昨日からプロ野球の日本シリーズが始まりました。今年の阪神タイガース対福岡ダイエーホークスの対戦は、どちらかを応援したいという気持ちはあまり起こらないんですが、いったいどんな試合を見せてくれるのか期待させてくれます。初戦はホークスがサヨナラ勝ちを収めましたが、まだ流れを決定づける段階ではないと思います。今晩以降の試合にも期待しましょう。
ところで、タイガースの星野監督は健康上の理由で日本シリーズを最後に退任することを明らかにしましたが、これはどう影響するんでしょうね。本来なら全日程終了後に発表するべきところを、選手の士気を鼓舞する意味で敢えてこの時期に発表したのでは?と思っているんですが、「監督に最後の花道を」と思った選手たちが逆に緊張するような気もします。ただでさえ日本シリーズ初出場の選手ばかりなんですから。
一方、メジャーリーグでも今朝からワールドシリーズが始まりましたね。こちらはニューヨークヤンキースとフロリダマーリンズの対決。今年は日本の地上波テレビ局でも中継されています。もちろんヤンキースに松井秀喜選手がいるからなんですけどね。ヤンキースがワールドシリーズに出ること自体は全然珍しくなんかない(2年ぶり39回目のリーグ優勝だとか)んですが、やっぱり日本人選手がいると思うと応援したくなります。今日の試合では松井選手は3安打と活躍したもののチームは負け。こちらもまだまだわかりませんけどね。
1ヶ月くらい前に、カスピ海ヨーグルトを「飼っている」というお話をしました。その後しばらくの間は順調にヨーグルトの増殖が続いていましたが、ある日の朝異変が起こりました。いつも通りに前夜のうちにヨーグルトに牛乳を足して床に入り、翌朝出来上がっているのを期待していたんですが…。
見た目はそんなに変わらなかったんですが、問題はにおいと味。最初におかしいな?と思ったのが酸っぱいにおいでした。そして、味見をしてみると見事なまでに想像通り。あまりに酸っぱすぎてとても食べる気になりません。甘みを加えるかどうかという問題以前に、明らかにカスピ海ヨーグルトとは別の物体が出来上がっていました。
本来なら、こういう異常事態のために「種菌」としてヨーグルトを少し分けておく(冷凍しておくと数ヶ月保存できるのだそうです)方が良いかと思います。私自身も最初はちゃんと分けてあったんですが、それまでがあまりに順調だったせいか、最近は用意していなかったんですよね。これはあまりに迂闊でした。
前に種菌をもらった方にお願いして、もう一度分けてもらうことになりました。とは言っても、その方の家でも「最近なかなかヨーグルトにならなくなっちゃった」とのことで、結局さらにもう一代前のお宅に遡ることになったんですが。ヨーグルトに起きる異変にもいろいろなパターンがあるようですね。
1週間くらいして、新しい種菌が私の元にやってきました。今回は同じ失敗は許されません。かなり本気です。異変が生じた原因を検討してみると、結局のところ衛生的ではなかったということに集約されるのではないか…という結論を得ました。牛乳パックをそのまま培養容器に使う方法は開口部がどうしても大きくなり、キッチンペーパーなどをかぶせたとはいえ、そこから雑菌が入りやすいんですよね。だいたい、指を突っ込んでパックを開けていたんですから、考えてみると実に無謀です。
そこで、今回は入れ物にもう少しこだわってみることにしました。菌を入手したのとは別ルートから、「カスピ海ヨーグルト用の容器を売ってるよ」との情報を得たのでショッピングセンターに足を運んだら、そこには「カスピ海ヨーグルトコーナー」が出来ていました。容器も数種類売られています。
結局、こんな「ポット」を980円で購入してきました。気に入ったのは取っ手が付いていて簡単に他の容器に移せることと、衛生的に混ぜられるように大きくて柄も長いさじが付いていること。しかも、このさじで混ぜやすいようにポットの底が球形になっているところに芸の細かさを感じました。
ところで、大々的に「カスピ海ヨーグルトコーナー」を展開しているお店でも、肝心の種菌は買うことが出来ません。法律上の問題で、こんなに活性の強い菌は食品として売れないんですよね。もうちょっと具体的に言うと、呼吸の出来る状態(=密封されていない状態)で店頭に並べられない…ということだそうですが。売り場においてあったチラシによると、NPO法人「食の安全と健康ネットワーク」からフリーズドライの種菌を入手できるのだそうです。フリーズドライで大丈夫なら、店頭でも売れそうな気がするんですが。
入れ物が変わっても、作り方まで変わるわけではありません。ただ、新しいポットには細かいメッシュの入った開閉可能な空気抜きの穴が付いているので、取り扱いは非常に楽になりました。
ただ、2週間ぶりくらいに作ったことで大きく変わったことが一つありました。それは、牛乳がヨーグルトになるまでに必要な時間。一晩中室内に放置しても全然ダメで、とりあえず冷蔵庫の中に戻すことにしました。職場から帰ってすぐに冷蔵庫から出し、寝る時間まで出しっぱなしにしてようやくヨーグルトが出来上がりました。ここまで通算約12時間。これからは、出勤する前に仕込んで、家に帰ってからもしばらく待つ必要がありそうですね。ずいぶん気温が下がってきたな…とは思っていたのですが、乳酸菌は実に繊細です。
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