富士山に登ったときの記事をご覧いただいた方から、「富士山頂ではケータイは使えますか?」とのご質問をいただきました。確かに高い山の山頂付近では意外にケータイが使えることが多いんですが、富士山の場合はちょっと特別です。といっても全く使えないわけではなく、それどころかNTTドコモとボーダフォンの第2世代回線はシーズン中だけ山頂で臨時基地局を開局しますから、電波状況は至って良好です。
ただ、それ以外の回線の場合は、あれだけ高い山ですからやっぱり難しく、実際に私のFOMA N900iは圏外でどうしようもありませんでした。一緒に登ったおいおしくんのツーカーは電源を入れっぱなしだったせいで山頂ではバッテリー切れで、カメラとしても使えなくなってしまいました。「圏外」状態だと受信できる電波を探すために端末側の消費電力が増えますからね。
今日のテーマは、人間がおそらく一生で最も長い時間を過ごす場所。それはほとんどの人にとって寝床だと思います。床に布団を敷いて寝ている人、ベッドに寝ている人、…他にもいろいろな形があるかも知れませんが、さすがに全く寝ずに生きていける人はいないでしょうから、寝る場所には十分にこだわっても損はないでしょう。
これまでの私の寝床はこのセミダブルベッド。引っ越しのときにもそのまま持ってきたもので、スプリングが堅めの分厚いマットと余裕の横幅のおかげでなかなか快適な睡眠が得られます。枕も低反発ウレタン製の健康枕だったりして、寝ることには意外にこだわっている方かも知れません。
…と、快眠オタクのようなコメントを連ねた私が、このたび新しいベッドを購入しました。しかも、これが「より快適に寝るため」とは全く正反対のコンセプトを持つベッド。寝台の下にスペースを作って収納などに利用するロフトベッドです。
これまで、部屋中に溢れかえったものは少しずつ片づけてきましたが、それでもやっぱり収納スペースが足りません。特に、押し入れにいろんなものを詰め込んだせいではじき出された衣類の行き場がありませんでした。このベッドの下にはハンガーを掛けるためのパイプが2本通されていて、寝床下のスペースは事実上洋服ダンスということになりました。これまでと比べれば使える床面積は少し増えた気がしますが、まだ本格的に片づけていないので乱雑さは変わりません。大変なのはこれからでしょうね。
元のベッドはリサイクルショップに売りました。もともとベッドはリサイクルショップにあまり喜ばれない商品なんですが、前とは別の店で頼んでみたら何とか2,000円で買ってもらえました。使い込んだものですから、この程度の評価があれば上出来でしょう。売れたことはとても嬉しかったですね。というよりも、売れたからこそベッドを新調することができたんですが。
ロフトベッドの寝台の高さは約1.5m。その名の通り部屋にロフト(中二階)が出来たような感じになるわけですが、当然のことながらロフトのあることを前提とした部屋ではありませんから、寝台の上の天井はこんなに低くなります。背筋を伸ばして座るとちょうど頭が天井に着くくらいです。でも、この狭さが意外に落ち着いたりするんですよね。それこそパソコンを持って上がって原稿を書いてみたりして。
ただ、特にこの時期辛いのが、ロフト上が暑いこと。暖まった空気は高いところに溜まるわけですから当然ですよね。まあ、下で扇風機を回せば意外に風が回ってくるので、何とか我慢できるレベルに収まってはいます。掃き出し窓の高さよりは低い場所になるので、窓を開ければさらに風が入ってきますし。
ベッドから下を見下ろすと、かなり高さを感じます。もし寝ている間にここから落ちたら、下がまだ散らかってることも考えるとまず無事では済まないでしょうね。もちろん、ベッドには十分に高い柵が付いていますから、落ちようとしたってそう簡単には落ちられませんが。
この高さのおかげで、一つ改善したこともあります。それは、寝坊をしなくなったこと。と言っても、これはベッドそのもののおかげではなくて、目覚まし時計を下に置くようにしたからなんですが。目覚ましを止めるためには、梯子を下りなくてはなりませんから、身体を動かす間にすっかり目が覚めます。ただし、寝ぼけ眼のままで梯子を踏み外したりしないように気をつけなくてはいけませんね。これでケガでもして仕事を休む…なんて事態になったら、カッコ悪いだけでは済みません。
ところで、肝心の寝心地なんですが、これが意外に悪くありません。それまでの20cm以上もある分厚いスプリングマットとは違い、床板の上に5cmくらいの薄い綿入りのマットが敷いてあるだけなんですが、この堅さがちょうど良いようです。少なくとも、変に身体が沈み込むようなことはありませんからね。
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