先週から運用を始めた「Googleフリー検索」日本語版(カスタマイズ版)によるサイト内検索ですが、どのページからも使えるように、各ページ先頭のナビゲーションバーに検索画面へのリンクを設置しました。最初は検索フォーム自体をここに設置しようか?とも考えたんですが、デザインとしてのまとまりも考慮した結果こんな形になりました。
自分でも、昔のSSK Worldで何を書いていたかチェックするためにGoogleの検索を利用することがあります。それでも、本題前後のちょいネタも含めて、だいたい記憶はしていますけどね。これだけ頻繁に、大量に書いていても、自分で書いた文章は案外はっきりと覚えているものです。
先週あたりから聞こえるようになってきたセミの声なんですが、ここ2、3日はずいぶん元気になってきて、窓を開けておけば目覚まし代わりになりそうなくらいの勢いです。セミの後を追うように昨日東海地方の梅雨明けが発表され、気分はいよいよ夏本番です。
夏ならではのスポーツの代表と言えば水泳ですよね。スペインのバルセロナで開かれている世界水泳選手権では、日本人選手が大活躍しています。世界大会の日本選手というと、どうも大一番に弱くて実力を発揮できないというイメージが強いんですが、今回はそんなことをあまり感じさせません。数多くの種目で決勝進出、メダルの獲得が続いています。
北島康介選手が、100mと200mの平泳ぎでどちらも世界新記録で優勝…という快挙を成し遂げました。日本人選手が同一の世界大会の2種目で金メダルを獲得するのは史上初と言うことですが、そんな些細なことにこだわらなくても十分世界に胸を張れる立派な成績です。
大会前から、北島選手には大きな期待がかけられていました。100mで1つ目の世界記録と金メダルを達成し、200mに臨むまでの間に、彼にはさらに大きなプレッシャーがのし掛かったはずです。200mは100mと比べるといろいろな意味で難しい競技だと思うんですが(そのうちの一つについてはこの後触れてみたいと考えていますが)、そんな条件の中で「金メダルを獲る」「記録を出す」と発言し続けて、それを実現したところが彼のすごさだと思います。やっぱり有言実行は一番カッコいいですね。
北島選手の二つの世界新には、先に触れた精神面の強さとは全く異質の価値があります。距離が100mと200mであったところにその最大のポイントがあります。そして、これは純粋に身体的な能力の高さを示すものと言えるでしょう。
人間が身体を動かす…もっと直接的に言えば筋肉を動かす方法には有酸素運動と無酸素運動があります。無酸素運動は筋肉の中に蓄えられているエネルギーを消費する運動で、爆発的な力が取り出せる代わりにせいぜい1分程度しか持ちません。一方、有酸素運動はその名の通り酸素を取り入れながら脂肪などをエネルギー源にして行われる運動で、無酸素運動ほどの力は出ませんが長時間持続できます。ダイエットでは、脂肪を消費する有酸素運動と、筋肉を付けてエネルギー代謝を高める無酸素運動の適切な組み合わせが必要ですね…これは余談ですが。
北島選手の今回の100mの記録は59秒78、200mの記録は2分9秒42。この70秒の時間差が筋肉の使い方を大きく変えてしまいます。彼は「細かいことは考えずに泳ぐ」と言いますが、人間の身体の構造上、ギリギリ勢いで押し切れそうな100mと違い、そのままでは確実に筋肉がエネルギー切れを起こしてしまう200mでは、意識するかしないかはともかく全く違ったレース運びが必要になるはずです。
そんな意味では、競泳の、特にあまりスピードの出せない平泳ぎの100mと200mは全く異質の競技と言っても過言ではありません。その両方で世界の頂点に立つということは、まさに人並みはずれたオールマイティな身体能力を示すものだと思います。もちろん、日々の鍛錬が作り上げたものだとは思いますが。
競泳選手にとって世界選手権以上に一般からの注目を浴びるのはやっぱりオリンピックですよね。アテネ大会はもう来年に迫っています。現在20歳の北島選手には、当然オリンピックでも尋常ではないプレッシャーがかかることでしょう。日本のエースとしてだけでなく、世界有数のトップスイマーとして海外からも注目が集まるはずです。彼の有言実行がこれからも続くことを期待しています。
ところで、今日・27日は土用の丑の日。土用の丑と言えば鰻を食べる日ですよね。浜松も鰻では有名な土地なんですが、今日はちょっと浜松を出て、名古屋まで出かける予定にしています。名古屋で鰻と言えばやっぱり「アレ」だと思うんですが、食べてくるかどうかは未定です。まあ、結果については改めてと言うことで…。
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