3回続けて自転車の話題です。前にも書いたとおり意外に快適な乗り心地だったのに味を占めて、無謀にも家から職場まで15kmの遠乗りを敢行してしまいました。所要時間は1時間20分。ツーリングそのものは快適だったんですが、さすがに慣れないことをしたのでちょっと足に疲れが出てしまいましたね。最後の最後が急な上り坂だったのが最大の原因だとは思うんですが…そこまではほぼ平坦か下り坂だったので、結構楽勝だったんですよ。
帰りは自転車を折りたたんでバッグに入れて、電車に一緒に乗って帰ってきました。こういうことが簡単に出来てしまうのが折りたたみ自転車のおもしろさですね。ある程度小さくなるとはいえ、電車の中でハンドルやサドルが顔を覗かせている巨大な袋を持っているのはさすがに目立ちます。おかげで向かいの座席に座ったご婦人方から「これ、自転車?」と声をかけられ、話が弾んでしまいました。こういうちょっとした会話も楽しいですね。
帰ってくるともう辺りはすっかり暗くなっていました。自転車にもライトを点けて帰らなくてはなりません。昔は、自転車のライトというと前輪の回転で発電して点灯させるものだと思っていたんですが、最近はバッテリーで点灯させるものが多いようですね。発電機を回転させるのと比べると、タイヤの回転が重くなりませんし、速度に関係なく点灯できるので安全性で有利です。私が買ったライトもバッテリー式です。
店頭には結構いろいろな種類のライトが並んでいたんですが、私が買ったのは光源に高輝度の白色LEDを5個装備したもの。価格は4,000円ほどで、電球を使ったものよりはちょっと割高なんですが、LED方式には明るさの割に省電力であること、発光原理が電球とは全く違い「球切れ」がなく、半永久的に使えることなど利点があります。本体の価格差は電池(単3アルカリ電池4本)を2度くらい入れ替える頃には吸収できているはずです。
ライトの固定は、ハンドルバーに取り付けたアタッチメントにはめ込むようになっていて、簡単に着脱が可能です。これなら、使うときだけ装着して、それ以外のときは外しておけば折りたたむときにも邪魔になりませんし、外して持ち歩けば盗難の危険性も減ります。ただ、持ち歩くことを考えるともうちょっとコンパクトなものの方がよかったのかも…とも思います。ライトも安全装備ですから、使うときの安全性を最重要視するべきで、その意味では正しい選択だったと思いますが。
昼間は結構目立つ鮮やかな赤色のフレームなんですが、夜になると意外に闇に溶け込んでしまいます。目立たないと寂しい…ということはもちろんありますが、それよりも問題なのは他の車などから見えにくくなって危険なこと。
そこで、フレームにこんな風に市販の反射テープを貼り付けてみました。いかにも「貼りました」という感じになるのが嫌だったので、テープは赤色のものを選びました。昼間だとすぐ近くまで寄らないとテープが貼ってあるとは気付かないくらいなんですが、夜に光を当ててみると一目瞭然です(右の写真はフラッシュ撮影しているので、テープの部分が白く光っています)。前輪に標準装備された反射板の効果も合わせて、これなら遠くからでもかなり目立ちそうです。
このように安全装備で対策するのは大事なことなんですが、それ以上に大事なのは安全な乗り方をすることではないでしょうか。夜の運転に限ったことではないんですが、急な飛び出しや斜め横断など、事故につながるような危ない運転は避けなくてはなりません。特に、小径タイヤと言うこともあって、とっさの急ブレーキや急ハンドルには弱いですからね。急な操作をしなくて済むように普段から運転は穏やかに、スピードもちょっと抑え気味に。
ただ、こんなことを考えるようになったのも自動車に乗るようになってからのような気がします。自動車から見ていると、自転車はしばしば邪魔になるんですよね。自転車からの視点しか知らない頃は、自動車は実に邪魔な存在だったんですが、振り返ってみるとかなり無謀で危険な運転をしていました。お互いの立場に立ってみることで、相手のことを思いやることが出来ます…もちろん、これは運転に限った話ではありませんね。
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