2004年6月17日(木)
予告通りに行ってはみたものの
前回予告したとおり、今回は梅雨の晴れ間を狙って、平日に半ば強引に有給休暇を取って出掛けてみました。平日に出掛けた狙いは、混み合っていない会場で人気のある展示をゆっくりと見ることだったんですが、実際に行ってみるとそんな私の目論見は見事に崩れ去りました。正面ゲート前にはたくさんの観光バスと人の波。平日でも花博はやっぱり大盛況なのでした。
今回、結構目に付いたのが制服を着た生徒さんたち。ひな壇に乗って記念写真を撮っているのも見かけました。学校行事として来るのなら、確かに来るのは平日になります。それ以外の人たちは、普段お勤めしていない年齢層の高い人が多いのかな?と予想していたのですが、実際はそうでもありませんでした。小さいお子さんを連れた家族連れも見かけました。
考えてみると、私たちみたいに近所から来る人はともかく、本来国際博覧会に出掛けるのは一大イベント。何ヶ月も前から計画して、それこそ仕事を休んで、多少の雨でもあきらめず見に来る…という方が当たり前なのかも知れません。ちなみにこの日の入場者数は27,018人。前回のどしゃ降りの日曜日よりは少なかったんですが、それでも私にとって期待外れの人出の多さであったことは間違いありません。
きらめきタワーに登れ!
それでも、わざわざ来たんですから目的のひとつくらいは達成して帰りたいものです。今回ターゲットにしたのが、会場の中心にそびえ立つ展望塔のきらめきタワー。遠くから見ていると四角い箱が立っているようにしか見えない地味な建物なんですが、近づいてみると外壁はパンチメタルの剥き出しで、一応名前通りに「きらめいて」いるタワーです。
このきらめきタワーは、おそらく花博の常設展示の中では入るのに最も手間がかかる施設でしょう。入場券が1日に3回販売され、チケットに指定された時間帯に改めてタワーに集合する…という形になります。ちょっと出足が遅れてしまったせいで最初のチケットは買えず、11時半からの販売のために30分間並び、手に入ったのは13時からのチケットでした。
このチケットを持って12時50分頃に行くと、先着順に14人ずつのグループに分けられて(花博マークのスタンプの色で区別しています)、順番にエレベーターで上ることになります。展望フロアで15分くらい経つとグループが呼び出され、降りてくることになります。何だか窮屈なスタイルですが、エレベーターは1基しかありませんし、展望フロアの面積も広くありませんから、このくらいの入場制限をしなくては常時パニックになること確実でしょう。
展望フロアの高さは50m。12?13階建てのビル程度の高さで、展望塔としてはそれほど高くはない気もしますが、周囲に高い建造物が全然無いので見晴らしは良好です。また、この程よい高さのおかげで、下を歩いている人たちの様子がよく見えるのも面白いですね。展望タワー好きの私にとっては楽しめましたが、入るまでの手間を考えると誰にでもお勧めとまでは行かない微妙なところかも。
もう一つ触れておきたい意外な効果は、会場に来ている見知らぬ人たちと会話する機会ができたこと。最初にチケットを買うために並ぶとき、その後タワーに入るまでの時間待ち、エレベーターで上るとき、降りるとき…と、ずっと同じ人たちと行動することになります。記念写真のシャッターを押し合ったりして、気が付くとお互いちょっと顔なじみになってしまうわけです。
6月の花も綺麗です
もちろん、花もちゃんと見てきました。6月の花と言えばやっぱりアジサイで決まりでしょう。前回から少し見かけたんですが、どこに行っても様々な色のアジサイが咲き乱れているのを見ることができました。日差しが強かったせいか、ちょっとお疲れの様子に見えましたけどね。
そして、もう一つこの時期を彩る花にユリがありますね。こちらも、様々な場所で見ることができました。
単独でも十分華のある花ですが、竹林の下に植えられているのはなかなか涼しげでこれまたいい感じでした。
どちらも、4月のオープン時にはなかった花です。こうして次々に展示を替えていくことによって、何度来ても面白い…という仕掛けになっているわけですね。もちろん、半年間同じ植物の花を見せ続けることは不可能なので、展示は「替えざるを得ない」という方が正確なのかも知れませんが。また1ヶ月くらいしたら見に来てみましょう。どこかで何かが変わっているはずです。
今日のアクセス
自宅?【路線バス】?浜松駅?【直行バス】(片道500円)?会場
今回は、初めて自家用車を使わずに花博会場に行ってみました。浜松駅から直行バスが運行されていて、これに乗ると前回も通った雄踏バイパスを経由して、30分ほどでときめきゲートの脇まで連れて行ってくれます。流れは実にスムーズ。往路の車内では紹介ビデオも流されていました。自分で運転する必要がないことも加味すれば、なかなか快適なルートと言えるでしょう。
運賃は片道500円。ということは往復で1,000円となり、駐車場の駐車料金とちょうど同じです。費用から見ると、浜松駅までの交通費と駐車場までの燃料代を天秤にかけることになりますね。2人以上で出掛けるのなら自家用車の方が経済的で、一人ならどちらもほとんど変わらないことになるのでしょうか。公共交通機関の方が環境に優しいことも考えると、直行バスプランの方が良いのかも知れません。
今日のお食事
韓国、タイと来て、今回の昼食はインドの露店で買いました。インドと言えばもちろんカレー。そしてインドカレーに付けるのはご飯ではなくてやっぱりナンで決まりですよね。さらに、スパイスで真っ赤になった骨付きの焼き鳥、タンドリーチキンもセットになっています。これで1,050円でしたが、巨大なナンのおかげでお腹一杯になれます。
インドの味付けもやっぱり辛いのが基本なんですが…というよりも、今回のシリーズでは辛いものばかり食べているような気がしますが、最初は意外にすんなり食べられるんですよね。そして、食べた後に辛さがじわりと襲ってきます。これがまた快感なんですけどね。…と言いつつ一緒に買ったウーロン茶のペットボトルをラッパ飲みする私でした。
今日のお土産
花博会場には、「浜名湖花博」の名前やマークを配したいろいろな食べ物が売られています。今回は、そんな中から「浜名湖花博いちごチョコ」をご紹介しましょう。「いちごチョコ」と聞くと、ピンク色をしたいちご味のチョコレートを想像する方がほとんどだと思うんですが、こいつはひと味違います。
というのも、丸いホワイトチョコの中にはいちごが丸ごと入っているんです。とはいえ、さすがに生のまま入れるわけにはいかずフリーズドライ処理されていますから、食感はサクサクしています。果物の味がそのまま出ていますから、甘みも極端に強くはなく、一方で酸味が利いていてなかなか楽しい味わいでした。お値段は、70g(10数個)入りのこの小袋で525円(税込)と、いちごが丸ごと入っている割にはお手軽なところです。
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