京都でフィギュアスケートの全日本選手権が開催されました。先週のオランダでの試合で、公式戦では女子で世界初の4回転ジャンプを決めた「4回転娘」・安藤美姫選手に注目が集まりましたが、彼女は残念ながら4回転ジャンプに失敗して5位でした。昨日の女子フリーの演技では、他にも3回転半ジャンプを飛んだ選手がいたそうです。女子のジャンプ技術レベルはこれからまた1段上がったところの勝負になっていくのでしょう。もちろん大事なのはそれだけではなくて、表現力も含めた全てでバランスの取れた演技なんですが…女子シングル優勝の村主章枝選手のように。
昨日は、同じ京都で全国高等学校駅伝が行われました。京都は学生時代を過ごした町なので、その町並みが背景に映り続けるこの駅伝、そして年が明けると行われる都道府県対抗女子駅伝は、毎年楽しみにしているテレビ中継です。残念ながら静岡県の陸上長距離はあまり強くないので、競技そのものとしては見ていてちょっと辛いところなんですが。
毎週ご覧いただいている方の中には、突然本文の文字が大きくなってびっくりした方もいるかも知れません。スタイルシート中の文字サイズ指定から固定値での指定を排除したので、ブラウザごとに指定されている大きさそのままに、レイアウトだけ整えて表示されます。読みやすい大きさにして読んでくださいね。ちなみに、Internet Explorer標準の場合は文字のサイズを「小」にするとこれまでとほぼ同じになります。
これまでは、スタイルシート上で基本の文字サイズを「10ポイント」と固定値で指定し、見出しなどの文字サイズはその10ポイントからの相対値(例えば12ポイントにしたいときは「120%」とか)で指定してありました。文字サイズを固定値で指定すると、ブラウザ側の文字サイズ指定の影響を受けず、常にそのサイズで表示されるようになります。文字サイズの単位はピクセル単位でも設定できますが、ここではポイント単位を使っています。この「ポイント」はワープロソフトの設定などでお馴染みですが、印刷業界では文字サイズを表す標準的な単位ですね。1ポイント=1/72インチと言う定義になっています。
Windowsの場合、インストール直後の標準設定では画面の解像度は96dpiが想定されています。「dpi」は「dots per inch」のことで、プリンタやスキャナでお馴染みの単位ですね。この前提の元にポイントやmm、インチなどの単位が変換されますから、実際にディスプレイの解像度が96dpiに作られていたなら10ポイントの文字は正しく10ポイントで表示されるわけです。昔のマルチスキャンではない時代のMacintoshはこのあたりがしっかり作られていて、ほぼ実物大に文字を表示できたそうなんですが。
実態としてディスプレイの解像度がどうなっているのかを考えると、これが結構まちまちなんですよね。例えば、15型のXGA(1024×768ドット)液晶だと、横幅は約12インチになりますから、1024÷12=約85.3dpiになります。レッツノート・CF-B5Rなどのサブノートに採用されている10.4型のXGA液晶だと、横幅は約8.3インチということで、1024÷8.3=約123dpiです。最近のハイエンドノートに搭載されている16.1型UXGA(1600×1200ドット)液晶でもこれとほぼ同じ約124dpiになりますね。VAIO Uの6.4型XGAに至っては実に200dpi。こうなるともうドットなんか見えません。ちなみに、自作デスクトップで使っているFlexScan L465の場合は約102dpiで、ここに並べた中では96dpiに最も近いですね。
先に「標準設定では」と触れているとおり、画面の解像度には96dpiの他に120dpiの設定があり、さらに自由に変更することも可能なんですが、これを変えてしまうといろいろと不具合が出てきてしまいます。一番問題になるのは、大きさがピクセル単位で決まってしまう画像オブジェクトとの相性。解像度を変えるとフォントの大きさがそれに連動して変わりますが、画像の大きさがそのままなので、結果的にレイアウトが変わってしまいます。
私もこれを嫌って文字サイズを固定したんですが、アプリケーションではさらに事態は深刻です。解像度変更に対応していないアプリケーション(対応している方が珍しいらしいんですが)だと、ボタンがダイアログからはみ出して押せなくなるなどの致命的な問題が発生します。結局のところ標準の96dpiの設定で使わざるを得ないわけです。
96dpiの画面上での10ポイントの文字が実際にはどのくらいのドットで表現されているのかを考えてみると、ちょうど12?13ドット角くらいの表示になります。この大きさだと、一字一字をじっくりと見てみるとかなり大胆に省略されていて、太字になると文字がつぶれて読みにくいという問題もあります。実は自分で「小さくて読みにくいかも、これは」と思い、文字サイズの設定を変える気になったんですよね。…もしかして、これって老眼?(笑)
文字サイズを見直すのと同時に、久しぶりに対応ブラウザの更新を行い、ついにNetscape Communicator 4.xを表示確認ブラウザから堂々と外しました…というより、このブラウザのことを考えない事にしたおかげでスタイルシートを自由に操作できるようになったんですが。
特に音楽コンテンツを大事にしたい私としては、Macintoshユーザーに見て欲しいと思っていたので、なかなかNetscape Communicator 4.xを外せなかったんですが、最近はMac使いの皆さんでもInternet Explorer人口が増えているようですし、新Mozilla系やOperaなどの選択肢もありますし…。かつては愚痴だけで1回分のWeeklyを埋めたことも何度かあった問題なんですが、このあたりで見切りを付けることにしました。最近はCommunicator 4.xでのチェックが疎かになっていましたから、実情に合わせた…ということでもあるんですけどね。
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