FF、終わりません。
前回ご紹介したとおり、iアプリ版「ファイナルファンタジー」を4月1日から始めました。少しずつ進めてはいたんですが、結局4月中にクリアするところまでは行けませんでした。ファミコンでプレイした頃のことを思い出してみると、進行度はちょうど半分くらいといったところでしょうか。昔とは違って、なかなかRPGに没頭できる時間を作るのは難しいです。
前にも触れているとおり、iアプリ版「ファイナルファンタジー」をプレイするためにはスクウェア・エニックスの公式サイトに会員登録をしておかなくてはなりません。そこで、100円コースの追加登録をした後で、iアプリをダウンロードするために登録した500円コースの登録を解除しておきました。こうしておけば月額100円でゲームを楽しむことができます。しかも、着うたや待ち受け画面などをダウンロードできるポイントが毎月100ポイント貯まっていきますから、これも利用できます。
ついに来た使い放題
以前から噂になっていたFOMAの定額制通信プランが「パケ・ホーダイ」として正式発表され、いよいよ6月1日から開始となります。月額4,095円(税込)の業界最安値でiモードの通信が使い放題になること、利用者はプラン67以上の通話プランの利用者に限られることは、いずれも先行して報道されたとおりです。それにしても、このネーミングはもうちょっと何とかならなかったんでしょうか?……まあ、「テレホーダイ」などとの命名の一貫性は感じますが。
パケ・ホーダイは、auのCDMA 1X WINのように新しい通信設備、新しい端末が必要なわけではなく、全てのiモードが利用可能なFOMA端末で利用可能です。通信設備側のソフトウェアの運用により定額制を実現するのだとか。ただし、回線が混雑してきたときにはパケ・ホーダイ利用者が先に通信制限を受ける場合もあり得るのだそうです。
また、これに合わせて従来のパケットパックも定額料金が変更されました。私がこれまで使っていた「パケットパック40」は「パケットパック30」に衣替えとなり、定額料金3,150円でパケットあたり料金が0.0525円(いずれも税込)になります。……総額表示もこんな場合には見た目をややこしくするだけですね。こちらはパケ・ホーダイよりも1ヶ月先行して今日からスタートしています。
「プラン67以上」の足枷
前回も使った3月の利用実績を使って、料金プランを変えた場合の利用料金を試算して比較してみることにしました。まずは結果をご覧ください↓。
(合計以外の価格は税抜き) | パケ・ホーダイ | パケットパック30 | パケットパック60 | |
---|---|---|---|---|
前提 | 音声通話 | プラン67 | プラン39 | プラン39 |
6,700円 (無料通信4,050円分) |
3,900円 (無料通信750円分) |
3,900円 (無料通信750円分) |
||
パケット割引 | パケ・ホーダイ | パケットパック30 | パケットパック60 | |
3,900円 (iモード使い放題) |
3,000円 (無料通信3,000円分) |
6,000円 (無料通信6,000円分) |
||
パケット単価 |
iモード以外は 0.2円/128バイト |
0.05円/128バイト | 0.02円/128バイト | |
実績 | 通話料 | 97円 | 115円 | 115円 |
デジタル通信料 | 26円 | 30円 | 30円 | |
パケット通信料 | 8円 | 2円 | 1円 | |
iモード通信料 |
0円 (70,833パケット) |
3,542円 (70,833パケット) |
1,417円 (70,833パケット) |
|
デュアル ネットワーク 通話料 |
48円 | 56円 | 56円 | |
デュアル ネットワーク iモード通信料 |
15円 | 15円 | 15円 | |
通話・通信料計 |
194円 (翌月繰越分3,856円) |
3,760円 (無料超過分10円) |
1,634円 (翌月繰越分5,116円) |
|
iモード情報料 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | |
iモード基本料 | 150円 | 150円 | 150円 | |
留守番電話 | 300円 | 300円 | 300円 | |
デュアル ネットワーク |
300円 | 300円 | 300円 | |
利用料試算 | 12,332円 | 8,898円 | 12,038円 |
※利用料試算には5年以上の長期継続割引(-15%)、デュアルネットワーク+留守番電話のセット割引(-100円)およびeビリング割引(-100円)を適用、消費税5%を含む。
結果を見るとわかるのが、パケ・ホーダイを利用すると割高になってしまうこと。5,000円以上も無料通信分が余ってしまう「プラン39+パケットパック60」の試算よりもさらに高くなってしまうんです。これは、パケ・ホーダイが有利になるほど大量のiモード利用をしていないことが一つの理由にありますが、それ以上に大きいのがiモード以外の利用でプラン67の無料通信分を全然使い切れないことです。
iモードだけでなくそれ以外の通信……つまり音声通話やテレビ電話、パソコンなどとの接続による通信も多用する人にとっては、パケ・ホーダイが最も経済的になる可能性があります。見方を変えると、パケ・ホーダイは音声通話などを大量に使ってくれる優良顧客への「ご褒美」という意味合いが強いのかも知れません。私のようなほとんどiモードしか使わないユーザーにはまだ使わせてもらえないようです。
もしも「プラン39+パケ・ホーダイ」が可能になれば、使い放題になることで利用形態が変わってくることも含めて状況がもう少し変わる可能性がありますが、少なくとも私の場合現状では「プラン39+パケットパック30」で利用するのが最も経済的な方法のようです。
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