ギリシャのアテネで夏季オリンピック大会が始まりました。開会式は土曜日・14日の真夜中に行われましたが、さすがに生中継では見られませんでした。4年前から気になっていた開催国・ギリシャの入場順は、一番最後でした。最初に入ってしまうよりは最後に満を持して出てきた方が会場が盛り上がりますから、順当な選択かな?と思いました。
早速柔道では谷亮子選手が2回連続、野村忠宏選手が3回連続の金メダルを獲得。日本選手の金メダルはこれで通算100個となりました。二人とも「金メダルが当然」と思われている状況で実際に獲得できるのがすごいところだと思います。しかも、テレビで生中継を見ていても全然負ける気がしませんでした。過去の金メダル獲得の経験が彼らの自信となって、私たちが傍目から見てもわかるようになっていたのかも知れません。
水曜日・11日に槇原敬之のニューアルバム「EXPLORER」がリリースされました。このアルバムでは、あの「世界に一つだけの花」のセルフカバー版が収録されていることが話題になっていますね。他には鈴木雅之に提供した「Boy, I’m gonna try so hard」もセルフカバーで収録されています。
特に「世界に一つだけの花」がいつセルフカバーされるのか(彼自身が一度も歌わないとは思えなかったので)、私はずっと注目していました。SMAP版が爆発的に売れている時期には沈黙を保ち、センバツの入場行進曲に使われるなどの大ブームも一段落した後、それでもまだ記憶が消え去ってはいないこの時期に発表した…というのは、マーケティング面を重視したタイミングの計り方かな?と思ってしまいます。まあ、落ち着いて聴き直すにはちょうどよい頃合いかも知れません。
どちらも元歌を先に聴いていますから、ついつい比較してしまいます。もちろん声質は比べるまでもなく全然違いますが、バックの演奏やコーラスはほとんどオリジナルのイメージを保っています。どちらも元々男性が歌っていた曲なので大幅に変える必要がなかった…ということはありますが、「他のアーティストに提供するからこそベストを尽くした」と語る彼が、セルフカバーで変な小細工をしなかった気持ちはわかる気がします。
それでも、彼自身が歌うとオリジナルとはまた違った世界が広がってくるのが不思議です。彼はカバーアルバム「Listen to the music」も出していますし、トリビュートアルバムにもいくつか参加していますが、誰の曲を歌っても彼独自の世界を見事に展開させています。それができることこそが一流の証だと思いますけどね。
「世界に一つだけの花」ばかりが注目されてしまいそうな「EXPLORER」なんですが、他の収録曲も彼ならではの高いレベルの仕上がりになっています。最近の彼の曲には難しい曲が増えました。それも、音域や歌唱法だけではなく、何より詞が難しいと感じます。最新シングル曲「僕が一番欲しかったもの」でも、詞の内容には実に哲学的なテーマを感じます。アルバムの1曲目を飾る曲は「優しい歌が歌えない」ですが、最近の彼は「易しい歌」をなかなか歌ってくれません。
そんな彼の曲を聴いていると時々思い出すのが、一時期思いっきり屈折した曲を出していたMr.Childrenのこと。ただし両者には決定的な違いがあります。当時のMr.Childrenからは欲求不満のようなものを感じて、その後彼らは休養→復帰という道筋をたどって元通りになった(ような気がする)訳ですが、槇原敬之の場合には謹慎(?)→復帰の後吹っ切れた…というよりも悟りを開いたような印象を受けます。今後の彼はきっとこんな調子で続けていくのでしょう。
ただ、そんな難しい詞、難しい曲でも聞く側にはとことんポップな印象を持たせるのが彼の真骨頂ですよね。メロディそのものはもちろんのこと、それを難なく歌いこなす技術、そして声質そのものの持つパワーが合わさって出来上がっているものだと思います。槇原敬之というポップメーカーのすごさをまたも見せつけられてしまった私でした。
先月下旬から、KDDIのauの「ブロードバンドケータイ」・CDMA 1X WINに対応した携帯電話の新製品が登場しています。サービス開始当初の端末にはいろいろな面で中途半端さを感じましたが、今回のラインナップでは弱点をほぼ完全に解消し、さらに上のレベルを狙った製品に仕上がっています。
昨年からauへの乗り換えを含めていろいろと検討を重ねた結果、NTTドコモのFOMA 900iシリーズを使うことにした私ですが、これでまた状況が激変したと感じています。NTTドコモからauに乗り換えるのなら、今の端末を何ヶ月使ってるのかは全く関係ありませんからね。またも浮気心が起こってきました。困りましたねぇ…。
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