先週は、携帯電話の新製品がちょっと気になった週でした。auからは2代目ターンタイプ端末・A5502Kが、NTTドコモからは「すんげぇFOMA」第1号となるF900iが発売されました。どちらも、私が乗り換えを目論んでいる端末の一つです。ドコモショップもauショップも自宅のすぐ近所にあるので、ちょっと見に行ってきました。
A5502Kは、写真などで見た雰囲気どおりのなかなかカッコいい端末ですが、手に取るとかなり大きくて、しかも見た目相応の重さがあります。閉じたままかなりの動作が行え、開く動作を上手く活用しているところはA5305K譲りですね。これでCDMA 1X WIN対応ならほぼ完璧なんですが…。
一方のF900iは、A5502Kと同じくらいのボリューム感を感じる…つまりかなり大柄なんですが、ずいぶん軽く感じます。曲面で構成された造形、独特なボディ色設定も悪くないとは思うんですが、今ひとつ高級感に欠ける気がしました。とりあえずは、NTTドコモから他の900iシリーズがもう少し出そろうまで様子見…ということになりそうです。
この前の盛岡からの帰り道は、東北新幹線を上野駅で降りました。このときに限らず、JR東日本の新幹線(種類がずいぶん増えましたよね)に乗って帰ってくるときはたいてい上野駅で降ります。最大の理由は「秋葉原に寄りたい」ということ。ちょうど東京と上野の間にありますよね。私にとっては、東京では絶対外してはいけないポイントの一つです。
しかし、秋葉原に行かないと決めたときでも上野で降りることがあります。実は、こうするとちょっとだけ安く上がるんですよね。上野駅で降りると、東京駅まで乗ったときと比べて特急料金が400円安く設定されています。まあ、全部で数千円のうちの400円ですから、何だかケチるのも恥ずかしい気もしますが。疲れているときには東京駅まで新幹線で行きますし、逆に元気いっぱいの時には上野駅で降りて秋葉原まで歩く…なんてこともあります。
上野駅を広小路口から出るとすぐ右手に、こんなものが建っています。高度成長時代に東北から東京に集団就職で出てきた子どもたちを歌った曲、「ああ上野駅」の歌碑ですね。駅の構内には、行ってきたばかりの盛岡ゆかりの歌人・石川啄木の「故郷の 訛なつかし」で始まる有名な短歌の歌碑もあります。昔から、上野駅は北の玄関口として、東京とふるさとをつなぐ象徴的な存在だったんですね。
建物は新しくなり、新幹線は東京駅に乗り入れるようになって北の玄関口としての役割も薄れたのかも知れません。それでも、中央改札をくぐって、上越、東北、常磐の各線のホームが縦に並んでいるのを見ると、「ああ上野駅」や啄木の歌の心はまだ上野駅のどこかで生きているような気がします。
上野が北の玄関口なら、昨年10月に開業したばかりの新幹線品川駅は新しい南の玄関口…でしょうか。この前、東京に行く用事があって初めて利用しました。この駅のおかげで渋谷方面に出かけるのは楽になりましたね。仕事で出かける方々にとってはもちろん、渋谷の東急ハンズがお気に入りスポットである私にとっても嬉しいところです。余談ですが、地図を見てみると品川駅の所在地は品川区ではなくて港区なんですね。まあ、駅のすぐ南側は品川区ということで、東海道本線舞阪駅の場合とよく似たパターンではありますが。
品川駅について他によく聞く声が「空港に行くのが楽になった」というもの。それも国際線の話ばかりなんですよね。東京駅の方が成田空港には近いはずなのに…と思いながらさらに聞いてみたところ、「成田エクスプレスに乗るのが楽でしょ?」とのこと。言われてみれば、東京駅から成田エクスプレスへの乗り換えは、長い通路を歩かされた上に地下深くに潜る…ということになり、重い荷物を引きずった海外旅行組にとっては過酷な道のりです。確かに、品川駅ならすぐ隣に着きますから、歩く距離はかなり短くなります。
品川駅からは、上野駅のような情緒は感じませんね。ビジネスマンのための駅…というクールな印象を受けます。そう言えば、品川駅のホームに降りたとき妙に殺風景に感じたんですが、新幹線ホームには、幅が足りなかったために売店や待合室が全く設けられていないのだそうです。
品川駅の場合、上野駅とは違って特急料金に東京駅行きとの差はありませんから、純粋に乗り継ぎなどの便の良さが利用条件になります。ただ、東京駅で乗るなら自由席に座れるのに、品川駅から自由席に乗ると座れないということはありますよね。お疲れの帰り道にどうしても座りたいから…と指定席券を買ったら、その分高く付いてしまうかも知れません。
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