数字入力のプロフェッショナル

予定通りのモデルチェンジ

レッツノートシリーズの2003年秋モデルは今月中旬に登場することになりました。CPUを超低電圧版Pentium M-1GHzに強化した以外にはハードウェアには特に変更はありません。ウイルス対策ソフトが付属し、最新のMicrosoft Office 2003の入ったモデルも登場するなど、昨今の情勢にも対応した概ね予想通りの商品展開です。

Pentium Mの動作周波数と動作電圧

これまでは、より高クロックのCPUを採用したモデルが登場しても「その分消費電力も増えるんだからいいことばかりではない」と思っていたんですが、Pentium M(Centrino)の場合はちょっと事情が違います。というのも、負荷に応じて周波数と電圧を多段階に変化させ、同じ仕事は同じ動作周波数でこなすPentium Mの場合、最高周波数が上がってもそのときの動作電圧が変わらないのなら、同じ周波数での動作電圧が下がり結果的に省電力になる(CPUの消費電力は「動作周波数」と「動作電圧の2乗」に比例しますから)…という可能性が出てきます。つまり、高クロックのモデルほど省電力性能も高いはずなんです。特に入手を急ぐのでなければ、迷わず新モデルを待ちましょう。

買い物のきっかけ

何を思ったか、最近簿記を勉強しています。簿記というのはそもそも「帳簿記入」の略で、金銭の出し入れを厳密に記録するための手法ですね。企業の会計の記録には一定のルールが決められていて、そのルールを覚えておけば企業の経営状態を公開されているデータから正確に掴むことができます。せっかくですから資格も取っておきたいですね。今の職場からリストラされたときに備えて、ちょっとでも手に職を付けておこうと思っ…たわけでもないんですが。

簿記の勉強をしていて気が付いたのが、我が家にはまともな電卓が一つもないということ。計算するだけならパソコン上で電卓のアクセサリやExcelを起動すればできるんですが、ちょっとした足し算、引き算でわざわざこれを持ち出すのはあまりに面倒です。携帯電話には電卓機能が内蔵されているんですが…。そこで、新しく一つ買ってくることにしました。簿記検定でも試験中の電卓の使用は認められていますしね。

CASIO MZ-12

当然の発想?

早速電気屋で買ってきた電卓がこれ。カシオ計算機のMZ-12という製品です。卓上電卓としてはちょっと小振りな12桁表示の製品で、電卓の老舗らしいしっかりした作りに好感が持てます。小さくてもちゃんと「00」キーや一文字訂正キーがあったり、税金計算ができたりするのもいいですね。

MZ-12背面のUSB Mini-B端子

ただ、このMZ-12は単なる電卓ではありません。背面を見るとどこかで見たことのあるマークと小さな端子が装備されています。これはUSBのmini-B端子。パソコンと付属のUSBケーブルで接続するとテンキーとしても使えてしまう「テンキー電卓」なんです。パソコンに接続したときは、単に数字を入力するテンキーとして使うだけではなく、電卓として使い計算結果をパソコンに転送することもできます。

USBケーブルの収納

USBケーブルは使わないときには電卓の内部に収納できるようになっていますから、持ち運びも簡単です。ただ、製品にはケースは付属していませんから、どこかでちょうど良いものを探してこなくてはなりませんね。ちなみに、USBケーブルがつながっているときはバスパワー供給で動作し、単独で動作するときには太陽電池で動きます。

電卓もテンキーボードも数字を入力するのが専門の道具ですから、1台で兼用してしまおう…というのはある意味当然の発想ではあります。でも、それが実現したのはUSBという汎用のインターフェースが広く普及してきたからですよね。ドライバにはWindows標準のものを使うので、セットアップも実に簡単。赤外線通信ポートのときと同様、つなぐだけで自動的に機器が認識されてドライバがインストールされます。

さすがは電卓屋…ですが

先にも少し触れましたが、電卓としてのデキは良く、非常に満足しています。プラスチック製のキーが結構お気に入りで、これはかなりのスピードで数字を打ち込んでもしっかり追従してくれます。キーの連打性についてはパソコンのキーよりも上のような気がしますね。このあたりは電卓メーカーの一日の長でしょうか。

そして、この使い心地がそのままパソコンのテンキーとしても使えるところがこの製品の最大のポイントになるわけです。ただ、ちょっと気になったのは電卓モードとテンキーモードでキーの割り当てが変わること。電卓モードで「+」として使っている大きなキーがテンキーモードでは「Enter」キーになり、代わりに左上の「+/?」キーに「+」の文字が割り当てられるんですが、つい大きな「+」キーでプラスの文字を入力しようとしたり、「Enter」のつもりで「=」を打ってしまったりします。このあたりは慣れが解決してくれる問題でしょうけど。

外付けのテンキーが威力を発揮するのは、ノートパソコンでExcelなどに大量に数値を打ち込むとき(だからこそこのコーナーの記事になっているわけで)だと思うんですが、私はデスクトップでも活用したいところです。というのも、私は普段電卓を左手で打つものですから、テンキーが左側にあった方が打ちやすいんです。根本的に左利きだからなのでしょうか。


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