11月28日から、auの「ブロードバンドケータイ」サービス・CDMA 1X WINが開始されました。cdma2000 1xEV-DO方式により最大2.4Mbpsの通信を提供するこのサービスですが、ちょっと予想外のことがいくつか起こっています。EZwebの定額制サービスが提供されたことは驚きでしたね。電話型端末にパソコンなどをつないでも2.4Mbpsの通信が利用できないのは期待はずれです…これについてはおそらく将来的に解決されると思いますが。
しかし、最も予想外だったのは、私の住んでいる浜松でも来年3月までには2.4Mbpsの通信が可能になる予定(これについてはこちらもご覧ください)であること。比較的早いと予想はしていましたが、それにしても早すぎます。まあ、1日1万台の普及ペースで猛追しているNTTドコモのFOMAを振り払うためにはこのくらいの気合いが必要ですが。
先週は野球のお話でしたから、今週はサッカーのお話から入りましょう。Jリーグ1部・第2ステージの優勝争いは、最終節となる今週末まで混戦が続き、昨日の試合前の時点で4チームに優勝の可能性が残されている…という状態になりました。唯一自力優勝の可能性があったのがジュビロ磐田。ステージ前半は調子の出なかったジュビロも、気が付けばこんな位置に。さすがは百戦錬磨、「勝ち方」を知っています。
昨日は横浜Fマリノスとの試合をテレビ観戦しました。ジュビロが開始早々に先制。しかもそのあとFマリノスに退場者が出て一人多い状態での試合になりました。しかし、Fマリノスは後半に追いつき、さらにロスタイムに入ってから逆転しての勝利。この時点でジュビロの優勝は消滅しました。さらに、これで勝てば優勝…となった鹿島アントラーズもロスタイムに追いつかれて引き分け、結局第2ステージを制したのはFマリノスでした。まさか、こんなに最後の最後までもつれるとは思っていませんでしたね。これがあるからスポーツ観戦はやめられません。まさに筋書きのないドラマです。
ワールドカップでも監督を務めていたFマリノスの岡田監督は、「ただ勝つだけではなく良い試合をしたい」と話していましたが、昨日は退場でケチを付けたもののそのあとは見事に挽回しましたね。これでFマリノスは昨年のジュビロに続いて両ステージ制覇の完全優勝。これまでジュビロとアントラーズの2強状態が続いていたJリーグの勢力分布に大きな風穴を開けてくれました。今年もチャンピオンシップがないのは残念ですが。
来季2部落ちとなる2チームも決まりました。こちらも最終節の結果次第で3チーム中2チームだけが1部残留…という、ある意味優勝争い以上にシビアな争いになっていましたが、残ったのは今シーズン昇格してきた大分トリニータ。そして、ベガルタ仙台と京都パープルサンガが2部へ行きます。代わって1部に上がってくるのは、昨年落ちたサンフレッチェ広島と、初昇格となるアルビレックス新潟。来季はどんな試合を見られるんでしょうか?…楽しみにしておきましょう。
見ていると、1部に定着しているチーム、2部で苦戦しているチーム、そして2部で優勝争い、1部では残留争い…というチームの3グループが形成されてきたような気がします。各チームの成績や資金力で戦力差が生まれてしまうのは仕方ないところなんですが…これはドラフト会議でもしなくてはダメなんでしょうか。
さて、Jリーグといえば忘れてはならないのが、試合結果を予想して最大1億円が当たるかも知れないtotoなんですが、こちらも今年はこれで最後です。昨日の試合については、今年から導入されたtotoGOALのみが行われました。この第108回の1等は23,093,571円。totoGOALでは、「1等1億円」や「1等該当者なし」もあり、常に1等は7桁以上の金額になっていましたね。やはりtotoよりは難しかったようです。私も何度か買ってみましたが、結局一度も当たりませんでした。
totoGOALも含めて様々な販売促進策を打ち出してきたtotoですが、結局今シーズンの売り上げ総額は昨シーズンの半分以下の約203億円。理由はいろいろ考えられるのでしょうけど、結局のところ日本人がtotoに、Jリーグに、さらにはサッカーに飽きてきたのかも知れません。小手先の販売促進策よりも、サッカーの試合そのものを面白いものにするしかないのだと思います。
そんな意味では、今年のFマリノスの試合は確かに面白くて、今後に期待できそうです。ただ、10人で戦う試合がちょっと多すぎた気はしますが。いくらスリリングでも、退場者が出る試合はちょっと褒められたものではありませんよね。
ところで、北海道・旭川ではフィギュアスケートのNHK杯が始まりました。私にとってウィンタースポーツのシーズンはこれで始まる…と言っても良いかも知れません。昨年の女子シングル優勝者、恩田美栄選手が今年はひと味違う演技を見せました。高さのあるダイナミックなジャンプが持ち味の彼女が、今年は演技としての表現力の向上に取り組んでいるのだとか。
昨日のフリー演技での恩田選手は、得意のジャンプでもう一つ切れの良さが見られなかったものの、何とか3位に入賞。結果的に表現力の点数に救われた形でしょうか。きっと彼女の方向性は正しいと思うんですよね。採点自体が表現力重視になってきているらしいんですが、それを抜きにしても、ジャンプと違って表現力には失敗がまずありませんから。
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