわけではありませんからね。地道に頑張っていれば必ずチャンスはあります。


今年も残すところあと38日となりました。…と言うとまだ結構たくさん残っているような気がするわけですが、これから先の時間はあっという間に過ぎていきます。来週の日曜日はもう12月。何かとせわしない年の瀬です。

年の瀬と言えば、大変な仕事の一つが年賀状作り。私は毎年全て自分でデザインした年賀状を作りますから、11月に入ってすぐの頃から構想を練り始め、例年なら今頃はちょうど3次元CGのモデリングでもしている頃でしょうか。去年は浜松を離れていたせいで出だしが遅れて、ポストに投函するのも遅くなってしまったのを覚えています。しかし、今年は年賀状は出せない立場になってしまったものですからちょっと対応が変わっています。…というよりも、未だ全くの手つかずの状態になっています。どうするのが最良なのか迷っているところなのです。

喪中の間は、基本的にお祝いというものはしないことになっていますから、当然ながら年賀状も出しません。ただし、全く挨拶をしないのもこれまた失礼になりますから、年が明ける前に「今年の年賀の挨拶はご遠慮させて頂きます」という手紙を出します。これがいわゆる喪中ハガキというわけですね。このハガキをもらった人たちは、その人に年賀状を送るのを控える…ということになりますから、当然ハガキは年賀状が発送されるよりも先に、もう少し具体的に言えば年賀状の受付が始まる12月中旬までに届かなくてはなりません。逆算していくと、そろそろ準備が出来ていなくてはならないわけです。喪中ハガキにはお決まりのパターンがありますから、これを作って送るだけなら考えることは何もありません。例年よりもずっと簡単になります。

しかし、私には非常に気になることがあるのです。年賀状には、普段なかなか会えない人との年に一度の近況報告という面があると思うんですが、このハガキを出すことによって、これまで年賀状で付き合いのあった人たちとの連絡が途切れてしまうのが嫌なんですよね。翌年以降も完全に連絡が途絶えてしまうことだってあります。実際に私自身、喪中ハガキをもらった人にその年は年賀状を出さず、翌年年賀状を送ったら宛先不明で戻ってきてしまった経験もあります…もしかすると単に嫌われていただけかも知れないんですが。


ところで、私が喪中ハガキを受け取ったときにはどうするのか?なんですが、先に触れたような苦い経験もあったので、最近は喪中ハガキをくれた人に対しても「寒中見舞い」のハガキを送ることにしています。年に一度の近況報告の役目は、これでも十分に果たせますからね。ただ、私が喪中ハガキを送る相手に対して、寒中見舞いを出すことを催促するのも変な話です。

喪中ハガキは年内に出さず、年明けになってから「寒中見舞い」の形で出す…という方法も聞いたことがありますが、私の場合は引っ越しもしましたから、転居の連絡としての意味もあり、やはり年内には出さないわけにはいかない気がします。どうしたものか…さすがにいつまでも考えているわけにはいきません。今週中くらいには決断を迫られます。


最後になりましたが、サッカー・Jリーグではジュビロ磐田が史上初の完全優勝を決めましたね。勝ったことそのものはもちろん嬉しいんですが、あまりに強すぎてJリーグ全体の盛り上がりには水を差しはしないか心配です。とりあえず、経営側としては完全優勝によってチャンピオンシップが開催されなくなったことが最も痛いわけですが。去年の試合でも多くの観客を集めたように、重要な収入源ですからね。


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