そろそろ私からの寒中見舞いがお世話になった皆さんのところに届いた頃だと思います。ずっと迷っていた「喪中ハガキ」のことなんですが、結局は年内に寒中見舞いという形で出すことに決着させました。それでも、ごく普通の黒枠の書状を出すのも嫌だったので、あまり派手にならない範囲で自分でデザインしましたが。それが今日からトップページに登場した雪だるまのCGだったりします。まだまだこれからも寒い日々が続くと思います。皆さん、風邪など引かないように気を付けてくださいね。
寒い日々をしのぐために必要なものが暖房器具ですね。11月初旬、引っ越してすぐの頃がかなり寒かったんですが、暖房器具は全て山積みの段ボール箱の奥で、とてもすぐに出せない状況でした。仕方がないので、部屋の中でセーターの上にコートを羽織ったまま片づけをする…という情けないことになったのを良く覚えています。まあ、片づけをしている間に体が温まってきて、暖房器具もコートも要らなくなるんですが。
しかし、よく考えてみるとその時点ですぐに使える暖房器具が一つあったんですよね。それは、居間の壁に取り付けられたエアコン。しかし、全く私の眼中にはありませんでした。というのも、エアコンはランニングコストが高いので来客時の冷房にしか使わない…というイメージが染み付いていましたから。結局他の暖房器具が出そろうまでエアコンの出番は全くなかったんですが、今考えてみるとちょっと間が抜けていました。
もともと、エアコンの暖房はあまり好きではありません。なかなか部屋全体が温まらないんですよね。大抵部屋の高い場所に取り付けられていて、吹き出した暖かい空気はどうしても上の方に登ってしまいますから、顔の高さあたりは妙に暑いのに足下は冷えたままだったりします。テレビCMなどでもいろいろと部屋全体を暖める性能を宣伝していますが、どうしても「高いところから温風を吹き出す」という構造では限界があるような気がします。
その点、同じ温風吹き出し型の暖房でも石油ファンヒーターの方が我が家では活躍しますね。魅力の一つはやはり灯油を使うことによるランニングコストの安さ。そして、床に非常に近いところから温風が出てきますから、エアコンの抱えていた構造的な弱点も持っていません。ただ、石油を燃やして直接熱源にしていますからどうしても独特の臭いがしますし、注意して使わないと一酸化炭素中毒など電気暖房にはない危険があるわけですが。
先の二つは温風で部屋の空気を暖める暖房ですが、暖房器具にはそれ以外の方法で温まる物もありますね。例えば、電気カーペットは空気を介さず床に触れた身体を直接暖めます。我が家で今最もよく働いている暖房はもしかするとこれかも知れません。空気は意外に温まりにくい物質なので、空気を暖めるよりはこの方が能率が高かったりします。他にここに分類される物の一つに湯たんぽやあんかがありますね。実は、新居で最初に使われた暖房器具は電気あんかだったりします…布団の中しか暖められないんですが、それでもありがたかったですね。
赤外線を発生させて光で暖める…というものもありますね。我が家にある物でここに分類される物の一つが電気こたつです。小さい頃は良くこたつの中に潜り込んで遊んだ物ですが、こたつの中では巨大な赤い電球(?)が光っていましたよね。まあ、本当の赤外線は目に見えないもので、実際に最近の電気こたつの中は真っ暗だったりしますが。
実は、我が家のこたつは壊れていて電源が入らないんですが、電気カーペットの上に布団を掛けたこたつを置いたままにして、電気カーペットの熱でこたつの中の空気を暖める…という使い方をしています。これが結構使えるんですよね。こたつを使っていると時々熱すぎたりしますが、そうしたことも起こりませんし。そのせいでこたつは修理もしないままになっているんですが。
同じように「光で暖める」タイプの中で、去年辺りからよく見かけるようになった物にこのハロゲンヒーターがあります。冬場になるとちょっと変わった扇風機を売ってるな……と思って見ていたのがこれだったんですが、おおざっぱに言えば電気ストーブの一種ですよね。中心部に取り付けられたハロゲンランプの赤外線が、反射板に跳ね返されて平行に照射されます。「扇風機と同じだと思ってください」と店員さんは説明してくれましたが、確かに扇風機と同じように反射板の向いている方向以外は温かくなりません。
つまり、ファンヒーターなどとは違い構造上部屋全体を暖めることはできないのですが、逆に光さえ当たれば一瞬でその部分だけ暖められるわけですから、絶好の働き場所があります。それは風呂の脱衣所とトイレ。どちらも短時間しか使わない場所ですし、狭い場所ですからハロゲンヒーターの光の届く範囲だけで十分部屋全体になりますよね。私が購入したハロゲンヒーターは、巷でよく売られている物より一回り小型で、使いたい場所に持って歩いて使っています。脱衣所では大活躍していますが、さすがにトイレは狭過ぎてちょっと暑すぎましたね。まあ、トイレには暖房便座がありますからもともと必要性は高くなかったんですが。
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