2004年5月23日(日)
予定通りだったんですが
特別企画「浜名湖花博レポート」の2回目。実は、ずいぶん前からこの日に出かけることは決めてありました。ところが、当日になってみると天気は雨。それも、窓に激しく打ち付ける雨音で目が覚めてしまうくらいでした。それでも、せっかく空けておいた予定だし、そのうち雨も上がるかも知れない…と期待しながら、予定通り出掛けてみることにしました。
五箇山紀行・花博編
どうして悪天候を押してまで強引にこの日に出かけたか?なんですが、これは別に忙しくてこの日しか行く日がなかったわけではなく、ましてやこの日が私の誕生日だったからでもなく、この日行われるステージの催し物で見たいものがあったから。「富山県の日」と銘打って、この前出掛けたばかりの五箇山の民謡が披露されることになっていたんです。
その一つが「麦屋節」。これもこの夏歌う「三つの民謡」の一つですが、生で見聞きするのは全く初めてです。麦屋節は民謡としてはかなりテンポの速い節回しだと思うんですが、舞はどちらかというと整然とした印象を受けます。傘を両手でくるくる回しながら舞う姿が有名ですね。
そして、もう一つは「こきりこ」ですね。こちらは「こきりこ唄の館」などでビデオ上映と生歌を体験してきましたが、ライブで舞を見るのは初めてです。こきりこの歌は雅楽の香りもほのかに漂うゆったりとしたものですが、ささらを鳴らして足を高く上げて舞う姿は意外にダイナミックですね。
まさに対照的な二つの民謡を楽しむことができました。どちらも本来は秋祭りで舞われるのですが、それを自分たちで歌うよりも前に、しかもすぐご近所で見ることができたのは幸運でした。
咲いていたのは傘の花
「富山県の日」が行われていた「のたねステージ」はテントの下にありますが、横から吹き込んだ雨で結構濡れてしまいました。雨は時々やむこともあったんですが、時にはものすごい勢いで叩き付けてきて、とてもじゃないけど屋外の花壇を見る状態ではありませんでした。それなら屋内のパビリオンを……と思いましたが、考えることは皆同じで、どこに行っても入り口には長い行列ができていました。結局、一番たくさん見たのは傘の花だったかも。
結局、屋外の花壇を一回りすることにしました。先月も通り抜けた百華園では、花がかなり入れ替わっていたようですが、一番元気だったのはアジサイの花でしたね。赤、青、紫…やっぱり雨の似合う花です。来月あたりが見頃になるのでしょうけど。
午後1時過ぎに遅めの昼食を取った後、家に帰ることにしました。さすがにこんな天気の日は花博を楽しむのには向いていません。全期間入場券を持っているから「また来ればいいや」と思える…ということもあるんですけどね。また近いうちに、今度はできれば平日に行きたいと思っています…人気スポットを攻略するにはこれしかない!と思っているので。
今日のアクセス
自宅?【自家用車】?国道152号線?雄踏バイパス?雄踏駐車場(駐車料金1,000円)?【シャトルバス】(無料)?会場
今回も自家用車で会場に向かいましたが、ちょっとルートが違います。前回停めた庄内駐車場と並んで一般車が駐車できる、雄踏(ゆうとう;読み方はそのまんまなんですがちょっと読みにくいですね)駐車場に向かいました。市街地中心部から雄踏に向かう雄踏バイパスも、花博に合わせて開通したばかりです。雨降りの日だというのに、駐車場にはたくさんの車が来ていました。こんな日でも観客は4万人弱だったとか。
会場まではシャトルバスで約10分。ただ、庄内駐車場からの道路がほぼ専用道路に近い状態になっているのと比べると、こちらのバスは結構交通量の多い道路を通るので、渋滞などの影響があるかも知れません。雄踏駐車場の広さが庄内駐車場の3分の1しかないことも含めると、どちらに行くのも手間が変わらない方には庄内駐車場をおすすめします。
今日のお食事
花博会場での「世界味めぐり」を目指している私ですが、今回の昼食はタイ料理のスタンドで「ガパオ」というのを買ってみました。ハーブと一緒に炒めた肉と野菜をご飯の上に載せた、タイ風の肉丼と言ったところでしょうか。
東南アジアの料理らしくピリ辛の味付けがしてありますが、それでも辛すぎることはなく、非常に美味しくいただくことができました。甘~いグァバジュースの缶とセットだったことも効いているとは思いますが、それ以上に花博会場で出されているものは日本向けに味付けをかなりマイルドにしてあるのでは?と思いましたね。
そして、これとは別にもう一つとんでもないものを見かけました。それがこの「うなぎドッグ」。その名の通り、うなぎの蒲焼きをホットドッグのようにパンの間に挟み込んだものです。いくら浜名湖名産だとは言え、それはあまりに無茶苦茶では?と思いつつ、気が付いたら400円(税込)を払って買っていました。
見た目では思いっきり違和感を感じる食べ物なんですが、これに辛子マヨネーズを付けて食べてみると、弾力のある歯ごたえは意外なくらいホットドッグに似ています。蒲焼きそのもののうなぎの味付けも、パンと一緒に食べてみるとどことなくテリヤキバーガーを連想させて、すんなり受け入れられてしまいます。ちょっと新しい世界を体感できる食べ物でした。
今日のお土産
博覧会と言えばやっぱり外せないのはキャラクターグッズですよね。浜名湖花博のメインキャラクターは「のたね」。「?の種」の意味で、名付け親はあの秋元康氏なのだとか。浜名湖花博の公式Webサイトには、秋元氏書き下ろしの感動の(?)バックストーリーも公開されています。お暇ならご一読を。
今回は、この「のたね」のマスコットが付いたキーホルダーをご紹介しておきましょう。花博のロゴマークの入った透明アクリル板も付いてます。これで367円(税込)というのは、期間限定のキャラクターグッズとしてはまあまあお買い得な気がします。早速自動車のキーにぶら下げて持ち歩いているところです。流行ものですから、旬のうちに使っておかないと。
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