最近ちょっとぐずついた天気が多かったですね。まるでもう梅雨に入ったかのようにじめじめしていて、こんなときには気分までちょっと沈んでしまいます。一番つまらないのは、買ったばかりの自転車が玄関の中で眠ったままになってしまうこと。天気が良いときには買い物などで結構良く乗っているんですが、さすがに雨の中をわざわざ自転車で行く気にはなりません。
通勤も「駅までの自転車利用」というパターンに切り替えれば、適度な運動になりますし、ガソリン代が節約できて省エネルギーや環境保全にまで役立ってしまう…といいことずくめなんですよね。もちろん問題もいくつかありますが、切り替えをかなり現実的なものとして考えています。徹底するなら「職場まで自転車で直行」なんでしょうけど、さすがにあれには一度で懲りました。
いろいろと理由を付けつつ、やっぱり自動車無しでの生活は考えられない私です。自動車の運転中にはいろいろなものが視界に入ってきますが、その中でも前を走っている車のリアウィンドウは最もよく見ているものの一つではないでしょうか。特に、職場に向かう通勤道路ではしばしば渋滞しますから、常に目の前には車がいる状態になります。
前走車というのは基本的には邪魔者な訳ですが、リアウィンドウの中には安全運転のために重要な情報が意外にたくさん隠れています。例えば、室内にこちらを向いて手を振っている子供がいたり、運転手が携帯電話みたいなものを耳に当てていたりしたら、その車は信号が青になっても発進しなかったり、あるいは突然とんでもない挙動を見せたりする可能性があります…どちらも道路交通法違反の困った車なんですが。室内の向こうには、さらに前の景色が見えますよね。この前方視界も意外に役立ったりします。
最近はリアウィンドウの向こう側の見えない車が増えました。私の車も、工場出荷の段階でリアウィンドウにはかなり濃い色が付けてありますから、後ろから覗いても中はほとんど見えないはずです。この色つきウィンドウにはプライバシー保護、紫外線や赤外線のカットなどいろいろと目的があるわけですが、運転手から見ると情報量が減ったのはちょっと不便です。それ以前に、中が見えないのは何となく気味悪いですね…全然人のことは言えないんですが。
最近見かける「向こうの見えないリアウィンドウ」に、広告を施したものがあります。特にタクシーでよく見かけるパターンで、広告をプリントした間に細かくスリットを空けて、中からはちゃんと外が見えるようになっているわけですね。広告の位置を考えると、後ろを走る自動車が対象になっているような気がします。そうだとすると、そこにイメージ広告を載せるのはいいと思うんですが、電話番号を載せても連絡してくれる人がどのくらいいるのかはちょっと疑問です。
広告とは少し違いますが、これまた良く見かけるものに「赤ちゃん乗ってます」とか「犬が乗ってます」とかいった看板があります。初心者マークや高齢運転者マークと同じように、運転者に関する情報を伝えているわけですね。こうした看板を掲げた車が期待しているのは、中にいる特別な「乗員」を驚かせないように、他の車が急な追い越しや割り込みをしたり、あるいは後ろから煽ったりするのを防ぐことでしょう。私もこういう車を見かけたときは特に注意を払うことにしています…もちろん、看板が付いてないからと言って乱暴な運転を仕掛けるわけではありませんが。犬が突然暴れたりしたら何が起こるかわからないということもあります。半分は自分のためなんですよね。
ただ、これらの看板を見たときに腹の立つこともあります。それは、こうした車に急な追い越しや割り込みをされたり、後ろから煽られた後に追い抜いていく車を見たら「赤ちゃん乗ってます」と書いてあったりするとき。おそらく、そんなときには赤ちゃんや犬は車に乗っていないのでしょうけど、看板に気を遣っている側からすると裏切られた気分になるんですよね。大抵この種の看板は吸盤などで簡単に脱着可能になっていますから、出来ればこまめに付けたり外したりしてほしいものです。
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