新しい年、2003年が始まりました。いつも言うことなんですが、年が変わったり、いろいろな記念日が過ぎたりするのも、同じような一日一日の積み重ねのうちの一つに過ぎません。もちろん、同じような一日だからこそ、気を抜くことのないように、一日ずつを大切に…今年もそんな気持ちを大切にしていきたいと考えています。
去年から今年にかけての年末年始休暇は9日間。もともと年末年始は貴重な長期休暇なんですが、土日の休みがつながっていつもよりちょっと長めです。長いと言うことは、それだけいろいろと出来ることがあるわけで…もしかすると今までになく忙しく動き回っているかも知れません。
仕事納めの翌日・28日にはいきなりスキーに出かけたわけなんですが、30日にはまたも車で遠出してしまいました。行き先は京都。といっても、別に除夜の鐘を撞きに行ったり初詣に行ったりしたわけではなく(だいたい日付が早すぎます)、目的は何と第九を歌いに行くため。JR京都駅ビルの大階段下・室町小路広場で毎年年末にコンサートが行われているそうなんですが、何とこのコンサートの第九合唱では開演10分前までに行けば当日の飛び入りが可能なんです。浜松で一緒に歌った人に誘われて、「まだ歌い足りないの?」と茶化しながらも歌いに出かけてみることにしました。自分の車を提供してみんな乗せて行くくらいですから、自分でも結構乗り気ではあったんですが。久しぶりに京都に行ってみたいな…ということもありましたし。
実際に会場に行ってみると驚いたのは集まっていた人数。400人以上はいたのではないでしょうか?。浜松での合唱は、何度も練習して合わせた精緻なパフォーマンスが魅力だったと思うんですが(と自分で言うのも何ですが)、京都の合唱は圧倒的な人数による迫力が印象的でした。中には音を外している人もいたりしましたが、大事なのはやっぱり歌の持つエネルギーを表現することですよね。いろいろな形があって良いのだと思います。
もう一つ印象的だったのは、楽団がピアノ…それもエレピが2台に大太鼓、ティンパニなどの打楽器という構成だったこと。ベートーヴェンの交響曲は全て、ピアノ2台のために編曲されたものが存在するのだそうです。さすがにオーケストラとはかなり雰囲気が違いましたね。エレピではないアコースティックのグランドピアノ2台だったらかなり頑張れそうな気がしました。低音の迫力、音の「打撃」感がかなり違ってきますから。
この日の往路は東名高速から名神高速へのごく普通のルートでしたが、帰り道は大阪に立ち寄ったので西名阪道から名阪国道、東名阪道とたどり、久々に名港トリトンを渡ってきました。相変わらずの美しい景色でした。東名阪道と伊勢湾岸道、さらに東名高速までが直結するまで残った区間もほんの数キロメートルなんですが、最近の情勢では工事も進むのかどうか…完成すれば便利なのは確かなんですけどね。
31日の大みそかは起きたら朝10時。家で片づけをしながらゆっくりしました。そして、夕方からは年末恒例の紅白歌合戦をテレビで見ることにしました。この紅白歌合戦では、デジタルのBS-2とハイビジョンで5.1chサラウンド放送が行われました。また、ハイビジョンではBSデジタル放送の双方向通信機能を使って家から審査に参加できる…という初の趣向がありました。BSデジタルハイビジョンテレビとホームシアターを揃えた我が家では、まさに「最先端の紅白」を堪能することが出来たわけです。自分で投票した紅組が勝って嬉しかったですね。
テレビで紅白を見ながら、パソコンにも電源を入れて内蔵テレビチューナーで受信してみたんですが、気になったのは1秒以上ある放送の時間差。もともと、地上波放送と衛星放送の間には電波が飛んでくる距離の分だけ微妙に時間差があるんですが、デジタル放送はさらに時間差が長いんですよね。これはデジタル信号のデコード時間ではないかな?と思っているんですが。番組がずれるのは仕方がないところもありますが、何だかちょっとだけ損したような気分になってしまいます。
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