夏風邪を撃退せよ!

2枚の回数券

前回に続いて、またも富士登山にまつわるお話から。行きは新富士駅まで新幹線に乗ったんですが、金券ショップで「浜松から新富士まで」と頼むと、こんな風に2枚の回数券を渡されます。「改札には2枚一緒に入れてくださいね」とのこと。言われたとおりにすればちゃんと改札を通れるわけですが、何だか不思議です。しかも、駅で買うよりかなり安くなってるんですよね。

新幹線の自由席に乗る場合、「隣の駅」または「開業当初隣同士だった駅」では特別に特急料金が安く設定されています。これを利用すると、自由席なら浜松駅から新富士駅まで通して乗る(4,300円)よりも一度静岡駅で降りた方が安くなる(2,230円+1,410円=3,640円)んですね。同じやり方で、浜松からだと三島や名古屋にもかなり安く行くことが出来ます。これらの区間が他の区間よりも金券ショップでの割引率が高いのには、こんなからくりがあったんですね。


このところ、暑い日が続いたかと思えば一転して気温が下がったりして、体調管理も難しい日々が続いています。結構難しいのが寝るときの対応。服はどんなものを着るか、布団はどうするか…結構選択に迷うところです。エアコンなどを使って寝室の気温を制御するというアプローチも考えられるわけですが、長時間エアコンの効いた部屋にいると身体がだるくなるので嫌いなんですよね。何か使うとしても扇風機あたりでしょうか。

普段から体調管理には気をつけていたつもりだったんですが、今年はどうも夏風邪に捕まってしまったようです。最初は、喉の奥の方で微妙な違和感に気が付きました。ただ、他の症状が全くなかったので、「ちょっと調子悪いなぁ」と思いながら合唱の練習(今年も年末の第九に向けての練習が始まりました)に参加しました。何だか声の出が悪いな…と思いながらも、抑え気味に歌いながら練習を終えて帰宅しました。帰りには声が枯れ気味でしたが、一晩寝れば治ると思っていました。

翌朝起きてみたら、状況が一気に悪化。ほとんど声が出ない状態になっていました。それでも、体温を測ってみたら36度ちょうどでしたし、他には身体の変調もなかったので仕事に出掛けました。しかし、「おはようございます」と挨拶しようとしても全然声にならないレベルですから、不自由なことこの上ありません。一人でデスクワークをしているだけなら大丈夫なんですが、こんなときに限って電話がいつもより多くかかってきたりします。それでも何とかごまかしながら行くしかないわけですが。


風邪を引いてしまったときには、いかにこじらせず早めに治してしまうかが鍵でしょう。私の場合、「風邪を引いたかな?」と感じた日には、風呂でしっかり暖まり、出たらすぐに1回に小瓶1本を飲みきるタイプの風邪薬を飲んで、さらに強めのドリンク剤を1本飲んでから布団に潜り込み、一晩で汗を出し切って治す…というのが常套手段です。

もちろん今回もこの手で行こうと考えたわけですが、冬ならともかく夏風邪の場合は「布団に潜り込み」のところがなかなか大変です。だいたい、布団なんか被らなくたってどんどん汗が噴き出てきます。しかも、布団を被らずに汗を発散させては身体が冷えすぎてしまってさらに状況が悪くなるかも知れません。それ以前に、湿度が高いために出てきた汗が全然蒸発しなくて気持ち悪い…という問題もあったりしますが。ともかく、汗を吸い取るために長袖のパジャマを着て、布団を被って寝ました。

今回は喉の症状がほとんどだったので、もう一つ試してみたものがありました。それは、合唱団の人に教えてもらった「塗る風邪薬」。現在は大正製薬が販売している「ヴィックスヴェポラッブ」ですね。ずいぶん昔からある独特のタイプの薬で、テレビCMも展開されていましたから存在は知っていました。飲み薬を嫌がる子供に対して使うものだ…というイメージがあって、自分で使うのは初めてだったんですが、喉から胸のあたりにたっぷりと塗ってから寝ると、確かに喉はずいぶん楽になりました。これは効きます。咳のひどい人には特にお勧めです。


鹿島の花火・2004;Windows Media 9形式・320×240pixels・45秒、2.04MB

喉の調子もずいぶん良くなったので、週末は遊びに出掛けました。土曜日・8月7日の昼は1ヶ月半ぶりに浜名湖花博に足を運びましたし、その夜は天竜・鹿島の花火を見に行きました。最近は結構よく足を運んでいる、大音響が魅力の花火です。

花火の破片が降ってきた

河川敷の桟敷席の最前列でじっくりと座って見ることにしました。打ち上げ場所が非常に近いので、煙やすす、ときには花火の大きな破片までが飛んできます。その代わり、頭の真上あたりで華やかで迫力たっぷりの花火を楽しめるわけですが。

ただ、この夜一番困ったのは雨に降られたこと。後半はかなり強い雨の中で見ることになりました。山の向こうではときどき雷の光っているのが見えました。この光り方が、ちょうど花火を見ながら演出しているかのように思えることがあって、これはこれで結構おもしろかったんですけどね。ともかく、帰るときにはすっかりびしょ濡れ。せっかく治りかけた風邪がぶり返さないようにちゃんと対策はしましたが、なかなか治らずに長引きやすいのが夏風邪。気を付けなくてはいけません。


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