先週は、車のタイヤがパンクして大変な目に遭いました。最近は雨降りの日が多いので、普段は自転車と電車を乗り継いで通勤している私も仕方なく車で出かけることが多いんですが、その日職場から家に帰ろうとしたら、すでに右の後輪からはすっかり空気が抜けてしまい、ぺしゃんこの状態でした。しかし、タイヤ以上に凹んだのは、車に乗って発進するまでそのことに気が付かず、駐車場から車を少し動かしたところで、変な音と振動を感じて気付いたということ。確かに駐車場は真っ暗だったんですが…注意力散漫としか言いようがありません。
朝職場まで行く間には、特に異常を感じなかったんですが、状況から考えるとこの間に何かがタイヤに刺さったとしか考えられません。自動車用のタイヤはたいていチューブレス構造になっていて、何かが刺さっても急に空気が抜けることはなく、しばらくは走れてしまうわけですが、さすがに気付かずにまるまる一日放置したのでは持たなかったようです。
当然車にはスペアタイヤが載っていますから、これと交換すれば済む話でした。しかし、真っ暗な中で、大きくて重い車を車載の小さなジャッキで持ち上げて、普通乗用車よりも一回り大きなタイヤを交換するというのは結構大変な作業です。しかも車を傾斜した場所に止めてしまったせいで、ジャッキアップの作業もちょっと怖かったので、結局JAFのロードサービスに交換しに来てもらうことにしました。ロードサービスの作業員さんは、修理工場にあるような大きなジャッキで車を持ち上げて、15分くらいでタイヤを交換してしまいました。さすがはプロフェッショナルですね。年会費を払っておけばこれを無料でやってもらえるのですからありがたいことです。
JAFのロードサービスではタイヤそのものの補修はしてもらえないので、帰り道にガソリンスタンドに寄って直してもらうことにしました。エクストレイルのスペアタイヤは通常タイヤと全く同じサイズのものなので、この状態で走ることそのものには特に問題はないんですが、車にスペアタイヤ(として使えるタイヤ)が載っていない…というのは不安ですから。
ガソリンスタンドで、初めてパンクの原因を目の当たりにして目が点になりました。タイヤに刺さっていたのは、幅1cm、長さ3cm、厚さは1mmくらいの鉄片。これが、数mmほど頭を出した状態でタイヤの中に埋まっていました。
おそらく建築廃材か何かの切れ端だと思うんですが、こんな大きなものが刺さってはひとたまりもありません。補修材を何本も詰め込んで一応空気の漏れは止まったんですが、この状態で普通に走るのは精神衛生上よくありません。おそらくまたすぐに空気が漏れてしまいます。結局スペアタイヤは付けたままで、直したタイヤを荷室に積みました。今使っているタイヤは車を買ったときに付いていたものそのままで、もう40,000km以上は走り、かなり摩耗してきていますから、1本買うくらいなら4本一気に交換してしまおうかと思っています。あ?あ、この夏のボーナスが減っていく…。
SSK Worldでは、私の身の回りで起こったいろいろなことが記事になります。その内容は、決してうれしかったり楽しかったりすることばかりではありません。トラブルやアクシデントが記事になることも結構多いような気がします。最近のWeekly SSKでは、これあたりが困った出来事を取り上げた記事になるのかな?と思いますが、「レッツノートのある暮らし」でも結構トラブルを扱った記事がありますし、「自作PCドタバタ日記」に至ってはタイトル自身が既にトラブルの発生を予感させます。
特にWeekly SSKでは週に一度更新という条件を課しているせいか、いつでも何かネタはないか探しているような気がします。そんなときには、たとえトラブルでも大事なネタなんですよね。もしかすると、無意識のうちに「しめた、これでまたネタが増えた」とか思っているかも知れません。…そんなに自虐的な性格でもないと思っているんですけどね。
そんな気持ちでいますから、特にトラブルに遭遇したときには状況を自分でなるべく詳しく記録しておこうと心がけています。こうすることによって、もちろんSSK Worldにはまた記事が増えていきますが、それよりもむしろトラブルの原因を分析して、二度と同じ目に遭わないための傾向と対策ができあがる…という大きな意味があります。どんな物事でも、成功した事例より失敗した事例から学ぶものが多いと思うんですよね。「たまたま」成功してしまうと、その陰にある問題点は隠れてしまいます。
こんな「毎週更新」生活を始めてもうすぐ5年になるわけですが、最近ではトラブルを解決するまでのプロセスをずいぶん楽しめるようになってきました。こうなると、時にはトラブルの発生そのものまで嬉しく思えてきてしまうから不思議です。私よりもさらに頻繁にサイトを更新する、いわゆるブロガーの皆さんの中にはよく似た思考回路を持っている方が多いようですね。
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