ちょっと前に、某友人から松浦亜弥のシングル「ね~え?」の歌詞についてコメントを求められました。この曲、歌詞の中に「(怒)」とか「(涙)」とかまるで電子メールの文面みたいな表現が並んでるんですよね。
CDを聴くだけでは意味がわからないんですが、スカパー!でビデオクリップを見ると、括弧書きの中身はちゃんと顔全体、身体全体で表現しています。CDシングルとDVDシングルが同時発売ですし、こういうのもアリなんじゃないの?…と答えておきました。映像媒体の進歩は、彼女たちアイドルにとっては間違いなく追い風です。そんなこと以前に、あんな歌詞を書くつんく♂の頭の中ははかり知れませんが。おそらく、最初から映像をイメージしながら作詞しています。
唐突に話題は変わりますが、この度自転車を買いました。実は、何年も前から自転車は欲しかったんですよね…それも、自動車に積めるような折りたたみ自転車。車で出掛けて町外れの駐車場に停め、小回りの利く自転車で街中を走り回ってみたかったんです。それでも買おうとまでは思っていなくて、一時期は折りたたみ自転車の当たる懸賞にひたすら応募していたんですが、そう簡単に当たるものではありません。
そんな私にとって、購入の決め手になったのは引っ越したこと。今の家からだと、1kmちょっと離れた、徒歩だとちょっと遠いけどわざわざ自動車を出すのも…という位の距離に、便利な店や施設がいろいろとあるんですよね。しかも、最寄りの鉄道駅までの距離が中途半端に遠いんです。2.5kmほどあって、歩くと30分。自転車さえあれば鉄道を使う気が出てくる距離ですよね。そこで「自転車を買おう。せっかく買うのなら折りたたみを」ということになったわけです。
店頭でいろいろ見て回った結果、ブリヂストンのトランジットライトを買いました。本体重量が10kgを切るという超軽量がこの車種の最大の特徴なんですが、前後でタイヤ径が違う(前16インチ、後18インチ)、他の折りたたみ自転車とはひと味違うスタイルが好きですね。駅まで行く間に長い坂があるので、3段変速付きのモデルを選びました。
フレームの鮮やかな赤色もお気に入りです。普通の自転車はシルバー、白、黒がよく売れる(乗用車でも同じ傾向だそうです)そうですが、折りたたみ自転車は派手な色が似合うと思うんですよね。トランジットライトには8色ものカラーバリエーションが用意されていますが、現行モデルにはこの赤色はありません。これは1代前のものだそうですが、仕様としてそれほど大きく変わったわけではないので、今回は「見た目重視」と言うことにしました。もともと赤という色は好きなんですよね。
折りたたむと、こんなに小さくなってしまいます。折りたたみや組み立ての作業も工具を全く必要とせず実に簡単。これなら、自動車に積んで運ぶどころか、その気になれば、専用の大きなバッグに入れてバスや電車で持ち運ぶことも出来ます。ちなみに、折りたたんだ状態でも自転車をそのままバスや電車に持ち込もうとすると、別料金を請求されるか持ち込みそのものを拒否される場合がありますが、バッグの中に入れてしまえば「手荷物」扱いになるので大丈夫なんだそうです。
ところで、先の写真の背景をよく見るとわかるんですが、この自転車の収納場所は玄関なんです。マンションにも当然駐輪場はありますが、家の中まで持ち込めばほとんど雨に濡れませんし、直射日光も当たりませんから、車体が傷みにくいという利点があります。盗難の危険性も、屋外の駐輪場と比べれば圧倒的に低くなりますしね。折りたたんだ状態でもスタンドを使って立てたままにしておけるので、収納にも気を遣いません。
軽い車体のおかげで、自転車を持って階段を上がるのもそれほど苦になりません。何しろ、軽いだけでなく折りたたんだときの重量バランスも良いので片手で持てますからね。実はそれ以上に決定的だったのは1階に住んでいることかも知れませんが。階段を上るとは言っても5段ほどしかないんです。
車体価格はちょうど4万円くらいで、オプションを含めると5万円ちょっとの買い物になりました。折りたたみ自転車の中には6段くらいの変速が付いて1万円台のものもありましたが、フレームを折りたたむあたりの構造を見てちょっと不安になって、買うのは止めました。トランジットライトの方が全体的に作りが丁寧で、価格相応の安心感があります。
ただ、このくらい払うつもりなら、フランスの名門プジョーのお洒落な小型車・コリブリなんかも買えてしまうんですよね。実は結構迷ったんですが、工業製品としてのスマートさをデザインから色濃く感じたトランジットライトを選びました。折りたたんで持ち運ぶことにこだわりたかった…ということもありますしね。コリブリは「折りたたみ」とは言ってもハンドルを倒せるだけで、小さな車のトランクは厳しいでしょうし、鞄に入れて運ぶのもちょっと辛そうですから。
本当はまだお話ししたいことがたくさんあるんですが、あまりに長くなりそうなので、この続きはまた回を改めてのことにしたいと思います。だいたい、自転車の話だというのにまだ全然乗った話が出てこないくらいなんですから。今さら言うまでもなく、私は結構いろんなものを買ってしまう方で、それでも失敗したと思うことはあまりないんですが、今回はその中でも最近になく「わくわくする買い物」をしたような気がします。これからどんどん使いたいですね。
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